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2019年03月09日 16:30 更新

不用品の処分はどうする? 粗大ごみ処分を自治体に依頼する方法

新生活に向けての引越しなども多いこの時期、整理する中で出てきた不用品の処分はどうしていますか? 実は知っているようで知らない粗大ごみの出し方。今回は、粗大ごみを自治体に回収依頼する場合の手順についてご紹介します。

ライフオーガナイザー®︎の門傳奈々です。

気候も穏やかに暖かくなるこの時期、整理整頓のモチベーションが上がってくる方も多いのではないでしょうか。また、進学や転勤に伴う引越しの準備に、お部屋を整理する方もいるでしょう。

そんな掃除などで出た不用品の中でも処分に困るのが、一般ごみとして出せない大型の粗大ごみ。

ゴミの収集日に出せる一般ごみと違い、粗大ゴミは「部屋の中から収集場まで移動するのが大変」「回収日が決まっている」「処分するのに料金が発生する」「そもそもどこに依頼すればいいかわからない」などのお悩みがありますよね。

今回は、自治体に粗大ごみの処分を依頼する場合の手順や、自治体に依頼するメリット・デメリットをご紹介します。

粗大ごみのサイズはどのくらい?

不用品(粗大ごみ)
Lazy dummy

粗大ごみのサイズとして一般的にいわれているのが「一番長い部分の長さが30cmを超える大きいもの」です。

また、「家庭ごみや資源ごみとして出せない家具、家電など」も粗大ゴミとして扱います。

捨てる前に考えて! 不用品交換システム

「不用品交換システム」で使用する「さしあげます・ゆずります・ゆずってください」カード|東京都中央区
出典: http://www.city.chuo.lg.jp
東京都中央区で使用されている「不用品交換システム」の申し込みハガキ

粗大ごみを捨てるまでに時間的な余裕がある場合は、自治体で行われることの多い「不用品交換システム」を活用しても良いでしょう。

「不用品交換システム」とは、不用品を譲りたい人と不用品がほしい人それぞれが自治体に登録し、自治体の掲示板や広報紙などを通じて、不用品授受のマッチングを行うものです。

譲りたい人の都合で有償、無償かが決められます。また、大きさや設定価格に制限がある場合もあります。

捨てるとなったらどうする? 粗大ごみの回収手順

粗大ごみ
Lazy dummy

手順①:粗大ごみ受付センターに連絡する

「粗大ごみを出す」となったら、まずは各自治体の粗大ごみ受付センターに電話やインターネットなどを通じて連絡します。粗大ごみの回収日は限定されていることが多いので、受付センターで指定された日に搬出するようにしましょう。

ゴミ分別アプリを配信している自治体では、アプリから粗大ごみの回収申し込みをすることもできます。

手順②:粗大ごみ処理券を購入する

粗大ごみとして処分する卓上掃除機
卓上掃除機は200円で回収してもらえます。
(東京都中央区の場合)

粗大ごみ受付センターから指定された金額の処理券を、コンビニエンスストアや指定のお店で購入します。大きさや品目などによって、手数料の金額は異なります。

処理券を粗大ゴミに添付して、回収日を待ちましょう。

手順③:指定された日に粗大ゴミを出す

粗大ごみ受付センターから指定された回収日になったら、指定の場所(ごみ収集所など)に粗大ごみを搬出します。

粗大ゴミを自治体に回収してもらうメリットとデメリット

Lazy dummy

メリット

自治体が回収しているという安心感や、処分にかかる費用が安価で済む、ということがメリットとしてあげられます。そのため、不当に料金を請求されることもなく、またきちんとした方法で処理してくれるので安心です。

デメリット

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一方、重たい粗大ゴミを自分で回収場所まで持ち運ばなくてはならないことや、受付から回収してもらえる日までに、タイムラグがあることがデメリットと言えるでしょう。

これどうする? 自治体で回収してもらえない粗大ごみ

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粗大ごみを自治体に回収してもらう上で注意したいのが、自治体では回収できないごみがあるということです。具体的には、家電リサイクル法の対象品目やパソコンです。

家電リサイクル法により、家電4品のエアコン、テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は、自治体が粗大ごみとして収集できなくなりました。

パソコンも自治体で回収してもらえません。パソコンを廃棄したい場合は、製造メーカーに回収してもらう必要があります。

まとめ

ご覧いただいたように、「粗大ごみを出す」という行為は、決して簡単なものではなく、とても労力がかかることが分かります。

気軽に物が買える時代ですが、「不用なごみ」となった時に処分しやすいかどうかということを購入するときの判断基準として考えることも必要ではないでしょうか?

そうすれば、無駄な買い物も減りますし、環境にやさしい暮らし方もできますね。

自治体によっても回収方法や回収日、回収できるものの違いがあります。粗大ごみの回収でわからないことは、お住まいの自治体に確認するようにしましょう。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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