住まい 住まい
2019年04月21日 19:30 更新

簡単にできる! 虫よけ対策のアロマスプレーの作り方

アウトドアが楽しみな季節には、虫刺され対策が必須。小さな子どもでも使える自然素材のアロマスプレーの作り方を知っておくと便利です。「難しそう……」と思われがちですが、意外と簡単であっという間に作れちゃいます。

Lazy dummy

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

ピクニックやBBQなど、屋外で遊ぶのには気持ちの良いアウトドアシーズン。自然の中に行くと気分もリフレッシュして良いですよね♪ 我が家はみんな揃ってインドア派なのですが、GWなどは自然豊かな山や川、滝を見に行っては大歓声。マイナスイオンをたっぷり浴びて、心と体が喜ぶのを感じます。GWなどの大型連休には、どこか出かける計画をされている方も多いのではないでしょうか。

アウトドアでの心配事と対策

Lazy dummy

屋外に行くときに心配なことのひとつが、虫刺され。特にこどもは刺されやすく、体調が急変することもあるので何かしらの対策をしておくことが大事です。

■虫刺され対策
・長袖長ズボンを着用
・虫よけ剤
・かゆみ止め

アロマオイルでできる虫よけ対策とは?

Lazy dummy

そんな中注目されているのが、エッセンシャルオイル(精油)を使った虫よけ対策です。エッセンシャルオイル(精油)は、植物の花、つぼみ、種、樹皮、葉、茎、果皮などから抽出した芳香成分。その植物が生きていくうえで必要な香りと作用があります。(殺菌や防虫効果など)とても濃縮された揮発性の液体なので、密閉容器に入れて保管する必要があります。

Lazy dummy

一般的にはアロマオイルという言い方の方がピンとくるかもしれませんが、アロマオイルとは「アロマ=香り」のする油。日本で出回る多くのアロマオイルは、天然の物だけではなく、合成の香料を鉱物油で希釈してできたものを含めてアロマオイルと呼ばれています。

アロマオイルの中でも、植物から取れる天然100%の芳香成分のみのものがエッセンシャルオイル(精油)と呼ばれ、古来から活用されてきました。アロマテラピーで使われるのは、このエッセンシャルオイル(精油)です。

Lazy dummy

エッセンシャルオイル(精油)の中には害虫が嫌う芳香成分を持つものがあります。それを活用してアウトドアにぴったりのアイテムを作ることができます。殺虫効果というよりも虫がにおいを嫌がって避ける効果のため、穏やかに効いてくれます。

アウトドアに使いたいエッセンシャルオイル(精油)

Lazy dummy

1つの植物から抽出されるエッセンシャルオイルは、たくさんの成分からできています。アウトドアで活用したい防虫成分の代表は「シトロネロール」「シトロネラール」という成分。これらの成分が入っているエッセンシャルオイル(精油)をピックアップしてみましょう。

Lazy dummy

■シトロネラ

虫よけの代表選手シトロネラは、イネ科の植物ですが香りは柑橘系。産地であるスリランカは気温が高く、雨季もあるため虫が多い地域。シラントロは、古くから虫を寄せ付けない植物として生活に取り入れられてきました。名前からもわかるように「シトロネロール」「シトロネラール」が多く含まれています。


■レモングラス

シトロネラと同じくイネ科の植物。名前の通りレモンに似た香りがします。原産地はインドやスリランカ。こちらも古くより虫よけ植物として用いられたり、食材として活用されてきたりしました。「シトロネロール」が含まれています。虫よけの他に疲労回復、筋肉痛、消臭などにも。

Lazy dummy

■レモンユーカリ

レモンユーカリは、オーストラリア原産のフトモモ科の植物。虫よけアロマとしてはこちらも有名で、名前の通りレモンに似た香りがします。「シトロネラール」が多く含まれています。虫よけの他に疲労回復、筋肉痛、消臭などにも。

Lazy dummy

■ラベンダー

エッセンシャルオイル(精油)の中でも人気の高いラベンダーは「カンファー」など、虫が嫌う成分が含まれ防虫にも用いられています。ラベンダーのパワーはとにかく万能と言われるくらいあらゆるところで活用でき、その中でもリラグゼーション効果や肌トラブルのサポートは高く、アウトドアの時の日焼けや虫刺され、かゆみを和らげる助けをしてくれます。

