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2019年03月25日 21:00 更新

タイルの目地にロウを塗るだけ! お風呂場のカビを予防する裏技

湿気が多いお風呂場は、ちょっと油断するとカビが発生してしまいやすい場所です。とくにタイルの目地は皮脂や水分が流れずにたまりやすいため、繁殖した雑菌がカビとなってしまうことがよくあります。そこで今回は、お風呂場のカビ対策を特集。あるものを塗るだけでカビの発生を予防する裏技をご紹介します。

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お風呂場タイルのカビ予防にはロウソクが効果的?

Photo by Arnold Leung on Unsplash

ロウソクの効果

お風呂場のタイルにカビが発生してしまうと、ゴシゴシこすってもなかなか落とすことができません。そのため、お風呂場の汚れはついてから取り除くよりも、あらかじめ予防をしておくのが吉。

タイルの汚れやカビの発生を予防するのに便利なのが、ロウソクです。ロウソクをタイルの目地にしっかり押し当てて塗布しましょう。するとロウによる撥水効果で、水や汚れをはじいてくれます。皮脂汚れがたまりにくくなるので、カビの発生を抑えることができるのです。

ロウは風呂床のコーティングにも使用される?

Lazy dummy

実は業者でもロウを使って、風呂床のコーティングをすることがあります。お風呂場の床の汚れ予防としてはコーティング剤を使うのが一般的。シリコンによる皮膜でタイルを覆って撥水性を高め、汚れをつきにくくするのですが、ロウの一種である蜜蝋ワックスを使用することもあるようです。

ミツバチの巣の材料となっているロウのこと蜜蝋といい、これを精製したものが蜜蝋ワックスと呼ばれています。天然成分を100%使用して作られるものが多いことから、足裏など肌にじかに触れる風呂床であっても安心して使えますね。タイルだけでなく、床材に木を使っているお風呂場に使っても、光沢を出すことができるのでおすすめです。

ロウソクを使う際の注意点

Lazy dummy

汚れを落としたきれいな状態で塗る

一通りきちんと掃除したあと、しっかり乾拭きして水滴を取り除いてからロウソクを目地に塗り込んでください。水滴が残ったままロウでコーティングしてしまうと、水を閉じ込めることになり、かえって水垢やカビを発生させる原因となってしまいます。

また、塗る場所は壁や床の隅などがよいでしょう。風呂床全面にロウを塗ってしまうと、滑りやすくなることがあります。

すでにカビが生えているタイルはどうする?

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カビ取り剤で除去

タイルに生えてしまったカビは、一般的な洗剤でこすり洗いしてもなかなか落ちません。カビ取り剤をパックして取り除くのがよいでしょう。

・塩素系のカビ取り剤(スプレータイプが使いやすくておすすめ)
・キッチンラップ
・ゴム手袋
・マスク

1. まずは、マスク、ゴム手袋をして準備をします。
2. タイルの目地に塩素系のカビ取り剤をスプレーしてください。
3. スプレーしたところにキッチンラップをかぶせて薬剤が流れ落ちないようにします。カビ取り剤を浸透させるイメージで、キッチンラップのうえから軽く押してのばしてください。
4. そのまましばらくおきます。
5. 5分ほどしたらキッチンラップを取り外します。汚れの程度にあわせておく時間を調整してください。
6. シャワーでカビ取り剤と汚れを洗い流します。

塩素系のカビ取り剤を使用する際は、肌に触れると手荒れの原因になります。ゴム手袋を着用して作業してください。塩素系の製品は、酸性タイプの製品とまざると有害な塩素ガスを発生する可能性があるため、注意して使いましょう。

また、吸い込んでしまうと体に悪影響を与える恐れがあります。室内の換気を十分にしながら、マスクを着用して作業するのがおすすめです。

しっかり密着させてカビに浸透させるために、ゴムパッキン用のペンタイプのカビ取り剤もあります。使いやすいペンタイプなので、タイルの壁にも簡単に塗布することができます。しかも、ジェルタイプで粘度が高いために塗ったあとたれにくく、キッチンラップでパックする必要がありません。

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黒いシミは「目地修正ペン」を使用

塩素系カビ取り剤を何度か繰り返し使ってほとんどの黒いシミであるカビ汚れは落とすことができます。ところが、長く放置しておいた汚れはどうしても完全には取り除くことができません。

そんなときに便利なのが、目地の補修剤「目地修正ペン」です。汚れのうえから塗って黒いシミを隠してしまうことができます。タイルの目地にペン先を押し当てて、汚れの上から塗っていくイメージで使用します。

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まとめ

ロウを使って、カビ予防するときにはまずは汚れをきれいにしてから! また、ロウは時間と共に落ちてしまうので定期的に塗りなおすようにしてくださいね。

また、カビが発生してしまったら塩素系のカビ取り剤で対処してください。それでも取り切れなかった汚れは、補修材も使って塗りつぶしましょう。

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