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2019年02月05日 19:00 更新

立春の伊予柑×豚肉ビタミン生姜焼き【二十四節気の時短レシピ】

2月4日より、暦の上では「立春」になりました。まだ寒い日もありますが、春が始まる時期ですね。今回は、立春の頃に食べるといい時短料理ということで、伊予柑(いよかん)を使った豚肉ビタミン生姜焼きのレシピをお届けします。

皆さま、こんにちは。⼆⼗四節気ホリスティッククッキングスタジオを運営する細谷ゆかりです。

今回は、連載「二十四節気の時短レシピ」にて、立春の頃に食べるのがおすすめな「伊予柑×豚肉ビタミン生姜焼き」のレシピをお届けします。

「立春」とは?(2月4日~2月18日まで)

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2月3日の節分〜豆まきを終え、二十四節気のスタートで、旧暦の1年の始まりとなる立春(りっしゅん)がやってまいりました!

2019年の立春の日は、2月4日。立春の期間は、2月4日〜2月18日までとなります。

まだ寒い2月のこの時期に春? と思われるかもしれませんが、立春とは「立つ」「春」と書きますよね。「立つ」とは、「始まり」を意味し、これから春が始まるいわば立春とは、春の初日(スタートする日)と言えますね。

春の初日に立春大吉

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2019年の立春は2月4日ですが、この日、朝一番に汲んだお水は立春の水とされ、〜若水〜(わかみず)といい、1年の始まりの清らかな水で健康や豊作を招く水とされています。

この水を使って入れたお茶を福茶と呼び、新たなる1年に相応しい幸せが膨らむお茶となります。

そして、立春の早朝、禅寺では〜立春大吉〜と縦書きした紙を門前に貼る風習があります。この立春大吉と書かれた物は、厄除けのお札となります。

立春大吉を縦書きにし、真ん中で縦線を入れると4つの文字が全て左右対称になります。

このことから、「昔々、鬼が玄関に立春大吉のお札が貼ってある家に入り、ふと振り返ると裏から見ても立春大吉の文字を見て、この家にまだ入ってなかったか! と勘違いし逆に玄関から出て行った」と言い伝えられ、鬼も入らず1年を無病息災で過ごすことのできる厄除けのお札となりました。

ご自身で書いても文字の効果はあるとされますから、今年はぜひ立春大吉の一筆、いかがでしょうか。

注目の食材「伊予柑(いよかん)」

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今回おすすめの食材は、春柑橘と呼ばれる伊予柑(いよかん)です。

春に旬の初めを迎える柑橘類は多く、文旦(ぶんたん)、八朔(はっさく)、ポンカン、甘夏、はるみ、そして伊予柑があります。

伊予柑は日本で生産されている柑橘類の中で、みかんの次に生産量が多い果物。伊予柑の栄養成分は、クエン酸、ペクチン、カリウム、ナリンギンなどです。そして、今アメリカのダイエット業界で注目の成分「シネフィリン」も含まれ、脂肪燃焼効果や食欲抑制効果が期待されています。

果汁溢れるジューシーな伊予柑の選び方のポイントは4つ。
1.見た目よりずっしり重い
2.皮にハリがあり、ツヤツヤしている
3.バランスの良い丸い形をしている
4.濃い緑色の軸が新鮮な証拠
以上を参考になさってくださいね。

「伊予柑」と相性がいいのが、ビタミンB1の王様「豚肉」

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今回、注目の食材と非常に相性が良くて、美容に健康にと相乗効果の高さを狙える食材が「豚肉」です。

豚肉は、疲労回復効果が期待できるビタミンB1が、牛肉に比べ約7〜10倍近く含まれ、食品の中でもトップクラスです。

まだ寒い立春の時期は、関節や足腰など神経痛も出やすい節気ですが、豚肉には神経痛の元となる末梢神経の修復に有効なビタミンB12も多く含まれます。

伊予柑などの旬のビタミンCと、豚肉に含まれる良質のたんぱく質を合わせることで相乗効果が働き、疲労回復や老化防止などの効果が期待できます。

今回は、この伊予柑と豚肉でビタミン豊富なレシピをお届けします!

「伊予柑×豚肉ビタミン生姜焼き」の作り方

今回は、伊予柑と相性がいい豚肉を組み合わせた、「伊予柑×豚肉ビタミン生姜焼き」のレシピをご紹介いたします。

■伊予柑×豚肉ビタミン生姜焼き

【材料】
豚肉(肩ロース薄切り)100g
砂糖 大さじ1強

A~調味料の材料~
伊予柑(絞って果汁のみ)50cc
醤油 大さじ2
生姜(すりおろして)小さじ1/2

【作り方】
1.下準備
Aの調味料は混ぜ合わせておく。

2.熱したフライパンに油(記載外)を入れ、豚肉を広げて入れて焼く。
3.片面に火が通ったらひっくり返し、砂糖をふりかける。

4.混ぜ合わせたAの調味料を全て入れ、中火でしっかり煮詰めていく。

5.伊予柑を(記載外)スライスしてお皿に並べ、焼き上がった豚肉を盛りつけたらでき上がり。

まとめ

平安時代、日本では中国の二十四節気を元に、地球が太陽の周りを1周する時間の(1年365日)太陽暦と、新月から次の新月までの1月を測った太陰暦を組み合わせた、太陰太陽暦で二十四節気と七十二候を作ったとされています。

この暦は農作物を健やかに育てる目安で作られました。

立春の始まりの日から八十八日目が、夏も近づく八十八夜♪、新茶を摘み、お米の種まきをする頃ですし(2019年は5月2日)、立春から数えて210日目は、台風が相次いで到来する日なので注意を促し、風を鎮めるお祭りの風祭りがあるのがこの頃です(2019年は9月1日)。

このように二十四節気は、生きとし生きるもの全てと、自然のリズムの中、おおらかに命満ちた暦であると思っています。

次回は、「雨水」のレシピをお届けします。お楽しみに!

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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