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2018年12月20日 11:00 更新

絵心がなくても大丈夫! 100均デコパージュのアイデア

絵心がなくても可愛く仕上がることで人気の高いデコパージュ。やってみたことはありますか? 今では100均で必要なものが揃うので試しやすくなりました。今回はデコパージュの手法から実例アイデアまでご紹介します。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

100均の手芸コーナーは、近頃は人気が出るとすぐに商品化してくれて、手芸やクラフト好きな人に大人気です。そのため、まず100均で材料や道具が揃わないかチェックする方も多いのではないでしょうか。初めて挑戦するときは特に、量が多くなくてお手頃価格の100均はちょうどいいですよね! 私がデコパージュを始めたのも、そんなきっかけが後押ししてくれたからです。

デコパージュって?

Lazy dummy

デコパージュはペーパーナプキンや専用のペーパーを何かに貼って仕上げる手芸の1つ。トールペインティングのように自分で絵を描くわけではなく、好みの絵がプリントされているものを切り取って専用液(糊)で貼っていくので、絵心がなくても素敵に仕上げることができます。道具や材料も少ないので始めやすく、初めてでも完成度の高いものができるので人気です。

また、コーティングすることによって汚れが付きにくくなるメリットも。専用液によっては洗濯したり、食品を置いてもOKなものもあり、デコパージュできるものや、用途は多岐にわたります。

100均デコパージュ商品

以前はクラフトや手芸用品の専門店でしか取り扱いがなかったデコパージュ用品ですが、人気が出始めてからダイソーやセリアなどの100均でも必要なものが揃うようになって、一気にハードルが下がりました。ちょっと試してみたい、初めてだから少ない量の材料が欲しい、そんな要望が形になっています。

デコパージュに必要なものは専用液と可愛いプリントがされているペーパー、そして貼りたいもの。この3つだけです。道具もハサミと専用液を塗るための筆があれば大丈夫♪

ここで、デコパージュ専用液について、ダイソーとセリアの商品を見ていきましょう。

【ダイソー】
デコパージュ専用液30ml入り
・オールマイティー(木材、プラスチック、ガラス、石鹸)
・布製品用
・光沢仕上げ(トップコート)
この3種類があります。用途によって使い分ける必要があります。基本的に、適している専用液+光沢仕上げの2つが必要になってきます。

【セリア】
デコパージュ専用液20ml(接着&コーティング)
石鹸、木材、布、プラスチック、金属、ガラス、紙に使え、仕上げも兼ねているのでこれ1つでOK! 量はダイソー商品の方が多いですが、セリア商品の方は1つ揃えればいいので手軽さは上です。

デコパージュはペーパーナプキンを使ったり、専用ペーパーを使ったりします。ペーパーナプキンはコスパも良く、100均でも可愛い柄のものがありますが、プリントが1種類だけのことがほとんど。

おそろいの柄でたくさんのものをデコパージュするときにはぴったりですが、使い切ることは難しいかもしれません。残りは普通に使うか、すでに家にあるものを使ってもいいでしょう。

ペーパーナプキンは柔らかく破れやすい面もありますが、もっとハリがあって扱いやすいのが専用ペーパーです。

ダイソーでもセリアでも、デコパージュの専用ペーパーが何種類もあって、どれも可愛い絵がプリントされています。同じ柄だけではなく何種類も入っているのでお得感もかなりのもの。

【ダイソー】
・ガーリー
・アンティーク
・ヴィンテージミックス
・テクスチャ
・モノトーン
・メルヘンスイート
・フレンチガーリー
・北欧モダン

など、以前は2種類しかなかったのに、現在は種類がとても増えました! サイズは330×330mmとかなり大きめです。

コスパの良さはダイソー商品がいいのですが、セリアにも可愛い柄の専用ペーパーがあるので、気に入った柄のものを使ったらよいのではないでしょうか。

100均素材でスマホカバーを作ってみよう♪

では実際どんな使い方をするのか、スマホカバーを作りながらご紹介していきます。

今回使用するのはダイソーの専用液とペーパー。スマホカバーはセリアで購入した透明のハードタイプです。シリコン製のタイプだと貼れないので、必ずハードタイプを選んでください。

