トイレのサニタリーボックスが臭い? 重曹で防臭する裏技
サニタリーボックスはしっかりと閉じていても、なんだか臭いが漏れているような気がして不安になりませんか? 今回は、トイレのサニタリーボックスの臭い対策を紹介。防臭のためにいつもセットする袋に入れるのは、身近で手に入る"重曹"がおすすめ。また、臭いがもれないようにするためのポイントも紹介します。
トイレのサニタリーボックスの臭い対策は?
トイレでツンと鼻につくような臭いが気になったら、サニタリーボックスが原因かも。特に量の多い日は、臭いに敏感になってしまいますよね。
そんな臭い漏れを防ぐために、トイレのサニタリーボックスに重曹を入れてみてください。重曹はナチュラルクリーニングとして安心感があるため、小さなお子さんのいるご家庭では洗剤やお掃除アイテムとして使っているという方も多いでしょう。
どうして重曹を入れるの?
重曹は炭酸水素ナトリウムでできており、弱アルカリ性です。そして、重曹には中和作用と静菌作用、2つの作用があるとされています。弱アルカリ性の重曹には、生ごみや汗の臭いなど、酸性の臭いを中和し、気にしない程度の臭いに変化させてくれます。
トイレで発生しがちなアンモニア臭はアルカリ性ですが、重曹には同じ性質の臭いを中性へ変化させる緩衝作用という働きもあるといわれています。そのため、トイレで発生するさまざまな臭いの防臭効果が期待できます。
また、雑菌の繁殖自体を抑えるため、雑菌により発生する臭いを防いでくれる効果が期待できます。
重曹の選び方
重曹には3つの等級があります。大きく分けて医薬品用、食品用、工業用の3つです。基本的な成分についてはどれも変わりませんが、薬事法や食品衛生法など、各方面の基準をクリアしているかどうかにより、それぞれの用途に分かれます。
今回のようにトイレのサニタリーボックスの臭いを防ぐ場合は、工業用の重曹でOK。食用のものに比べて安く手に入りやすいです。
サニタリーボックスの底に振りかけるだけ
重曹の使い方はとても簡単で、サニタリーボックスの底にあらかじめ振りかけておくだけ。ビニール袋の底にかければ、生理用品と一緒に捨てることができるので、周りに飛び散ることなく簡単に片付けることができます。
サニタリーボックスの使い方も見直そう
何日もゴミを溜めない
サニタリーボックスに入った使用済みの生理用品、ボックスがいっぱいになるまで放置していませんか? 重曹を振りかけたり、蓋のあるサニタリーボックスを選んだりすることも大切ですが、まずは何日もゴミを溜めないことが大切です。何日も溜めずに、1日経ったら中身をきちんと捨てるようにしましょう。
サニタリーボックスを使わない方法も?
限られたスペースしかないトイレにサニタリーボックスを置くことができないという方もいるでしょう。サニタリーボックスにこだわらなくても、生理用品をしっかり処理することができます。
マチ付き紙袋で代用するアイデア
年頃の家族が何人もいる! というご家庭でない限り、サニタリーボックスを毎日使うというケースはほとんどないでしょう。限られた期間しか使わないサニタリーボックスはあえて置かなくてもOK。とはいえ、ビニール袋をむき出しのまま置くのは抵抗がありますよね。そんなときは、マチ付きの紙袋を使いましょう。
何枚が用意しておき、使用したナプキンをその紙袋に入れてゴミへ。その都度捨てることができるため、サニタリーボックスから漏れる臭いを心配することもなくなります。
また、お友だちが来たときにも、気兼ねなく使ってもらえることができますね。
まとめ
使用済みの生理用品はどんなに配慮しても臭ってしまうものです。こまめにサニタリーボックスの中身を捨てることも大切ですが、あらかじめ重曹を入れておけば消臭・防臭効果が期待できます。サニタリーボックスの使い方も見直して、臭いが気にならないよう対策しましょう。