ズボラな人でも続けられるカビ予防! 面倒なお風呂掃除のポイント
これからの季節。だんだん暖かくなるにつれて湿度も高くなっていき、お風呂ではカビ等が発生しやすい時期になってきます。実はこのカビ、ポイントさえ押さえていれば、簡単に予防ができるんです。今回はズボラさんでも簡単に続けられるカビ予防の方法を、我が家のお掃除例と共にご紹介していきたいと思います。
お風呂場にはカビの大好物がたくさん
①栄養分
カビにとって、体を洗った際の人間の皮脂や垢であったり、石鹸カスなどは大好きな「栄養分」!
特に、リンスやトリートメントに含まれる髪の保護成分などは、石鹸カスと一緒になると汚れが頑固になってしまいます。そんなこびりついた汚れは、カビの栄養分になってしまうのです。
②湿度
カビが発生しやすい湿度は、60〜70%ぐらいの環境。夏場などは浴室内の温度はもちろん、湿度も高くなりがちなので、カビの発生率も高くなってきます。
③温度
25〜28度ぐらいの温度が、カビにとっては好環境! 浴室内では温かいシャワーなどお湯を使うことも多いため、浴室全体の温度が上昇し、カビにとっても活発化しやすい環境となってしまいます。
④水
濡れているのは床や浴槽だけかと思いきや、よく見てみると壁や天井付近などに、体を洗う際に飛び散った水しぶきや水滴などが意外とたくさんついています。そうした水分もすべて、カビが好むものの一つとなってしまいます。
つまり、これら4つの要素がカビの胞子と結びつくことにより、私たちがよく目にするカビになるということなんですね。
どうすればカビを予防できるのか?
カビを予防するためには、カビの好む条件を断つことにあります。
まずはお風呂から上がる前に、浴室全体を少し熱めのシャワーで流します。熱めの目安としては、だいたい45度ぐらいがベスト。
床だけでなく、壁や床の隅の方、またよく忘れがちな排水溝の蓋なども外し、周辺にしっかりシャワーをかけていきます。
こうして熱めのお湯をかけることにより、石鹸カスや皮脂など、カビが栄養分とするものをしっかりと流すことができます。
特にカビが生えやすいような箇所には、少し長めにシャワーをかけておくと効果的です。
熱いシャワーのあとはしっかり冷やす!
さて、熱いシャワーで流したあと、これでおしまい! としてしまいたいところですが、そのままでは浴室内はまだ温かい蒸気でいっぱいです。
先程にもご紹介したように、カビにとっての好物は湿度! 浴室の湿度が高いままだと、結局はカビの住処になってしまう可能性が高くなってきます。
だからこそお湯で流したあとは、冷水で一気に冷やすことが大事になってくるんです。
仕上げの冷水シャワーで湿度を下げる
熱いお湯をかけたあとは、同じようにして冷水シャワーを床や壁、浴槽などにかけ、浴室全体の湿度を下げます。
「お風呂の後に冷水シャワーをするといい」という情報だけが出回っていることもありますが、いきなり冷水シャワーで流してしまうと、石鹸カスなどの残りが冷たい水で固まってしまい、カビにとっての栄養分として残ってしまいます。
必ず熱めのお湯でシャワーをしたあとに、冷水シャワー! その順番がとても重要なポイントになってきます。
もし浴室内に窓があるのでしたら、窓を開けて換気をしたり、換気扇を回して浴室内をしっかり乾燥させることも大きな効果が得られます。
最近は100均などでも水を切るためのスクイジーなどが売られているので、こうしたアイテムを上手に使いながら、できる限り水分を残さないこと、そしていかにはやく浴室内を乾燥させられるかによって、カビの発生率も大きく変わってきます。ぜひ試してみてくださいね♪
まとめ
SNSなどでも、毎日お風呂から上がるときに水滴一つ残さずに拭き上げて……という方も中にはいてらっしゃいますが、さすがにそれを毎日するなんて、正直続けられる気がしません(笑)。 私も例に漏れず、主人の帰りが遅かったりして、どうしてもお風呂が遅くなってしまうことも多いため、拭き上げることができない日が多いのです。
けれど、シャワーをかけるだけでカビを少しでも予防できるのなら、面倒くさがりな方にはもちろん、旦那さんにもちょっと協力してもらうなどして、無理なく続けられるのではないかと思います。
無理してハードルの高いことをするより、できる範囲でできることを続けていけるように……。
掃除が苦手という方もたくさんいらっしゃるかもしれませんが、そんな方にとっても簡単に続けられるカビ予防! ぜひ試してみてくださいね。