専用液はパッケージデザインが変わって以前のものですが、現在(2018年12月)店舗によっては、在庫があって新旧どちらも陳列している店舗もありました。

透明のカバーなので1枚だけだと色が薄くでそうだったので、今回は何層かに重ねて貼っていきます。先ずは下地になるペーパーを選んで、スマホカバーよりも大きめにカットします。

ペーパーナプキンを使用するときは、ペーパーナプキンは2枚か3枚重ねになっているので、プリントしてある表面の1枚だけを貼っていきます。

デコパージュ液をカバーに塗っていきます。

ペーパーを貼るときは空気が入って残らないように、外に空気を出すようにするのがコツ。筆でなぞって空気を出すように貼っていきます。あまり何度もするとペーパーが破れてしまうので気を付けましょう。どうしても手に専用液が付くと、その手にペーパーがくっついて破れてしまいます。オーブンペーパーはくっつきにくいので、そっと当てて触ると作業がしやすくなります。しかし、いくら作業がしやすいからといっても何度もこすると破れてくるので気を付けてください。

カーブの部分は切込みを入れて包むと、仕上がりがきれいになります。側面にも専用液を塗ってペーパーで包むように貼り合わせていきます。側面の凸凹部分も切込みを入れて包んでいきます。穴の部分や、余ったペーパーは乾いてからカットしていくので、この段階では取り除かなくても大丈夫です。乾く前だと破れやすいので、無理しないようにしましょう。

次に貼る素材を切り取ります。ペーパーは柔らかくて薄く、ぎりぎりのラインでカットするのは難しいので多少大まかでも大丈夫です。専用液でコーティングすると、ある程度馴染んで目立ちません。色の違いがはっきりする場合は、頑張ってきれいにカットしてくださいね。

英字を貼ってからチョコレートパフェを重ねて貼ります。この時も空気が残らないように、筆で外に出すようになぞってください。

さらにパフェの足元が寂しいので、ライン使いのプリントをカットし、貼っていきます。それぞれ貼ってから、乾かして次のものを貼っていくようにすると、貼りやすくきれいな仕上がりになります。

全部で4層に貼れました。多少しわや空気が入ってしまうかもしれませんが、しわは乾くと少しピンとしてきます。

乾いたら、穴の部分や余分なペーパーをカットします。内側側面はカッターで軽くなぞってカットして剥がすようにするときれいに取れます。

最後に、光沢仕上げの専用液を塗ります。乾かして塗ることを何度か繰り返すと、剥がれにくく丈夫に仕上がります。

完成です♪ 乾くと馴染んでいい感じになりました。

こんなこともできる! デコパージュの10のアイデア

イースターエッグ

Lazy dummy

日本でも徐々に認知されてきているイースター。定番のイースターエッグは、デコパージュで作るととっても素敵なものができて海外では人気が高いです。

こちらは100均のペーパーナプキンやデコパージュ専用ペーパーで作ったイースターエッグ。重ね使いしたり、細長く切ってマスキングテープのようにも使えます。あらかじめ卵の殻を色付けした後に、デコパージュします。

Lazy dummy

デコパージュだけではなく、リボンやレースと一緒にデコレーションしても素敵ですね♪

家具

木製品に使うのも得意なので、家の中のちょっとした家具のリメイクもできます。こちらは娘が小学生の時に作ったミニチェスト。ダイソーの専用ペーパー使用。

Lazy dummy

大きな家具や部屋の壁も。全体にするのは大変なので、部分的にデコパージュすれば一気に雰囲気が変わります。

リメ缶

撥水効果もあるので植木鉢や缶のリメイクに。こちらはペーパーナプキン使用。薄い紙なので、缶の凸凹にフィットして馴染みます。

実際に植物を植えて使用しました。時間の経過と共に、錆びてジャンクな雰囲気が出てきましたが、剥がれることは数年たってもありませんでした。

お気に入りツールにリメイク

使っている道具にデコパージュするのも、愛着が増しておすすめです。こちらは娘が自分のお裁縫セットにあるケースをリメイクしたもの。お裁縫セットは学校で一斉に注文するため、種類はいくつかありますが、中の道具はみんなほぼ同じなので見分けづらいのが難点。デコパージュして他のものと差別化をはかると、一目で自分のものを探すことができるようになりました。

