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2019年05月06日 11:00 更新

増える子どもの作品を、ストレスなく手放す整理方法

都度増える子どもの作品は、子育てママたちにとっては悩ましい問題ですよね。「できた! 見て見てー!」と言われ、とってもよくできているし褒めるけれど、部屋の隅に積みあがっていったり、時には作品たちを勝手に捨てて、号泣されたママも少なくないはず。今回はそんな増える子どもの作品を、楽しんで整理する方法をお伝えします♪

増える子どもの作品をじょうずに手放す方法

こんにちは。ライフオーガナイザー®の片元友紀です。

わが家は現在小学生男子二人ですので、作品を持って帰ってくるのは年度末の年1回。そのため大きなストレスは普段は感じていないのですが、幼稚園・保育園世代は、お子様が紙でできたお花や剣を作るたびに持ち帰ってくるので「また持って帰ってきた……」と思うことも多いのではないでしょうか(笑)?

よく幼稚園時代にママ友から「寝てる間に勝手に捨てて、『ママ、あれどこ?』って聞かれてなんとかごまかした……」とか「捨ててるのがバレて、ギャン泣き! 監視が厳しくなって、もう諦めちゃった……」なんて声もよく聞いていました。

大切なものを(親にとってはゴミのように感じたものであっても)勝手に捨てられると悲しいということは、大人も子どもも同じ。勝手に捨てられると、「親は自分の大事にしているものを大事にしてくれないんだ!」と思ってしまいます。

私も昔はそれで子どもを泣かせる母親でしたが、お片づけを学び、子どもにとっても立派な価値観があるとわかった今は、勝手に捨てるのではなくて子どもたちに選ばせ、楽しんで飾るようにしています。

勝手に捨てるのではなく、子どもに“選ばせる”

子どもが自分で選んだ作品

子どもたちに自主的に選んでもらうためには、声かけがかなり重要です。なんとなくリラックスしている時を見計らって、声をかけるようにしています(笑)。

「去年一年間お疲れさまでした! ねぇねぇ、君たちが作った作品、たくさん持ち帰ってきてるよね? その作品、飾りたいんだけど、自分の中で“これはすっごくよくできたから飾って欲しい!”とか“これは友達と頑張った作品だから大切にして!”って思ってるものを3つくらい教えて欲しいんだけど……」

そうすると、モノに執着しない長男(小学4年生)からはかなりドライな返答。「母ちゃんが選んでくれていいよー。俺、全部頑張ったし」ということで私のチョイスにお任せ決定です。

次男(小学2年生)は、かなり思い出や自分の頑張りに対する思いが強いタイプなので、「これは先生に褒めてもらって職員室の近くに貼ってもらったから飾って」「これはここの色がきれいに出せたから飾って」と矢継ぎ早に返答があったので飾ることをお約束しました。

「捨てるものを教えて」という質問だと「全部いるよ!」と言っていたわが子たちですが、「大切なものを教えて」だときちんと選べるのです。

ポイントをチェック! 子どもの作品の飾り方

100均商品を選ぶときにも、おうちのイメージに合わせて

ダイソーで購入した子どもの作品を飾るグッズ(マスキングテープ・カーテンクリップ)

飾る作品が決まれば、今度は飾り方ですね。

今回はグッズとして、この二つを使ってみることにしました。どちらもダイソーさんの商品で『カーテンクリップ アンティーク調』と『額柄のマスキングテープ』です。これだけ買っても300円というコスパがすごいですね。

わが家は築30年オーバーの一戸建て賃貸なので、全面リフォームしているとはいえ、建具や造りなどはやはり古いんです。けれど、子どもの作品の色使いは派手でポップなものが多い。だからシルバーや白黒でモダンに……と飾り付けをしてしまうと、印象がちぐはぐになってしまうので、使っている家具や階段の色、床の色と合わせて、落ち着いた色の商品で子どもの作品を飾ることにしました。

カーテンレールは立派な掲示板になる!

カーテンレールに飾った子どもの作品

ご近所さんとの兼ね合いもあると思うのですが、わが家では子供部屋にカーテンをかけていない窓があります。

そこで、その場所を利用しようと思って『カーテンクリップ』を購入したわけですが、実際に吊ってみると収まりが良く、作品が風になびいて素敵な雰囲気になりました。

どうしても作品の掲示の仕方は貼ったり、押しピンで止めたりすることが多くなりがちですが、賃貸の方は壁紙に穴を開けるのを躊躇することもありますよね? この方法だとその心配はいりません。

吊っていたみたところ、子どもたちから「なんか小学校みたい〜」とのお声をいただきました。その時は「ん?」と思ったのですが、そういえば小学校は窓にもいっぱい、何か吊ってたり飾ったりしていますね(笑)。

吊ることができそうな窓がある場合は、カーテンレールに吊るのもオススメです。

額や台紙で工夫するだけで、少し“特別感”が出せちゃう

子どもの作品を飾るアイデア:額や台紙をプラス

大切な子どもの作品ですが、画用紙で作ったものだけではなく、ぺらぺらの薄い紙でできている場合もあります。そんな時は、『額』や『台紙』で少し工夫するだけで、特別感がアップしますよ。

今回、薄い紙に次男が家族の絵を描いてくれたものと、長男が頑張って考えた創作絵本や夏休み新聞を飾りたかったので、ちょっと手を加えてみました。

しかも、なんとこの『下地』は、たまたまあった仕出し弁当の箱……(笑)。厚紙をわざわざ買わなくても、おうちにあるものでなんとかなるかもしれません。ダンボールも軽くて扱いやすいのでオススメです。

子どもの作品を飾るアイデア:マスキングテープで額作る

マスキングテープで額縁を作ってみるのもオススメ。コツは、隅も四角になるようにハサミで切って使ってみること。すると本当に表彰状の額のような仕上がりに!

もちろん本物の額やフォトフレームに入れるのも素敵ですが、重くて飾りにくかったり、フレームの存在感でお部屋を圧迫したりすることがストレスな方には、マスキングテープはお値段も安いですし、気軽に取り入れられるのでオススメ♪

まとめ

ロフトの壁に飾った子どもの作品

今回はかなり量もあったので、2階のいろんなところにちりばめて展示! 上の写真は子供部屋の小さいロフトに作品を集合させてみました。カーテンレールの場所とは違って、なんだかこちらは秘密基地のような仕上がりに。

ちなみに作品たちの展示期間は、だいたい今から3カ月ほど。夏に向かって日焼けしたり破れるものも出てくるので、少しずつ減らしていきます。(フレームに入れている超お気に入り! に関しては年中飾ります)

一定期間飾るという行為をすると、子どもたちもさよならする心がゆっくり整い、感謝を持って手放すことができます。今のところ、この方法で文句を言われたことはないので、また今年の年度末には飾り方自体は変わるかもしれませんが、選んで飾るという方法を選択すると思います。

子どもたちに悲しい思いをさせることなく、親も作品を楽しんで、そしてきちんとさよならができること。子どもの作品を扱う中で一番大切なことではないでしょうか?

今回の記事が参考になれば嬉しいです♪

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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