【お正月の花飾り】ガーデンシクラメンの苔玉を作ってみた!
クリスマスが終わったと思ったらもう、お正月の準備。この時期は本当に忙しいですよね。今回はあまり手間をかけずにできる、冬に人気の花「シクラメン」を使ったお正月飾りをご紹介します。ぜひ試してみてくださいね♪
フラワーデザイナーでフォトスタイリストのはぎわらりえこです。
クリスマスからお正月のわずか1週間足らずの期間は、本当に主婦にとっては忙しい期間です。あまり手間をかけずに新年の準備も手際よくしたいもの。
今回は、お正月飾りに使えるガーデンシクラメンの苔玉の作り方と、シクラメンの上手な選び方をご紹介します!
シクラメンの上手な選び方
シクラメンは、サクラソウ科シクラメン属の植物。地中海沿岸が原産地です。意外かもしれませんが、暖かいところの植物なんです。
シクラメンを購入する時に上手に選ぶコツは、下記の2つです。
・元気そうな緑色の葉がたくさんついているものを選ぶ
・葉の状態を良く見ること
特に後者ですが、固そうでパリッとしている葉と茎を持っているものを選ぶこと! しなしなと柔らかそうな葉は良くありません。
シクラメンは、1つの葉に1つの花がつきます。ということは、「葉がたくさんついているもの=たくさん花が咲くということ」なんです。
ご自宅用のシクラメンを選ぶなら、鉢がビニール類でラッピングしてあるものよりは、籠入りなどのもの選ぶと良いかもしれません。
ときどきラッピングのまま飾ってあるシクラメンを見かけますが、これは、鉢が蒸れてしまって良くないのです。鉢部分の通気性を良くして飾ってあげることが大切です。
ガーデンシクラメンは、品種改良されて屋外でも育てられる、寒さに強い品種です。
小さいサイズ感のガーデンシクラメンは、可愛らしい印象です。この品種は、花壇やプランターにオススメです。花があまりない冬の玄関先や花壇を、華やかに彩ってくれる存在の花です。
では、そのガーデンシクラメンで長く飾れる、お正月飾りをご紹介しましょう。
ガーデンシクラメンのお正月飾り! 苔玉の作り方
用意するもの
・シクラメン(ガーデンシクラメンなどの小ぶりなモノ)
・スプーン、はさみ、モス(苔)、ワイヤー(あると便利)
・ケト土※(あると便利)、緑色の木綿糸
モス(苔)は、ダイソーの「装飾グリーンモス」を使用しています。
※ケト土とは、葦や苔など水辺の植物が枯れて水の底にたまり、長い年月をかけて粘土状に変化した土のことです。 水を含んでいるときはねっとりとした質感で、乾燥すると固まる特性から、粘土のような感覚で土作りに活用できます。
作り方
STEP1
ガーデンシクラメンをビニールポットから外します。スプーンなどを使い、根を傷めないように優しく土部分をほぐします。全部ほぐしてしまわないよう注意しましょう。角を丸めるような感じで、土部分を丸くしていきます(ケト土があれば、ケト土を混ぜながら球状に土を整えます)。
お団子をつくるように、握り固めるようにしっかりと丸くします。
STEP2
土を丸く整えたら、モス(苔)で土の上を覆い、貼りつけるように土部分全体を包みます。隙間がないように注意しましょう。
STEP3
モス(苔)で包みながら、木綿糸でモスをぐるぐると巻き留めます。
しっかりと巻き付けて糸をしばります。モス(苔)がほつれてでてしまったり、木綿糸で良く巻きつけられていないような部分があれば、ワイヤーで作ったUピンで挿して止めると簡単に安定しますよ。
完成です♪
シクラメン苔玉の飾り方
お正月らしい飾りと一緒に飾るといっそうお正月の雰囲気が演出できます。
私は、金色のお盆に白い石を敷いて、その上にシクラメンの苔玉を乗せました。このようなお盆のような平らな器や、他には焼き物の器などもお正月らしくなりそうです。また、モダンに飾りたいときは、四角い白や黒のプレートなども素敵に飾れます。
水やりの間隔は、2〜3日に1回で大丈夫です。年末年始の旅行で留守にするときは、水のためられるどんぶりのような器に入れて、苔玉部分の半分が浸かるくらい水をいれておくと、数日間の外出でも水切れの心配がなく安心です。
まとめ
シクラメンは、冬の代表的な花です。暮れのご挨拶にお歳暮でシクラメンを贈られたり、プレゼントとして贈答用にしたりすることも多い花。
次々に蕾が出て綺麗に花を咲かせる期間が長く、縁起の良い花としても人気です。長く飾れる新しい年のお飾りとして、ぜひ苔玉に挑戦してみてくださいね。
皆さんも良い年を迎えられますように♪