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2019年02月26日 15:00 更新

介護職員初任者研修資格とは? その後のキャリアパスや取得方法

介護の職種に就く方に、まずはじめに取ってほしいのが「介護職員初任者研修資格」というもの。介護資格の中でも、試験の合格率が高く、比較的取りやすいことでも人気の資格です。今回は、この「介護職員初任者研修資格」についてご紹介します。

介護職員初任者研修の資格とは?

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旧ホームヘルパー2級の資格

介護に関する資格はその種類も複数あり、キャリアアップも複雑で、上級資格を取得するまでが煩雑だったりと、なかなかキャリアを思い描くのに苦労してしまう側面がありました。2013年3月に一度介護資格に関して見直しがされ、介護職のキャリアパスが、以前よりわかりやすく、シンプルに変更されました。その過程で、内容とともに名称が変更になったのが「介護職員初任者研修資格」という資格。以前は「ホームヘルパー2級」が、この資格に該当していました。

介護キャリアパスの仕組み

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これまで介護のキャリアパスは、ルートが複雑で現場にいる方々でもわかりづらく、その複雑さから上級者向けの資格取得も後回しになりがちで、キャリアアップを描きにくい現状がありました。その現状を改善しようと、2013年4月にこれらが見直され、煩雑化していた介護のキャリアパスが、

介護職員初任者研修

実務者研修

介護福祉士

認定介護福祉士

と、シンプルに一本化されました。
一本化されたことで、目標が立てやすくなり、キャリアアップが描きやすくなったのです。

介護職員初任者研修から介護福祉士になるためには

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国家資格となる介護福祉士になるためには、介護職員初任者研修を経てから、実務者研修を行うこととなります。原則、130時間の介護職員初任者研修を経て、320時間の実務研修を行うのですが、介護福祉士となるためにはそれに加えて3年以上の従業期間かつ540日以上の従業日数が必要となるのです。

そのため、実務とは別に、時間を別に取って座学で学んでいくのが難しい……という場合は、この「130時間の介護職員初任者研修」を実務研修450時間を経たうえで、受験することもできます。

介護職員初任者研修の資格を取得するメリット

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資格手当で給料アップ

介護職員初任者の試験に合格すれば、晴れて介護の資格所有者になれます。介護の仕事は無資格でもできる場合もあるのですが、資格があると仕事内容も最初からスムーズに頭に入り、職場にも馴染みやすくなります。また、職場によっては資格手当がつくことも。介護の資格は、内容によっては大学や専門学校に通っていなければ受験することができない場合もあるのですが、こちらの資格は受験資格が設けられていないので、誰でも受験することができます。

仕事以外にも役に立つ

介護の職場で役立つこの「介護職員初任者研修」ですが、実は介護の現場以外でも、日常生活でも役に立つ場合があります。実はわたしの知り合いが、一時的なパート仕事のため「ホームヘルパー2級」を取り、1年後ぐらいに職場を辞めました。今ではその資格が、義母の介護・サポートに役立っているといいます。介護従事者のほか、自分の介護や地域のボランティアのために、この資格を受講する方も、結構いるそうですよ!

介護職員初任者研修資格の取得方法について

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介護職員初任者研修資格の合格率は?

「介護職員初任者」の資格試験の合格率ですが、合格基準が70点と低めで、かつ問題も学んだことを振り返るような内容がメインですので、合格率が高くなっているようす。万が一不合格だった場合も、追試を行い、ほぼ全員が合格できる仕組みになっています。

介護職員初任者研修資格取得のための費用は?

各研修実施校によって費用感は異なりますが、だいたい6万〜15万程度が相場のようです。他の資格と比べると比較的にかかる費用も少なく知識取得ができるといえるでしょう。

研修実施校によっては、運営する介護施設に勤務することを前提条件として、研修や試験の費用をおさえられることもあるようです。

まとめ

介護の現場以外でも、日常生活のいろんなところで役立つことが多い「介護職員初任者研修」という資格。今後介護の現場はどんどん求人も増えてくるかと思いますので、いま取得しておくと重宝されるでしょう。まずは介護職の基礎として、取得を検討してみてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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