デコパージュペーパーと布テープで自分好みにリメイク。もとは味気ない無地の白いプラスチックケースでした。

ボックス

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ボックスをデコパージュしても素敵です。下地の色はペンキで塗って、その上にデコパージュすれば思い通りのものができ上がります。

Lazy dummy

ボックスは木製品だけでなく、紙やプラスチック、こんな編んだものにデコパージュしてもいいですね。

トレー

Lazy dummy

トレーをリメイクするのにも。ペインティングするのはかなりハードルが高く、失敗したら……と思いますが、デコパージュなら貼る前にカットしたペーパーを並べてデザインを考えることも可能。

フレーム

Lazy dummy

鏡や写真のフレームにも。お気に入りの絵でオリジナルのフレームができたら嬉しいですね♪

空き容器のリメイク

Lazy dummy

缶だけでなく、ガラスやプラスチックの空き容器もリメイクすれば立派な器に変身!

インテリア

Lazy dummy

家の中のインテリア雑貨もデコパージュで。季節感あふれるプレートやオブジェも簡単に作れそう。

Lazy dummy

お皿なども素敵に変身。食べ物を直接乗せられるかどうかは使う液にもよりますが、残念ながら100均の専用液は口に付けるのはNGなので飾り皿としてどうでしょうか。

上履きデコ

上履きデコも人気が高いですね! 布用の専用液を必ず使用してください。また、貼る上履きもツルっとした素材のものだと剥がれてしまうので、液がしみ込むような生地のものにしてください。

上履きだけでなく、布製の靴やカバンなどにもデコパージュできます。

この他にも石鹸やキャンドルにデコパージュするのも人気が高く、教室やワークショップで体験できることも多いですね。マグネットやアクセサリー作りにも活用できます。

デコパージュするときの注意事項

Lazy dummy

使用する際にいくつかの注意事項があります。使うものによって違いがあるので、パッケージに記載されていることに従って安全に使用しましょう。ちなみにダイソーの専用液には、次のようなことが記載されているのでご参考にしてください。

・お子様の手の届かない場所に保管してください。
・直射日光・高温の場所を避けて保管してください。
・火や熱源のそばに置かないでください。
・皮膚に付いた場合、すぐに洗い流してください。その後、異常を感じる場合は、医師に相談してください。
・目や口に入った場合には、すぐに洗い流してください。
・デコパージュした部分は口に付けないでください。
・本品を使用する際は換気してください。
・接着用以外には使用しないでください。
・ポリプロピレン、ポリエチレン、フッ素面のものには完全接着しません。
・材質によっては接着しない場合があります。

食品を直接置くような食器にデコパージュできるものや、洗濯に強いものもあるので、そういった目的の場合は100均ではなく、専用の液を専門店やネットで購入して使ってください。

★専用液は乾くと固まってしまうので、使用した筆は乾く前にしっかり洗い流しておかないと使えなくなります!

★蓋をしっかり閉めないと、中身が固まってしまうこともあります。セリアの専用液は蓋が大きいので、その縁に液が付いたまま締めると、次に使いたいときに固まって開けられなくなったことが過去2回あります。ダイソーの専用液は口が小さく、しっかり閉められるので心配が少ないかもしれません。個人的な感想としては使い切りならセリアの専用液は1種のみで仕上げまでできるので便利で、使い切りではない場合はダイソーの専用液の方がおすすめです。

まとめ

誰でも素敵にリメイクできるデコパージュは、必要な材料や道具は100均で揃えることができます。お試しにぴったりの量と価格ですが、ペーパーの柄は種類豊富でコスパも申し分ありません。貼れない素材もありますが、紙や木製品、ガラスにプラスチックなど多くのものにデコパージュすることができます。多少の撥水効果もありますので使える用途はかなりのもの。ぜひお気に入りの柄を使ってリメイクを楽しんでくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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