
こんなに使える! 無印良品のやわらかポリエチレンケースの活用術
2017年に発売された、無印良品のやわらかポリエチレンケース。「やわらか」って、どれぐらいやわらかいの? 人気のファイルボックスとは何が違うの? どこで使えるの? とさまざまな角度から魅力をご紹介します。
無印良品のやわらかポリエチレンケースとは

こんにちは。整理収納アドバイザーの水谷妙子です。
無印良品の収納といえば、ファイルボックスや、PP収納ケースなどの引き出しが大人気ですよね。
今回は2017年に発売され、最近ではSNSを中心に人気が出ている「やわらかポリエチレンケース」をご紹介します。
収納用品がやわらかいことで、どんないいことがあるのでしょうか? ただの「白くて、ちょっと角が丸っこい収納」だけではないんですよ〜!
さまざまな場面で使えるこの収納用品の魅力を、詳しくご紹介します。
プラスティックの素材特性について
収納用品に使われるプラスティックには、いくつか種類があるのはご存知でしょうか?
「やわらかポリエチレンケース」は、ポリエチレン(PE)という素材で作られています。
例えば、同じ無印良品のファイルボックスは、ポリプロピレン(PP)という素材でできています。両者の違いはいろいろとあるのですが、手に取ってみると、すぐに違いがわかると思います。
一番の違いは「硬さ」です。ポリプロピレン(PP)の方が硬く、割れやすいという特徴があります。うっかり落としてしまうと衝撃でヒビが入ったり、欠けてしまうことがありますが、そのかわりにカチッと成形でき、加工もしやすいので、多くの収納用品の素材として使用されています。
例えば、こういった商品ですね。

収納がやわらかいと、どんないいことがある?
一方、ポリエチレン(PE)は、素材自体にやわらかさがあり、落としても割れにくいという特徴があります。
かといって、こちらの商品がグニャグニャしているか、というと決してそうではありません。
素材自体の厚みもしっかりあり、きちんと自立もします。なかに収納するものに影響がでるようなやわらかさではなく「適度な弾力性がある」という感じです。

サイズは9種類あり、高さが16cm以上のものは、持ち手がついています。無印良品でおなじみの角形だけではなく、丸形も2種類あります。

半透明のフタ(ポリプロピレン製)をつければ、積み重ねをすることもできます。

では、具体的にどのような場面で使えるのか、実例をご覧ください!
やわらかポリエチレンケースが大活躍! 収納実例
おもちゃ収納

この弾力性、子どものおもちゃボックスには最適です。
木のボックスや、硬いポリプロピレンのおもちゃボックスだと、落として怪我をしないか心配ですよね……!
このボックスを使えば、不意にケースを落としても安心。丸みを帯びたデザインなので、子どもが使うと思うと、より安心感がありますね。
ただし、同じシリーズの商品でも、あまり深いものは自力では持ち運びが困難になりますので、ご注意くださいね!
高くて手が届きにくい場所

天井に近い高い部分や、手が届きにくい場所に何かを収納する場合にも使えます。中身が入ったまま、万が一落としてしまったら……と考えると、ちょっと怖いですよね。
そんなときにも「やわらかポリエチレンケース」が使えます。持ち手がついているので、掴みやすくなっていますよ。
脱衣所の衣類収納

こちらは、お客様宅での作業事例です。
家族のパジャマや下着類を収納している脱衣所の棚の中で「なるべく棚を傷つけたくない」というご依頼があり、ご提案させていただきました。
硬いポリプロピレンのボックスだと、出し入れしているうちに棚板に傷がつく場合があります。こちらの商品は、やわらかいので、傷がつく心配はありません。
家族の衣類は、サイズや分類もまちまち。幅広いサイズ展開から選べることもよいですね。耐水性にも優れているので、水回りでも使うことができます。
事務用品のトレー

こちらも、お客様宅での作業事例です。
キッチンカウンターの下に、書類や事務小物を置くスペースを作りました。細々した事務小物や、レシートなどの一時置きなどが欲しいというご要望をいただきました。
一番小さなサイズをご提案し、トレーとして活用いただいております。浅すぎず、深すぎない。ちょうどよいサイズですね。
まとめ
今回は、無印良品のやわらかポリエチレンケースのご紹介でした。ひとつのポリエチレン素材のシリーズで、大きいものから小さいものまで。これだけたくさんのサイズ展開がある商品は、実は無印良品の中でも珍しいです。それだけ、暮らしのあらゆる場面で便利に使える、ということかもしれませんね! ぜひ、お試しになってください♪
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