こんなにすっきり入る! 賃貸のクローゼットを最大限活用するコツ
家の中にある、大きな収納庫のひとつといえばクローゼット。広いからたくさん入って便利! と思いきや、結構クローゼット収納にお悩みの方は多いようです。今回は我が家のクローゼットを例に、スペースの使い方を検証してみたいと思います!
こんにちは! 整理収納アドバイザーの三吉まゆみです。
片付けたい場所ナンバーワンとも言われるほど、収納にお悩みの方が多いクローゼット。
広い収納スペースで、たくさん入る一方「何でもかんでも入れ過ぎてしまって、ぎゅうぎゅう状態」「奥の方には何が入っているかわからない」「たくさん積み重ねすぎて、なだれが起きそう……」など、うまく収納スペースを活かせなくて悩む方が多いようです。
今回は賃貸に住む私の家のクローゼットを例に、クローゼット収納の活用方法をご紹介したいと思います。スッキリ片付けて、クローゼットを開けるのが楽しくなるようにしてみましょう!
【スペース別】クローゼット収納の実例
これが我が家のクローゼット。折れ戸タイプで真ん中から開きます。ウォークインクローゼットなどがあるお家に比べると、賃貸のクローゼットはコンパクトかもしれませんね。
ただ、このタイプのクローゼットは、開けた時に中が一目で見渡せるのがメリット。設備としては、上部の棚とハンガーポールが付いていて、幅は161センチです。
それでは、各スペースを細かく見ていきましょう!
上部の棚の使い方
こちらが我が家のクローゼットにもともと設置されている枕棚。幅はクローゼットの全長と同じで、奥行きは40センチあります。
高さはクローゼットのドアの高さまでかと思いますが、中に入ってみると思ったより高さがあります。部屋の天井と同じ高さということですね。
この見えない部分、デッドスペースをうまく使いこなせれば、収納力アップ!
というわけで、棚を一つ入れ込むことにしました。棚を入れることで、高さを活用することができるように。この棚は幅の伸縮ができ、高さも4段階から選べます。
枕棚は目線より高い位置にあるので、使用頻度はそれほど高くないものを収納することにしています。特に後から入れた棚の上段は、クローゼットのドアを開けただけでは見えない部分。
あまり出し入れする機会がない季節家電や雑貨、資格試験の時に使った教科書を配置しました。ボックス収納はラベリングをすることで、中身がわかりやすくなりますよ。
下段は夫が月に数回サッカーで使っている、チームユニフォームなどをカゴに入れています。
そのほかには、旅行バッグやオフシーズンの布団などを収納しています。
布団収納にはIKEAのSKUBBを使用。圧縮袋を使う方も多く見かけますが、形がいびつになってツルツル滑るため、あまりおすすめしません。私も以前使っていましたが、何度もなだれが起きました……。
ケース自体が頑丈だと重ねても安定しますし、我が家のように立てて収納することもできますよ!
メインの衣類収納スペース
ハンガーポールは洋服を掛けて収納します。
ここで気をつけたいのがハンガーを揃えること。クリーニング屋さんからもらったプラスチックハンガーや、針金ハンガー、木製のハンガーなどバラバラのハンガーを使っている方をよく見かけますが、ハンガーは同じ種類で揃えた方がスッキリ見えますよ。
我が家の場合、わたしの服は首回りが広く開いていたり、カーディガンなど普通のハンガーではずり落ちることも多いので、滑りにくいタイプのハンガーを使用しています。
一方、夫の場合は「Tシャツも掛けて収納したい」という希望があったため、滑りにくいハンガーは不向き。掛けたり、外したりしやすい無印良品のハンガーを愛用しています。
このように、洋服や使う人に合わせてハンガーを選ぶといいですね。
ハンガーポールに掛けるときは、洋服の長さで揃えて並べるのがおすすめ。端に長いもの(ロングコートやワンピースなど)をまとめて、だんだん丈の短いものになるようにしています。
我が家の場合は夫婦で半分ずつクローゼットを使っているので、アーチ状になっています。長さを意識することでスッキリ見えますし、トップスやボトムスが混在しないので出し入れもしやすいですよ。
ハンガーポールに服を掛けても、せいぜい80~90センチ(トップスの場合)。
下の空間が余ります。
我が家はこの下の空間に引き出しを入れ込んで、畳める洋服はこの引き出しに収納しています。
下の方は湿気が溜まりやすいのと、掃除のしやすさの点から、キャスターを付けて移動しやすいようにしています。
ハンガーポールの下の余ったスペースの使い方は、ご家庭によってさまざまです。
お子さんのいる家庭では引き出しにお子さんの洋服を収納してあげると、ちょうどお子さん目線の位置になるので、身支度を自分でできるようになりますね。
また、洋服は全て引っ掛け収納にして、ハンガーポールの下の部分は洋服以外のものを収納するというのも良いと思います。その場合、奥行きをうまく使えるように引き出せる収納グッズなどがおすすめ。
突っ張り棒を低い位置に設置して、もう一段ハンガーポールを作る方もいらっしゃいます。
ここは工夫次第で、収納量を増やせるスペースです!
クローゼットの壁面収納
死角の部分も活用しましょう! クローゼットの奥行き方向に突っ張り棒を渡せば壁面も収納に使えます。
小物収納などにおすすめですよ。
我が家の場合、夫エリアにはウインドブレーカーや、折りたたみボストンバッグを。
わたしのエリアにはストールなどのファッション小物を掛けて収納しています。死角になる場所ですが、結構収納できるのでおすすめですよ!
まとめ
今回は我が家のクローゼットを例に、スペースの使い方をご紹介しました。クローゼットのタイプは違っても工夫次第で応用できるので、ぜひ一度収納を見直してみてくださいね!