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2019年02月25日 19:30 更新

コストコのマスカルポーネロール | 味の特徴とアレンジ方法

コストコで有名なディナーロールによく似ているマスカルポーネロールというパンをご存知ですか? パッと見そっくりなこのパン、いったいどんなところが違うのでしょうか? マスカルポーネロールの味や、どんな食べ方が合うのかなど、ディナーロールと比較してみましょう。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

コストコを代表するパンといえば、ほとんどの人が思い浮かべる「ディナーロール」。コストコに行ったことがない方でも知っている方も多いでしょう。ディナーロールには、姉妹品ともいえるパンがあります。このパンは「コーンブレッドロール」「黒糖レーズンロール」「マルチグレインロール」など、ディナーロールの近くに、期間限定で1~2種類が店頭に並んでいます。それぞれのおいしさがあり、定期的に再登場しないかな~と密かに願っています。

2019年2月現在は「マスカルポーネロール」が販売されています。もう1年以上前から続けてあるので、ほぼ定番化されている印象。パッと見はディナーロールとそっくりなので、何が違うの? 違わないならディナーロールがあればいいんじゃないの? と思う方もいるかもしれません。でも、長く販売され続けているのにはちゃんと理由があるはず! 今回は、マスカルポーネロールの特徴やディナーロールとの味の違いなどを比較しながらご紹介していきます。

マスカルポーネロールの特徴

こちらがコストコのマスカルポーネロール。大きな袋にパンがたくさん入っている姿はディナーロールと同じです。店頭で陳列される場所も、ディナーロールのすぐ横などが多いため、手にとって初めて、違うことに気が付くこともあるくらい似ています。

原材料

■原材料:小麦粉、ショートニング、マスカルポーネチーズ、砂糖、発酵バター入りマーガリン、脱脂粉乳、卵、食塩、イースト、糊料(増粘多糖類)、香料、着色料(カロチン)、V.C、pH調整剤

※この製品は落花生、そばを使用した設備で製造しています。
※この製品に、ブルターニュ産発酵バター入りマーガリンを4%使用しています。

名前の通り、原材料にはマスカルポーネチーズが配合されています。また、発酵バター入りのマーガリンを使用しているのも特徴。

■消費期限:製造日含め3日間

お値段・内容量

■お値段:698円(税込)
■内容量:1400g(36個入り)

1個当たりの重さは平均すると約39gで、約19円ほど。一般的なスーパーで販売されているロールパンが5個入り100円弱なら、こちらはすごく安いわけではなく、気持ちちょっと安いくらい。どうしても、コストコの大容量マスカルポーネロールを購入する決め手には少々弱い気もします。絶対的に安いからこの商品を選んでいるというわけではありません、というのが正直なところ。では何が決め手なのでしょうか?

マスカルポーネロールの味

大容量で、しかもすごく安いわけでもないのに購入したい! そう思う決め手は、ズバリ! 美味しさです。

このパンはマスカルポーネチーズが入っているので、チーズ味のパンかと思いますが、どちらかというとバターの香りが豊かなバターロールに近い感じ。しっとりとした食感で生地には優しい甘みがあって、これ自体が美味しいんです。

我が家の子ども達は、割と好き嫌いは少ない方で食べることは大好き。4人のなかで比較的苦手な食べ物が多い次男は、ディナーロールは好きだけど姉妹品の他のロールパンはあまり好みではなく、1回食べるだけで次からは手を出そうとしませんでしたが(どれも個人的にはとってもおいしくてどこが苦手なのか不思議でしたが)、このマスカルポーネロールは「おいしい!」と絶賛。「また買ってきて!」と言われました。そんなわけで、我が家のリピート商品に決定。

マスカルポーネロールの保存方法

マスカルポーネロールは、消費期限が3日間しかないので、その期間内に36個食べきることはあまり現実的ではありません。もちろん3日過ぎたら、即腐ってしまうのかというとそうではありませんが、以前放置してしまったことがあり、カビを発生させてしまったことが……。とてももったいないことをしてしまいました。

そうならないためにも、期限内で消費できない分は冷凍保存するのが最適です。パンは冷蔵保存すると味が落ちてしまうため、早めにラップで包んでジップロックに入れて冷凍庫で保存しましょう。

食べたいときは、冷凍庫から出して自然解凍するか、電子レンジでチンしても大丈夫。ただし、電子レンジで加熱し過ぎると水分が抜けて固くなってしまうため、短い時間で温めてください。電子レンジで温めた場合は、冷めると固くなりやすいので、温かいうちに食べた方がいいです。トーストにするときには、カットしやすくするために電子レンジで20秒ほど加熱してから半分に。その状態で焼くとおいしいトーストができます。

ディナーロールとマスカルポーネロールの違い

では、よく似ている「ディナーロール」と「マスカルポーネロール」の違いはどんな点でしょうか?

