無印良品のバスケットの収納実例と失敗例
インテリアの一部のように、見せる収納で使われることの多い無印良品のバスケット。無印良品では、収納家具とバスケット等の収納用品はぴったりモジュールが合うように作られていて、まさにうっとり収納が叶います。サイズをしっかり確認して購入してみましたが……その後のわが家でのリアルな使い勝手をお伝えしたいと思います。
こんにちは、インテリア好きのライフオーガナイザー®️木原ことのです。
素材感のあるバスケットを、キッチンやランドリーのオープン棚にオシャレに並べるのが憧れでした。暮らしぶりが素敵な、尊敬する料理家さんが書籍で「家の中に入れるモノは、できるだけ自然素材を選ぶようにしています」とおっしゃっていたことも理由のひとつです。
ですから、扉を開けても素敵なカゴを収納に使うことが理想でした。その料理家さんのお宅では自然素材、ステンレス、琺瑯をメインに使用されていたように記憶しています。
完全に真似っこすることは難しいのですが、可能な限り、取り入れたいと思っています。そんな憧れの暮らしに近づくために取り入れた無印良品のバスケット、わが家での使い方をご紹介します。
ちなみに、上記2点が我が家で愛用している無印良品のバスケットたちです。
わが家での無印良品バスケットの使い方
こちらはリビングにある収納スペースで、上段にペットシーツ200枚。中段に、薬箱と重要書類やカタログなどの一時置き用として使っているポリプロピレンケース。下段にメイクボックス、ペットシーツ下に敷く吸水マット、裁縫ボックス。
ブリ材を選んだ理由は、軽いこと、もし不要になった場合、簡単に小さくして処分が可能であること。ブリ材の無印良品のボックスは、この他にもキッチンでのお菓子用ボックスと、製菓道具用ボックス、乾物用ボックスと3個使用しています。
全て、初めから引き出しの中を仕切るバスケットとして購入しました。
ラタン材を選んだ理由は、ある程度軽く、バスケットの中で最も好みのデザインだったため、コスメ等お気に入りのモノを入れておきたかったから。基本的には長く使う予定で購入しました。
ブリ材バスケットの中に入れているもの
薬セット
ブリ材バスケットの中を、さらにアクリルケースで仕切っています。箱に入っているお薬は、分かりやすくそのまま立てて。液体系、チューブ系は箱から出して収納。
例外はバンドエイド! 箱から出しておいたほうがサイズが分かりやすいからです。ポケットティッシュ、マスク、お薬手帳もここに。
中身は常に入れ替わりながらも特に乱れることもなく、もう10年程使っています。片手で取り出せる軽さも良いですね。
ラタン材バスケットの中に入れているもの
裁縫道具
裁縫ボックスとして使っています。学生の頃から使っていたポリプロピレンケースが、壊れかかっているのに見て見ぬ振りをしていたのですが、これをきっかけにやっと手放すことを決意できました。
壊れているのが気に掛かりながら、なぜ買い換えなかったのかというと……。
・大学の時に初めて購入した無印良品の持ち手付きケースで、思い出があるから。
・たまにしか裁縫道具を使わないから。
うっかり触ると怪我してしまいそうなのに手放せなかったのは、モノに感情がくっついていることが原因でした。代わりとなる新たなケースが出現して、自然と手放すタイミングに出会えたような気がします。
犬の首輪・ハーネス
不安定な形のため、そのまま置くと転がって床に落ちてしまいそうな犬の散歩用品を入れることにしました。ハーネスと首輪を2つずつ入れています。
こちら玄関のシューズクローゼットにおいています。毎日必ず開け閉めする場所に、好みのラタン材バスケットを収納として使うのは、私にとってはほとんど「見せる収納」のようなもの。
扉を開けても、まとまっている気持ちのいい収納になりました。
無印良品のラタン材バスケットに入れて失敗したもの
ピッタリ過ぎる収納、モノによっては不適切
こちらは洗面所の浅い引き出しです。
サイズを測ると小さなサイズのラタン材バスケットとポリプロピレンメイクボックスがピッタリなことに嬉しくなりました。
しかしいざ使い出すと、ドライヤーがピッタリ過ぎてコードが折れてしまう……。引き出しを開け閉めする時にかなり慎重に閉めないとコードが引っ掛かることがストレスになってしまいました。これだと、故障の原因にもなりかねませんよね。
そこでこの場所からも、ラタン材バスケットは撤退することになりました。
汚れがつきやすいもの
当初、メイクボックス用として使用していましたが、気が付くとアイシャドーやファンデーションの細かい粉がラタン材バスケットの編み目の間に入り込んでいました。
きっと扱いの丁寧な方だとこうはならないのでしょうが、入り込んだ粉の汚れはなかなか取れません。速やかに諦めてポリプロピレンメイクボックスに乗り換えることにしました。
メイクで汚れたラタン材バスケットのお手入れ
メイク製品の粉汚れが果たしてキレイに落とせるのか不安でしたが、思い切って洗ってみることにしました。
メイク製品の汚れはほとんどが油性なので、セスキスプレー(セスキ炭酸ソーダを水で溶かしたスプレーです)をかなりの量シュッシュッとして汚れを浮かせてから水道の水で洗い流し、完全に乾かすというやり方にしました。
※同じような木製品でも塗料などは剥げることがあると思いますし、フローリングのワックスも剥げることがあると思いますので注意してください。乾かすのが中途半端だと、カビてしまう可能性があります。
私は「剥げてもいいや」という気持ちで洗浄しました。
まとめ
自然素材のバスケットですが、メイク汚れだけでなく、見せる収納として外に出しておくことはホコリが編み目に入り込んでしまうということ。考えてみれば当たり前なのですが、実際に使ってみるまでは気付かなかったことでした。
飾るように使いたかったバスケット収納は、今では全て扉の中に入れてしまっています。
中に収めておく方が、棚の外は掃除しやすいことにも改めて気がつくことができました。「扉を開けたらうっとり収納」に方向転換することで、お手入れの面でも満足しています。
ぜひ、おうちにバスケット収納を取り入れる前の参考にしてみてくださいね。