大掃除もナチュラルがいい! 洗剤ナシでキッチンの油汚れを落とす裏技
今年も終わりに近づき、いよいよ年末のお掃除シーズンの到来! 毎日のごはんを作るキッチンは、その中でもしっかりキレイにしておきたいものですが、食べ物を扱う場所ですから、なるべ洗剤を使いたくない……という人も多いかと思います。そこで今回は、ナチュラル素材でできるキッチンのお掃除法をご紹介。
お湯だけで油汚れが落ちる?
お湯につけ置くだけ
油汚れがびっしり固まってこびりついてしまっている換気扇の部品や、五徳などのガスコンロの部品は、洗剤をつけてゴシゴシこすっただけでは落ちないことも。そこで使えるのが「お湯」! 熱を加えることで、汚れを柔らかくすることができ、落としやすくなります。
洗面器やバケツなどにゴミ袋を入れ、汚れを落としたいパーツを放り込みましょう! 洗剤と一緒に、わかしたお湯を入れ、ゴミ袋の口をきゅっと締めて30分放置します。そうすると、かたかった汚れが柔らかくなるので、そのままスポンジや歯ブラシなどでこすって汚れをオフしましょう。
ドライヤーの温風で油汚れが落ちる?
油汚れを熱で溶かす
作業場所などの関係でお湯を使うのが難しそうな場合、ドライヤーを使って熱を加えるのも手です。放置できるお湯を使う場合と違って少しの間ドライヤーを持ち続けなければいけませんが、換気扇などのパーツにドライヤーを使って熱を与え、汚れを柔らかく、落としやすくします。汚れが浮いてきたら、スポンジやブラシでササッと拭きましょう。
小麦粉で油汚れが落ちる?
小麦粉が油汚れを吸着する
ガチガチに固まった油汚れがびっしりついてしまうガスコンロ。五徳など取り外しができるパーツは、洗剤をつけたあと水洗いできますが、ガスコンロそのものはなかなか水で洗い流すことは難しいですよね。洗剤をつけて洗うと洗い残しがあった場合、なんとなく気になるし……。そこで使えるのが、食料品でもある「小麦粉」です。
小麦粉を油汚れがこびりついている部分にまんべんなくふりかけ、しばらく放置しておきましょう。小麦粉が油分を吸着してくれますよ! あとは軽く霧吹きなどで湿らせ、ペースト状になった小麦粉をふき取るようにして掃除すれば、すっきりきれいに。消費期限が切れてしまった小麦粉の二次利用としてもいいですね。
油汚れに重曹パックが効く!
時間が経ってしまった筋金入りの油汚れに効果的なのが、ナチュラルクリーニングの代表的存在「重曹」。キッチンシンクにポリ袋を敷いて、端を養生テープなどで止め、お湯を張り、重曹を入れて溶かしましょう。重曹は油を溶解する働きがあるので、その中に換気扇やガスコンロの五徳などの取り外しできるパーツを入れてしばらくつけ置きすれば、頑固な油汚れも落ちやすくなります。
こびりついたレンジ庫内も重曹が効く!
グラタンを焼いたりクッキーを焼いたりと、オーブンレンジを長時間使うと、レンジ庫内にびっしり、焦げ付き汚れがついてしまいますよね……。肉料理を作った時は、油汚れもべっとり。すぐに拭き取りをすれば取れるものの、「熱いから」という理由で後回しにしてしまうこともしばしば。そうして時間が経ってしまうと、水拭きするだけでは落ちませんよね。
そんな頑固な焦げ付きは、重曹を溶かした重曹水スプレーを吹きかければ、焦げ付き汚れが柔らかくなり、するんっと汚れが落ちます。それでも落ちない場合はメラミンスポンジでこすればすっきりきれい!
まとめ
大掃除のシーズンはいろんな汚れもオフしなきゃいけない分、さまざまな洗剤を用意したり、使うのも大変ですよね。ナチュラルクリーニングなら、家にあるもので対応できるので、汚れごとに洗剤を用意しなくてもすみますよ! ぜひ試してみてくださいね♪