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2019年03月16日 19:30 更新

片付けができる子どもに育てたい! ママのための2つのヒント

日々の暮らしの中で子どもに「片づけなさい!」と何回も言っていませんか? 「私が毎回言わないと、使ったものは元に戻さないし、放っておくとぐちゃぐちゃになっています」というお悩みをよく伺います。私も子育て中の2児のママ。今回は、日々の子育てから得た経験を生かして、片付けができる子どもに育てるコツについて紹介します。

片付けができると、どんな大人に育つ?

こんにちは! SPACE PLUS+ 東京の整理収納アドバイザーの斉藤夏枝です。

片付けができる子どもになってほしい、でも、現実は違うからイライラして、子どもにきつい言葉をかけてしまう……なんてことはありませんか? 私も同じ経験を持っています。

では一体、なぜ片付けができる子どもになってほしいのでしょうか?

Lazy dummy

片付けというのは、モノが必要か必要でないかをジャッジする「判断力」の育成につながります。

また、最後まで片付けをやり遂げるためには「実行力」もいるし、「大変なことからも逃げない姿勢」も必要ですよね。

毎日やるという「習慣作り」も大切です。

片付けを通して、将来独り立ちするための「生活力」を鍛えていくことができるんです。

子どもが片付けられない3つの原因

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いくら「片付けなさい!」と毎日キーキー言っても、子どもが片づけられない原因が3つあります。

【1】片付け方を知らない

「片付けなさい」と言われても、そもそも片付け方を教えてもらっていないのが現代の子ども。

昔の子どもはモノが少なかったので、片付けるという必要がなかったのです。しかし、現代の子どもたちは、ネットショッピングや100円ショップ、コンビニという存在が身近にあり、簡単にモノが手に入る時代なので、部屋がモノであふれています。

モノが多いと当然、片付ける必要性が出てきますよね。

【2】モノがありすぎ

片付けられないお宅へ伺うと、おもちゃが大量にあります。

両親、そして両祖父母からおもちゃを買い与えてもらうので「6ポケット」と言われていますが、最近では、晩婚化が進み叔父や叔母、親戚からももらうという子どもも多いです。その結果、ポケットは10ぐらい存在しています。

お金をあげるより目に見えるおもちゃをあげたほうが子どもが喜ぶということもあり、おもちゃをくれる方が多いのも事実。だから「クリスマス」や「お誕生日」には一気におもちゃが増えるわけです。

【3】片付けの仕組みができていない

片付けの一番シンプルな考え方は、元に戻すこと。

「〇〇を△△にもどしなさい」という具体的な指示があればできるのです。

戻す場所が決まっていない、戻す場所がわからなければ、片付けることができません。

ヒント(1):児童館の片付け方法を参考にしてみよう

出典: https://spaceplus2017.com

保育園や幼稚園、児童館、学校などたくさんの子どもが集う環境を思い浮かべてみてください。

お弁当や帰宅の時間には、スッキリと片づけられています。これは片付けの工夫がされているからです。

片付けをするルールになっている

我が家の近くの児童館では、片付けまできちんとできない子どもは次回遊ぶのが禁止になります。ルールとして決まっているのです。

片付けができていない子どもは、子ども同士で注意し合ったり、先生から指導されることもあります。そうやって決まりを理解していくんですね。

家庭でも片付けをここまでやる、時間になったらやるというルールを作るとよいですね。

片付けしやすい仕組みができている

誰がやっても片付けがしやすいように、どこに何を片付けるべきなのか、棚にラベルが貼ってあります。また、棚だけではなく収納BOXにも同じようにラベルが貼ってあります。

これで、戻すべき場所がわかるようになっているのです。

また、子どもが戻しやすいように余裕を持った収納になっています。子どもでも分かりやすいようにひらがなで書く、大きな字で書く、色分けをするなどの工夫もされています。

これは家庭でも応用可能です。

「片付けなさい」と言う前に、片付ける場所をきちんと作ってあげることが大切です。

ヒント(2):子どもの片付けの目標を、最初から高くしない

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最初から勉強ができる子がいないように、最初から完璧に片付けができる子どもはいません。日々の生活を通して根気強く教えていく必要があります。

また、最初から決まりが100%守れる人はいません。「このかご一つに集めることができたらOK」や、「おもちゃは寝る前の一日一回だけ片付けタイムを作り、リビングから子供部屋にもっていけばOK」など、最初の一歩は簡単なルールを守るところから始めてみてください。

「うちの子どもが片付けられません」というお母さんの目標が高すぎることは多々あります。

まとめ

片付けできる子どもに育てるのは「一日にして成らず」です。日々伝えていき、少しでもできたら褒めてあげる中で、片付けできる子どもから大人へ成長するのを楽しみにしながら、子どもへ日々の声掛けをしていきましょう。

SPACE PLUS+とお片づけ
https://spaceplus2017.com/

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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