お札のシワを家で伸ばせるの？　祝儀用など新札が必要なときに役立つ裏技

新札が必要なときにシワシワのお札しかなくて困ったことはありませんか？　そんなときは、自分でお札のシワを伸ばして、お札を新札のようにきれいにしてみましょう。

お札のシワを伸ばす方法はいくつかありますが、特におすすめなのが大根おろしを使う方法。ここでは、大根おろしを活用してお札のシワを伸ばす裏技について見ていきます。

この裏技に必要なものは、
・大根
・キッチンペーパー（2枚）
・アイロン
・当て布
です。これらとシワを伸ばしたいお札を必要な枚数分、用意しておきましょう。なお、お札を1枚伸ばすのに必要な大根おろしの量は小さじ1杯程度なので、それを目安に大根を用意してください。

それではさっそく、以下の手順に従ってお札のシワを伸ばしていきましょう。

①大根おろしを作る
②キッチンペーパーを2枚重ねにして、適量の大根おろしを包み込む。
③キッチンペーパーから出た大根おろしの絞り汁をシワができたお札の両面に塗り込み、お札を濡らす。
④大根おろしの絞り汁で濡らしたお札に、低温（100℃くらい）に設定したアイロンをかける。このとき、お札のホログラムに直接アイロンを当てるとお札が傷んでしまうので、当て布を使うようにする。

以上の方法で両面ともシワを取ると、お札がピンと伸びます。

お札は、ただアイロンがけをしただけではそれほどきれいにシワが伸びません。では、どうして大根おろしを使うとシワシワのお札がまるで新札のように蘇るのでしょうか。

その秘密は、大根に含まれる成分にあります。大根には、アミラーゼやジアスターゼと呼ばれる消化酵素が含まれており、これらの酵素は、デンプンを分解するはたらきをもっています。

実は、お札の表面にはお札を丈夫にするためにデンプンが塗りつけられており、そこにお札に大根おろしの絞り汁をつけると、含まれる消化酵素がデンプンをやわらかくしてくれます。そして、その後お札にアイロンをかけることで、不要な水分を飛ばし、デンプンを元の固い状態に戻すことができるのです。

ちなみに、大根と同様にデンプンを分解する消化酵素をもつリンゴを使っても同様の効果が期待できます。大根がない場合は、すりおろしたリンゴを使って裏技を試してみてください。

「大根おろしでシワだらけのお札がきれいになるのはわかったけれど、大根が家にないときはどうすれば良いの？」「お札のシワを取りたいけれど、大根おろしを作っている時間がない」そんなときは、ヘアアイロンを活用してみましょう。毎日のヘアセットに使うヘアアイロンを上手に使えば、手軽にお札のシワを伸ばすことができますよ。

この裏技に必要なものは、ヘアアイロンと霧吹きです。ヘアアイロンは、温度を低温に設定できるものを選ぶと良いでしょう。また、霧吹きの中には水を入れておいてください。

それでは、ヘアアイロンを使ってお札のシワを伸ばす方法について解説します。その手順は以下の通りです。

①霧吹きでシワのついたお札に水を吹きかけ、よく濡らす。
②お札にしっかりと水が染み込むまでしばらく待つ。
③低温（100℃くらい）に設定したヘアアイロンでお札を挟み、シワを伸ばす。すると、お札のシワがきれいに取れる。

ヘアアイロンを使う方法のメリットは、大根おろしの絞り汁を使う裏技よりも簡単で、スピーディーにお札のシワを伸ばすことができること。あまり時間がないときでも、ヘアアイロンならヘアセットのついでにお札のシワ伸ばしができます。

ヘアアイロンでシワを伸ばすときには、まず霧吹きで水を吹きかけていくということはお伝えしましたが、このとき、水に洗濯のりを混ぜておくとさらに効果的。水だけを吹きかけたときより、洗濯のりを混ぜた方がパリッときれいに仕上がります。使用する洗濯のりの分量の目安は、水80mlに対して小さじ1杯程度です。

今回ご紹介した方法は、あくまでも緊急時の方法です。新札は、事前に準備しておくようにしましょう。

ごく少数ではありますが、新札専用のATMが土日でも開いていることもあるので、まずはお近くで新札に交換してもらえる場所がないか、調べてみてくださいね。