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2019年01月11日 21:00 更新

登録販売者資格が人気? 取得のメリットや難易度をリサーチ

ドラッグストアやコンビニエンスストアなどで一般医薬品を販売することのできる「登録販売者」の資格。現在、登録販売者資格の人気が高まっています。登録販売者資格は、持っていると就職や転職に有利になるなど、メリットがたくさん。今回は、登録販売者の仕事内容やメリット、資格試験の難易度について解説します。

登録販売者ってどんな資格?

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登録販売者の仕事について

登録販売者とは、一般医薬品の一部を販売する専門家として働くことのできる資格のこと。最近では、コンビニエンスストアなど、薬剤師のいない店舗でも医薬品が販売されることが多くなってきましたが、このような店舗で医薬品を販売する際に必要なのが登録販売者の資格です。

普段、私たちが購入している一般医薬品は、その副作用のリスクの高さによって第一類~第三類に分類されています。そのうち、登録販売者が扱うことができるのは、比較的リスクの低い第二類医薬品と第三類医薬品。登録販売者の主な仕事内容は、これらの医薬品の販売と、医薬品を購入する人の相談に対応したり薬に対する情報提供を行ったりすることです。

薬剤師とどう違う?

登録販売者と同様に、医薬品を販売することのできる資格には薬剤師があります。では、登録販売者と薬剤師はどう違うのでしょうか。

まず、登録販売者と薬剤師では、取り扱うことのできる医薬品が異なります。登録販売者は第二類医薬品と第三類医薬品しか取り扱うことができないのに対し、薬剤師は副作用のリスクの高い第一類医薬品も販売することができます。

また、登録販売者と薬剤師では、調剤の可否が異なります。薬剤師は、病院が発行した処方箋を元に薬を調剤することができますが、登録販売者は調剤を行うことはできません。

登録販売者資格を取得するメリット

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医薬品販売の職場で活躍が広がる

最近は、薬局やドラッグストアだけでなく、スーパーやホームセンター、コンビニエンスストアなどでも一般医薬品を取り扱うことが増えてきました。このように、登録販売者が活躍できる場は拡大しており、登録販売者資格を持つ人の求人は増加傾向にあります。そのため、登録販売者の資格を持っていると、就職や転職に有利になります。

また、国家資格である登録販売者資格は、持っていれば「資格手当」が考慮され、給料アップにつながることも期待できます。実際、同じ店舗で働いていても、登録販売者資格を持つ人の方が無資格の人よりも給与が高いことがよくあります。

やりがいのある仕事

登録販売者は、医薬品を必要とする人と直接接して相談に乗ったりアドバイスを行ったりすることのできる仕事です。専門の知識を生かして人の役に立つことのでき、やりがいを感じやすいのも登録販売者の魅力といえるのではないでしょうか。

働きやすい職場環境

「医薬品販売の専門家として働いてみたいけれど、まだ子どもが小さいのでフルタイムで働くのはちょっと……」という人でも登録販売者の仕事はおすすめ。登録販売者の中には、派遣社員やパートとして働いている人もたくさんいます。「今は子どもが小さいのでパートとして働き、子どもが成長したらフルタイムで働く」というように、お子さんに合わせて、働き方を選びやすいのも登録販売者のメリットですね。

今後の需要に期待

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2017年より「セルフメディケーション税制」が導入されるなど、現在、日本では、病気やケガの際に自分で医薬品を使用して治療を行う「セルフメディケーション」が推進されています。そのため、多少のケガや病気では病院に行かずに、ドラッグストアなどで医薬品を購入する人も増加していくと考えられ、医薬品販売の場で活躍する登録販売者は今後さらに需要が増加していくことが期待できます。

登録販売者の試験について

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試験の難易度は?

平成30年度の登録販売者試験では、東京都で受験者数5,001名に対して、合格者は1,769名でした。つまり、合格率は約35%。平成29年度の合格率は、約43%です(東京都・受験者4,556名に対して、合格者1,946名)。

登録販売者は、実務経験などの条件がなく、誰でも受験することができます。

合格のコツは?

登録販売者の資格試験に合格するには、もちろん、事前の試験勉強は必要です。問題集や過去問を何度も繰り返し解いて、しっかりと試験に備えましょう。

試験当日は、決められた時間内に問題を解く必要があります。難しい問題や苦手な問題に時間をかけすぎてしまうと、全ての問題を解き終える前に時間オーバー……なんてことにもなりかねません。まずは、得意分野の問題を素早く解いて、その後に苦手な問題の解答に時間をあてるというように、時間配分の調整も考えておきましょう。

まとめ

登録販売者資格は、転職に有利になったり給与アップにつながったりするなど、メリットがたくさんあります。しかも、登録販売者は今後もさらに活躍の場が広がり、需要が拡大していくと考えられます。「スキルアップしたい」「役立つ資格を取りたい」という人は、ぜひ登録販売者の資格取得に挑戦してみては?

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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