Lazy dummy

■ゼラニウム

ゼラニウムはガーデニングでも人気の多年草ですが、独特の香りがあります。「シトロネロール」を多く含み、防虫植物としてヨーロッパの方では窓際に飾ったりしています。蚊を寄せ付けない植物として知られる「蚊連草」は、ゼラニウムとシトロネラを交配して作られたと言われています。見た目はゼラニウムに近く、強い香りがあります。

虫よけアロマスプレーを作ってみよう♪

アロマスプレー作り方

エッセンシャルオイル(精油)の使い方はいろいろありますが、スプレーがとても使いやすく、お出かけ時にも持ち運びやすいのでおすすめです。アロマスプレーは作り方を思えておくと、用途別にエッセンシャルオイル(精油)を選んでさまざまなシーンで大活躍しますよ。

アロマスプレー作り方

■材料(50mlくらいの容器分)

・精製水 45ml
・無水エタノール 5ml
・エッセンシャルオイル(精油) 10滴
・スプレー容器

■作り方

容器に無水エタノール、エッセンシャルオイル(精油)、精製水を入れてよく混ぜる! これだけです。

※無水エタノールの代わりに、アルコール度数の高いウォッカなどでも代用できます。エッセンシャルオイル(精油)は水に溶けないので、エタノールで混ざりやすくします。もしアルコールが肌に合わない場合は、入れなくても大丈夫ですが、混ざらず分離してしまうので、使う直前によく振ってスプレーしてください。肌に直接つける場合は精製水が望ましいですが、そうでないときには水道水でも構いません。

※保存剤は入っていないので2週間程度で使い切る量で作るようにしてください。また香りがしなくなったら、エッセンシャルオイルの成分は揮発してしまっているので、効果はなくなっています。もう1度作り直すようにしてください。

Lazy dummy

エッセンシャルオイル(精油)は、用途や好みに合わせてお選びください。複数のオイルを混ぜる場合は、合わせて10滴になれば大丈夫です。香りの好みは食べ物の好みと同じく、人それぞれ違います。苦手な香りを無理をして使うとストレスになるので、その場合は、同じ効果・効能のある他のエッセンシャルオイル(精油)の中からお好みの香りを探してみてくださいね。

虫よけアロマスプレーを作るときの注意事項

Lazy dummy

柑橘系のものなどは「リモネン」という、プラスチックを溶かす成分を多く含むエッセンシャルオイル(精油)もあります。ガラス瓶か、プラスチックの中でもリモネンに比較的強いもの(アルコール・精油対応のプラスチック容器)をお選びください。ポリエチレンテレフタレート(PET)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)は、比較的強いといわれています。さらに、遮光性のある容器だとベストです。

また、リモネンは肌に付けたまま紫外線に当たると肌が赤くなったりすることがあります。屋外で使う場合は、肌に付けず服や帽子に付ける、日に当たらない場所に付けるなどしてください。

Lazy dummy

エッセンシャルオイル(精油)は、高濃度の芳香成分です。天然成分とはいえ、強い刺激のあるものや、お肌に合わないときもあります。敏感肌の方や高齢者、小さなお子さん、妊娠・授乳中の方、持病のある方はご注意ください。その日の体調によっても、感じ方は変わってくることがあります。使い方は種類や品質、メーカーによってさまざまです。使う前にご確認の上、自己責任でご使用ください。

希釈しているので、肌に付けても大丈夫といわれている濃度ですが、スプレーするときに目に入らないように気を付けてください。赤ちゃんに使っても大丈夫かどうかは、品質やメーカーによって変わるのでご確認ください。事前にパッチテストをしてみるのもおすすめです。

Lazy dummy

肉食の猫科の動物は、植物の芳香成分であるエッセンシャルオイル(精油)を代謝する能力がとても低く、うまく分解することができません。他にも、インコやフェレットも同様に気を付けた方がいいようです。それらの動物に向けて、スプレーしないようにしてください。

まとめ

子ども連れで屋外で遊ぶときは、防虫対策はとても大切です。肌の露出を少なくし、快適に過ごせるようなアロマスプレーを携帯しておくと安心。作り方は簡単なので、用途に合わせ、お好みの香りのエッセンシャルオイル(精油)を選んで作ってください。使う容器やエッセンシャルオイル(精油)の選び方などいくつか注意事項がありますので、ご確認の上使ってください。大好きな香りでケアできると気分も上がりますよ♪

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-