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2019年03月21日 18:00 更新

春の最強コラボ! アスパラガスの桜エビパン粉焼き【二十四節気の時短レシピ】

3月21日より、暦の上では「春分」になりました。昼と夜の時間がほぼ等しくなり、本格的に春がスタートする時期になりますね。今回は、春分の頃に食べるといい時短料理ということで、アスパラガスの桜エビパン粉焼きのレシピをお届けします。

皆さま、こんにちは。⼆⼗四節気ホリスティッククッキングスタジオを運営する細谷ゆかりです。

今回は、連載「二十四節気の時短レシピ」にて、春分の頃に食べるのがおすすめな「アスパラガスの桜エビパン粉焼き」のレシピをお届けします。

「春分」とは?(3月21日~4月4日まで)

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今回のテーマは、二十四節気のスタートから4番目の節気「春分」(しゅんぶん)です。

2019年の春分の日は、3月21日。春分の期間は、3月21日〜4月4日で、清明の前日までとなります。

春分の日は、太陽が真東から昇って真西に沈み昼と夜の長さがほぼ同じになります。

これは、太陽の通り道の黄道と天の赤道の交点である春分点を太陽が通過するからで、通例3月20日か21日のいずれかが春分の日となります。

春分の日は、「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」とされ、国民の祝日となっています。

春のお彼岸は、春分の日を中日とした前後3日間

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「暑さ寒さも彼岸まで……」と言いますよね。でも、彼岸って? 今回はこの彼岸のお話です。

彼岸とは仏教から出た言葉です。彼岸とは→彼の岸(かのきし)、彼の岸とは→あちらがわ、あちらがわとは→極楽浄土、極楽浄土は何処にあるの→西方浄土→真西となります。

仏教では、極楽浄土は西方にあるとされ、真西に太陽が沈む春分の日が(秋分の日は夕日が)極楽への道しるべになると考えられています。

このため、この頃に行う仏事を「彼岸会」(ひがんえ)と言い、一般的には春分、秋分の日に家族でご先祖様を供養するお墓まいりの日と広まりました。また、気候的に遠出も気分良くできるためとも言われています。

春のお彼岸は春分の日を中日とし、前後3日間を合わせた7日間のこととなります。

季節の移り変わりをより適確に掴むのが「雑節」

「雑節」は、「ざっせつ」と読みます。二十四節気は、本来は約2,600年前の中国の黄河地方の気候を元に作られているため、日本の気候とは、多少のズレが生じます。

農業をするにあたって、この二十四節気は季節の変化に敏速に対応できることから取り入れられましたが、日本の気候に合わせてよりよく読み取るために、日本独自の補助として生み出されたのが「雑節」です。

つまり、雑節とは、二十四節気以外で季節の変化の目安とする特定の日の総称であり、節分、彼岸、八十八夜、入梅、半夏生(はんげしょう)、土用、二百十日などが挙げられます。

各節気の前後にこの雑節を組み込むことにより、さらに細かい生活指標となり農業に使われました。

このような細やかな節目の感覚を持つ日本人ならではの暦の捉え方に、美しさを感じます。

注目の食材「アスパラガスと桜エビ」

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今回のおすすめの食材は、春のアスパラガスと桜エビです。

今やアスパラガスは年中スーパーで見かける野菜のひとつ。でも、4〜5月の旬のアスパラガスは、瑞々しく味も濃く、この時期を楽しみにしている方も多いですよね。

グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスの違いは、栽培の違い。太陽に当てて栽培したのがグリーンアスパラガス。太陽に当てず栽培したのが、ホワイトアスパラガスとなります。

栄養価として高いのは、古代エジプト時代から食用として栽培されてきたグリーンアスパラガスと言えるでしょう。

アスパラガスから発見されたアスパラギン酸は、疲労の元となる乳酸の分解を促すため、高い疲労回復効果が期待できます。また、代謝を高めるタンパク質の合成を促進するため、美肌効果も期待できます。

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桜エビは丸ごと全部食べられることからホールフードとしての栄養価が高く、たんぱく質、ビタミンと良質の脂質、ミネラルが含まれ、カルシウムの含有量が高いことでも知られています。

どちらも旬がこの春分の頃ということで、今回コラボさせて、最強の旬な栄養食を作っちゃいましょう!

「アスパラガスの桜エビパン粉焼き」の作り方

今回は、旬の栄養をたっぷり取るのにおすすめな「アスパラガスの桜エビパン粉焼き」のレシピをご紹介いたします。

■アスパラガスの桜エビパン粉焼き

【材料】
グリーンアスパラガス 中5〜6本
オリーブオイル 大さじ2強

【ふりかけるパン粉の材料】
パン粉(細目) 半カップ
パルミジャーノチーズ 半カップ
乾燥桜エビ(細かくする) 大さじ2

【作り方】
1.お皿にオリーブオイル大さじ1を塗っておく
2.ハカマ(アスパラガスの三角の葉っぱのような部分)を取り、根元の3センチほどは切り捨て、お皿に並べる

3.乾燥桜エビを、細く切るかフードプロセッサーにかける

4.パルミジャーノチーズをすりおろす(なければ市販の粉チーズ大さじ3でも可)
5.パン粉に、細かくした乾燥桜エビとチーズを入れて混ぜ合わせる

6.アスパラガスの上から混ぜたパン粉をかけ、オリーブオイル大さじ1をまわしかけ、190℃に余熱していたオーブンに入れ、10〜13分焼く

まとめ

ふりかけるパン粉を作ったら、オーブンで焼くだけ! という簡単さ。なのに栄養満点ですから、この季節にぜひ作って欲しいレシピです。

このパン粉は冷凍保存もできますから、多めに作っておいて、他の野菜や魚などに合わせてもいいですね。

チーズはパルミジャーノチーズをすりおろしたものが断然美味しいですが、なければ市販の粉チーズでも代用できます。この場合は大さじ3で、お試しくださいね。

春分のこの節目の頃は、体調を壊しやすく、また花粉症などでお薬を飲む機会も多くなっていますから、食べる物でしっかりと栄養を取って、睡眠時間を確保することも大切です。

アスパラガスには、睡眠の質を高める効果も期待できますから、瑞々しく新鮮なグリーンアスパラを見かけたら、このレシピを思い出してくださいね。

皆様の春が健やかで笑顔でありますように!

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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