■同じ点
・消費期限は3日間
・36個入り
・保存方法
・製造設備

■違う点
・お値段(マスカルポーネロールが240円高い)
・正味量(マスカルポーネロールが50g多い)
・原材料(マスカルポーネロールにはマスカルポーネチーズや発酵バター入りマーガリンが入っている)
・味と食感

写真左:ディナーロール、写真右:マスカルポーネロール

入っている原材料が違うので、当然お値段も違ってきます。同じ個数ですがディナーロールの方が安いお値段で普段使いしやすいパンです。おいしさが同じならば、安いディナーロールを皆さん選ばれるのが自然なことですが、高くてもマスカルポーネロールを選ぶ方もいます。ということは、おいしさに違いがあるということ。

ただし、好みや用途によってどちらのパンを選ぶかも変わってきます。写真の左はディナーロール、右はマスカルポーネロールです。よく似ていますが、やはり違いますよね。味や食感の違いを比べてみると……

■ディナーロール
・ほんのり甘みがある
・ずっしりと詰まっている
・癖のない味で何にでも合う
・食べた後お腹にたまる感じ

■マスカルポーネロール
・甘みがある
・バターのよい香り
・しっとり&もちっとした食感
・食べた後軽いのでもたれない

ディナーロールは食事と一緒に食べることを計算して、味に主張がないパンです。コストコのディナーロールはほんのりした甘みもあるのでそれだけでも食べておいしいくらいですが、もともとは何かと一緒に食べるパンなので、他の食材と合わせやすい味になっています。パン生地は詰まっていてかなりずっしりとした食感。おいしくてつい2個3個と食べると、後でお腹が苦しくなることも。食べ応えがあるので食事用のパンとしては優秀です。

反対にマスカルポーネロールは、それ自体が旨みのあるおいしいパン。甘みとバターの香りが前面に出て、食感もしっとり軽くいくつも食べたくなってしまう味。食事と一緒に食べてちょうど良いというよりは、このパンのおいしさを楽しめるような食べ方をする方がおすすめです。

マスカルポーネロールを、よりおいしく食べるアレンジは?

そのまま食べてもおいしいマスカルポーネロールですが、よりおいしく食べる方法はどんなものがあるでしょうか? いくつか試してみたので、実際食べてみてわかったことなども含めご紹介します。個人的な味の好みもあると思いますので、参考にしてみてください。

卵サンド

ゆで卵をつぶしてマヨネーズで和えた卵サンド。これは普通においしいのですが……マスカルポーネロールである必要性はあまり感じられませんでした。卵の方の味で、マスカルポーネロールのバターの香りや甘みはかき消されてしまったので、卵サンドにするにはお得なディナーロールがちょうど良いのではないでしょうか。

ハム&チーズ

ハムチーズをサンドした場合は、バターの香りやパンの甘みはちゃんと感じられたので良かったです。パン自体にバターの香りがすごくするので、切り口にバターを塗らなくてもいいくらい。レタスの水分が移らないように、マヨネーズを塗りましたが、食べるとバターを塗ったかのような味がしました。

ピーナツバター&ハニー

甘みのある生地なのでスイーツ系のトッピングは良く合います。ピーナツバターとはちみつの組み合わせにバナナのフルーティさもプラスすれば最高♪ 

ピーナツバターは甘いピーナツクリームではなく、ナッツの味が濃い塩気のある甘みがないタイプがおすすめ。はちみつの代わりにジャムでもおいしいですよ♪

チーズフィリング&ベリー

こちらも甘い系の組み合わせ。クリームチーズにバターやはちみつ(練乳でもOK)を混ぜてラズベリーとスライスアーモンドを挟んで。ラズベリーは手に入りやすい冷凍のものを使用。もちろん苺やブルーベリーなどお好きなフルーツに変えても。

甘酸っぱいフルーツに、クリームチーズの爽やかな酸味がマスカルポーネロールに良く合います。

チーズ&ブラックペッパー

いろいろ試した中で、今回1番のおすすめがこちら。チーズを乗せてトーストし、ブラックペッパーを振ったもの。

甘い系が合うマスカルポーネロールですが、シンプルにチーズを乗せて焼いて、パンのおいしさを味わうのもいいですよ♪ パン生地の甘味に、チーズの塩味、ブラックペッパーの香りとパンチがマッチして、それぞれのおいしさが感じられます。

せっかくおいしいパンなので、この味を味わえる食べ方がより合っているのではないでしょうか。

まとめ

コストコのマスカルポーネロールはバターの香りと甘みが感じられるおいしいパンです。ディナーロールと似ていますが、ディナーロールが食事に合わせて食べるためのパンなのに対して、マスカルポーネロールは、それ自体のおいしさを味わうためのパン。そのままでもおいしく食べられますが、もちろん他の食材と合わせても。パンの香りや味を損なわないよう、シンプルな組み合わせが、よりパンのおいしさを引き立ててくれます。お値段は、ディナーロールよりやや高めになっていますが、好みや用途に合わせて使い分けてお楽しみください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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