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2019年05月23日 21:00 更新

まな板の臭いを消してくれる裏技的調味料って? お手入れの注意点も

調理中に魚などを切ると、まな板に臭いが染みついて、洗ってもなかなか落ちないことってありますよね。そんなとき、強力な洗剤を使うという方法もあるかもしれませんが、食材をカットするのに使うまな板は、できるだけ安全なもので洗いたい……。今回は、身近な調味料を使ってまな板の臭いを取り除く裏技をご紹介します。

まな板に酢をスプレー

Photo by rawpixel on Unsplash

酢は、殺菌作用や消臭作用を持っており、まな板の消臭に有効な調味料です。なんと、食中毒を引き起こすことで有名な、あの病原菌O-157も、酢で抗菌することができるのだとか。酢を使えば、まな板の臭いだけでなく、菌対策までできるので安心ですね。

特に、酢は酸性の性質を持つため、アルカリ性の臭いの除去に効果的。中和することによって、アルカリ性の臭いを打ち消してくれるのです。例えば、魚を切ることによってまな板につく生ぐさい臭いはアルカリ性。魚を切った後のまな板は、酢を使って消臭することができます。

酢水スプレーの作り方と使い方

まな板を消臭するときは、酢を水で薄めて使います。酢と水が1:3の割合になるようにして混ぜて酢水を作り、これをスプレーボトルに入れて「酢水スプレー」を作りましょう。

酢水スプレーの使い方は、魚を切った後などのイヤな臭いがついた包丁やまな板にシュッシュッと吹きかけて、1分ほど置いてから水で洗い流すだけ。酢水スプレーを使えば、不快な臭いを手軽に洗い流すことができますよ。

まな板をレモンでこする

Photo by rawpixel on Unsplash

酢と同様に、酸性の性質を持つレモンを使っても、包丁やまな板の臭いを取ることができます。レモンには、消臭・抗菌作用のあるクエン酸や、油汚れを分解して除去してくれる作用のあるリモネンという成分が含まれており、掃除の場面でも活躍してくれる食材なのです。料理で余ってしまったレモンは、まな板の消臭に活用してみましょう。

輪切りレモンを使って

レモンでまな板を消臭するときは、まずはレモンを輪切りにします。そして、切ったレモンで臭いの気になるまな板や包丁を拭いてみてください。その後、水でレモンの成分をよく洗い流せば、これだけで消臭完了。余ったレモンを有効に活用できて、まな板についた臭いもスッキリ落とすことができます。

まな板を塩でこする

Photo by Edi Libedinsky on Unsplash

どのご家庭にも必ずある塩も、まな板の消臭に効果的な調味料の一つ。実は、塩には消臭作用と殺菌作用があるんです。魚を調理するとき、下ごしらえとして魚に塩を振りかけ、くさみを取るという方法を行っている人も多いでしょう。このように、塩は魚の臭いを取ることができるので、まな板や包丁の消臭にも使うことができます。

塩をつけてこする

それでは、さっそく塩を使ってまな板の臭いを取ってみましょう。まずは、臭いの気になるまな板に適量の塩を振りかけてください。そこに、少量の水をつけて、塩でまな板をゴシゴシとこすります。
よくこすったら、水で塩を洗い流し、最後に洗剤で洗って仕上げれば、臭いも汚れもきれいに落ちて、まな板が清潔になります。

まな板を洗うときの注意点

Photo by Annie Spratt on Unsplash

まな板を洗う際には、注意すべき点があります。間違った方法でまな板を洗うと、まな板の臭いや汚れが落ちにくくなってしまったり、まな板が変色したりする原因となることも。あなたは、正しい方法でまな板を洗っていますでしょうか? ここでは、まな板を洗うときの注意点について解説します。

最初に熱湯で洗い流すのはNG!

あなたは、魚を切った後のまな板をどのように洗っていますか?

「水で洗うよりもお湯の方が消臭効果や殺菌効果がありそうだから、最初に熱湯で洗い流している」というのは間違い。最初に熱湯をかけてしまうと、まな板についた魚のタンパク質が熱で固まり、汚れや臭いが落ちにくくなってしまうのです。

肉や魚を切った後のまな板は、次の手順で洗いましょう。
①流水で洗い流す。
②洗剤をつけたスポンジでまな板をこすり、汚れをしっかりと落とす。
③洗剤が残らないように流水ですすぐ。
④熱湯をかけて殺菌消毒する。
⑤布巾で水分を拭き取り、よく乾かす。

木のまな板に漂白剤はNG!

まな板のカビや汚れを漂白剤で落としているという人もいるでしょう。確かに、プラスチックのまな板であれば漂白剤は使ってもOKですが、天然素材である木製のまな板は漂白剤のような薬品に強くありません。そのため、木製のまな板に漂白剤を使ってしまうと、黒ずみが発生したり、変色や割れの原因になったりすることがあります。木製のまな板の場合は、お手入れのときに漂白剤は使用しないようにしましょう。

カビや黒ずみが気になる場合は、サンドペーパーを使って削り落とすのが正解です。まずは粗目のサンドペーパーでカビや黒ずみを落とし、目の細かいサンドペーパーで仕上げてください。

まとめ

まな板についたイヤな臭いを取るのには、酢やレモン、塩のような身近な調味料を使った裏技が効果的です。食品を切るのに使うまな板なので、安全なもので対策できるなら安心ですね。注意点をふまえながら、適切な方法でまな板の消臭を試してみてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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