ちょい置きはしない! 着るたびに洗わない洋服の収納ルールとは?
冬は着る度に洗わない服もありますよね。脱いだ後、なんとなくベッドの端に掛けていたり、ソファやイスの背もたれにかかっていたりしませんか? そんなちょい置きが山とならない対策についてご紹介します。
こんにちは、ライフオーガナイザー®︎、クローゼットオーガナイザー®︎の松谷麻子です。
冬場になるとクローゼットのお悩みでよくあがるのが、着るたびに洗わない服の扱い方。
なんとなく、椅子の背もたれに掛けてしまったり。ソファーに置きっぱなしにしてしまったり。そしていつの間にか洋服は何層にも……。
ある日、下の方からくちゃくちゃになったニットが出てきた! そんな経験をお持ちだったり、お悩みの方も多いのではないでしょうか。
今回は「着るたびに洗わない服」を、ちょい置きの山にしないための工夫をご紹介します。
洋服を「ちょい置き」したくなる理由
なぜついつい「ちょい置き」をしてしまうのでしょう?
・またすぐ着るから
・一度着たものと認識したいから
・一度着た服をきれいな服と同じところに戻したくないから
・戻すのが面倒
・しまう場所がないから
こんな理由があるようです。
冬は汗をかくことも少ないですし、洗濯機で気軽に洗えない素材も多いですよね。ワンシーズンのうちに洗うのは数回、もしくは一度も洗わないアイテムがそこそこあるはずです。
【洗っていないものを戻すことに抵抗がある】
そんな思いから「ちょい置き」してしまうのかもしれません。
部屋の中もついつい「ちょい置き」を黙認してしまって、「あれ?」となんだか残念なことになっていませんか? しまう場所がないから……という理由の場合は、まずははじめに今お持ちの量が適量かどうかを見極める必要があります。
「ちょい置き」にルールを作る
・またすぐ着るから
・一度着たものと認識したいから
・一度着た服をきれいな服と同じところに戻したくないから
と思ってなんとなくその辺に置いてしまっている方、椅子の背もたれに乗せたものが増えすぎて、椅子がひっくり返った! となっては危ないです。
「ちょい置き」も場所とルールを決めると、気づけばちょい置きの山……なんてことが防げます。人が来るときに慌てて片付けなきゃ! と自分を追い込まず、いつでも来客を呼ぶことだって可能になりますよ。
そこで、こんな風にしてはいかがでしょうか。
【1】その日着た服はハンガーにかけて部屋干しする
その日に着た服は冬場とはいえ、体からの蒸発した汗を吸い取っています。外の空気に触れて見えない塵なども付着しているかもしれません。
そこで、脱いだらハンガーにかけて一晩部屋の中でかけて休ませます。デニムやボトムスも、パンツハンガーで吊るします。余裕があればブラッシングをすると毛玉なども防止できますし、ちりも落とせますね!
そのために、一度休ませられる定位置を作りましょう。窓の桟やカーテンレールは、窓に近く結露がある場合もあるのであまりオススメしません。
かけるところがない場合は、壁につけられるフックやハンガーラックなどを利用するといいでしょう。
ちなみに私はこちらのIKEAの折りたたみ式フックを愛用しています。使わない時は折りたたんでしまうとスッキリします。
壁に釘を打ちづらい方は、細い釘を使用しているタイプがいいですね。
【2】翌朝着替える時にクローゼットに戻す
そうして一晩干した衣類は、ハンガーのまま戻せるものはクローゼットに戻します。たたむものは畳んでから戻します。
朝、着替える時に衣類を出す&戻すという流れにすれば、大した時間はかかりません!
一度着た服をクローゼットにしまうことに、抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。ただ冬場の衣類は、どれもシーズン通して毎回洗うものの方が少ないのではないでしょうか。毎回洗うインナーや下着類は違う引き出しにするのも良いですね。
まとめ
皆様のお宅には、すぐには洗わない服のために「ちょい置き」の住所はありましたか? それは椅子の背もたれやソファの肘掛けやタンスの引き出し、ではありません。
よく「収納するアイテムに住所を作りましょう」といいますが、このように「一時的に置きたい」ものにも、住所があることは実はとっても重要です。この住所があることによって、家の中の「ちょい置き」がなくなりますよ!
そしてなんだか家が散らかっている……と感じたり、人が来た時に慌てて片付ける! なんていうこともなくなります。
まだ寒い冬は続いています。ぜひこの冬のうちにルールを作ってみてはいかがでしょうか。
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