【床に散らばる割れたガラスの掃除法】片付けの手順は？

ガラスを割ってしまったら、まずは慌てず手袋とスリッパを用意します。ビニール素材など、破れやすいものではなく、軍手があるといいですね。また、思わぬ破片で足を傷つけないように、スリッパも必ず履くようにしましょう。

手袋とスリッパを身に付けたら、掃除道具を準備します。ほうき、ちりとり、掃除機、粘着テープ、雑巾をそろえましょう。ほうきは、座敷を掃くような大きなものではなく、手元で使える小さなものでOKです。100均などで小さなちりとりとほうきのセットがありますから、小掃除用に準備しておくと役立ちます。

まずは、大きな破片を取り除きます。鋭いですから、はじをそっとつまんで集めてください。とりあえず、ちりとりにのせておきましょう。後から、新聞紙などで包んでビニール袋に入れます。直接入れると破れて、持ち運ぶときにけがをしてしまう可能性があるので気を付けて。

大きな破片がなくなったら、小さな破片を集めます。ほうきとちりとりを使ってください。そのまま掃除機で吸い取ってしまうと、ホースや本体を傷つけてしまう恐れがあります。掃除機は、目に見えるような破片を取り除いたら出番です。最後は、ウェスや雑巾で水拭きをします。使った布は、破片がくっついていて再度使うのは危ないので、そのままゴミに出してしまうのがいいですね。

毛足の長いじゅうたんや、カーペットを敷いている床の上で落として割れてしまった場合は、ガラスの破片が毛のなかに埋もれている場合があります。細かい破片を取り除く場合は、粘着テープを利用して、くっつけて破片をとるようにしてください。最後は、毛と毛の間にある破片の取り残しがないように、念入りに掃除機をかけましょう。

掃除機を使って吸い取ってしまうご家庭も多いかと思いますが、大きな破片を吸い込むと、ホースや掃除機の内部を傷つける恐れがあります。掃除機の故障につながってしまうため、掃除機をそのままの状態で使うのはあまりおすすめできません。

掃除機を傷付けずに、ガラスを取り除くためには「ストッキング」を用意します。
適当な長さに切り、ホースの先端を蓋するようにかぶせ、輪ゴムでとめてください。そして近くにゴミ箱を用意し、ストッキングをかぶせた掃除機でそのままガラスを吸い取ります。破片やガラスのくずは、掃除機の吸引力でストッキングの表面に吸い付くでしょう。

掃除機を止めれば、ガラスの破片は落ちてしまいますから、ゴミ袋の上に掃除機を持っていってからスイッチをOFFにしてください。終わったら、ストッキングをはずしてゴミ箱へ。

ガラス破片の吸い込みを防止できるので、掃除機の中に入って目詰まりを起こす心配が軽減されます。

割れてしまったガラスは、地域のルールにしたがってゴミに出します。多くの場合、ガラスは不燃ゴミです。新聞紙に包んでビニール袋などに入れ、表に赤字で「割れ物　危険」と書いておくと、清掃員さんがケガすることなく対処できます。子どもが勝手に触れないように、ゴミ出しの日までは、ベランダや物置などで保管しておきましょう。

ガラスを割ってしまったときは、しっかりと取り除くことが大切。スリッパや手袋をして、安全に対処できるように準備したうえで、片付けてくださいね。また、掃除機で吸い取るときには要注意！　細かいとはいえ、ガラスをそのまま吸ってしまうと目詰まりしてしまう可能性もあるため、ストッキングを掃除機にかぶせて中に入らないように工夫してください。