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2019年01月15日 23:00 更新

調理師になるには? 資格の取り方・試験情報を詳しく解説

料理のプロである調理師。それを示すための調理師免許について、試験内容や合格率をまとめました。また、実際に資格取得後、調理師になったときにはどのくらいの給与をもらえるのかについても紹介。実生活でも生かせる調理師免許の取得を考えている方は、ぜひチェックしてくださいね。

どうしたら調理師になれるの?

Photo by Icons8 team on Unsplash

調理師免許を取得するためには、大きく分けて2つのパターンがあります。学校に行く以外では、どのような方法があるのでしょうか? 調理師の月収や向いている人の特徴とともに、調理師免許取得にまつわる実務経験について解説します。

調理師の仕事って?

お店で料理すること自体に調理師の資格が必要なわけではありません。しかし、調理師資格を持っていることで、食品が持つ栄養素や衛生、適切な調理方法など、安全な料理が作れる「調理のプロ
」であることの証明になります。

自分で飲食店を開く際に役立てることができるだけではなく、飲食店の採用条件として課せられていることも少なくありません。そのため、就職やキャリアアップに役立てることも可能です。勤務先としては飲食店だけではなく、給食の調理場や病院、福祉施設など多岐にわたります。

調理師の平均年収は300万程度、月収は20~30万円といわれています。調理師見習いの場合は、月収19万円程度、年収250万円程度が平均。資格の有無によっても、給与が左右されるため、関連する業界へ就職する場合は資格を持っておくことがおすすめです。

どんな人が向いている?

調理師に向いているのは「料理が好き」という気持ちがあるかどうかが大前提となります。その上で味覚が敏感な人や研究熱心な人、創造力のある人にもおすすめです。

おいしい料理を作るには、料理の味や香りの違いを敏感に見分けるスキルが求められます。食材や火加減の具合により料理のできは大きく異なるため、いろいろな料理を食べたり研究したりする力が求められるでしょう。それに伴い、創造力の豊かさもポイントになってきます。お店のコンセプトや客層によって、どういう料理を提供したら楽しんでもらえるのか、イマジネーションを働かせて料理を楽しんで作れる人に向いているでしょう。

調理師になるための2つのルート

調理師資格は、調理師資格が取れる学校に通うことで取ることができます。学校は厚生労働大臣が指定した調理師養成施設に通う必要があります。具体的には専門学校のほか、短大、4年制大学、高校、職業能力開発短期大学校があります。専門学校は1年制、または2年制のいずれかがあります。

また、実務経験が2年以上ある方は、調理師養成施設に通わなくても試験に挑戦することが可能です。受験する際には勤務先の責任者の印鑑が押されている「実務経験証明書」が必要になります。

バイト経験も実務になる?

調理師資格の受験資格となる実務経験についてですが、雇用形態の縛りはありません。週4日以上かつ1日6時間以上勤務していれば正社員のみならずアルバイトやパートでも受験できます。そのため、フリーターはもちろん、学生のアルバイトでもこの条件を満たしていれば受験資格が得られます。

調理師試験は難しい?

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毎年多くの受験者が試験に挑戦しているようですが、難易度はどの程度なのでしょうか。

合格率は高め

調理師資格の資格試験は合格率約60%といわれています。数ある国家資格のなかでも合格率が高いことが分かります。

試験情報

Photo by Joanna Kosinska on Unsplash

調理師資格の試験は、マークシート方式のみ・選択制で解答しやすいという特徴があります。試験日と受付期間は都道府県ごとに異なるため、注意が必要です。ちなみに平成30年度の調理師試験は、10/13に開催されました。そして、約1カ月半後の11/30に合格が発表されています。

受験申請書の配布期間は、5月~になる可能性が高いので、HPなどで随時チェックして確認してください。

まとめ

飲食店で働いたり自分で開業したりするにあたり、「調理師資格がないとできない」というわけではありません。しかし、調理師資格は調理のプロの証。持っていると就職に活用することも可能です。資格取得には学校に通うほか、2年以上の実務経験があれば受験資格が得られますよ。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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