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2018年11月23日 16:30 更新

お手頃価格で種類豊富! ダイソーの羊毛フェルトと手芸実例

ふわふわの羊毛フェルトで作る動物のマスコットや雑貨は、クラフト好きの間で人気! まるで本物のようなリアルな動物から、季節のモチーフまで作ることができます。ダイソーでは、羊毛フェルトをはじめ、必要な道具をほとんど揃えることができます。どんな商品のラインナップがあってどんな使い方ができるのか、詳しく紹介します。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

寒くなってくるとふわふわした温かいものに惹かれます。冬の時期は毛糸や綿、フェルトなど温かみのある素材はそれだけで心身ともに癒されますよね。そんなふわふわ素材の中でも、今回注目してみたいのは、羊毛フェルト。

クラフト好きの間ではかなり前から注目されてきましたが、数年前から100均でも材料や道具を扱うようになって一気に身近なものとなりました。すでに楽しんでいる方のほか、まだやってみたことはないけれども気になっている……という方も多いのではないでしょうか。今回は種類豊富なダイソーの羊毛フェルトについてご紹介していきたいと思います。

羊毛フェルトって?

Lazy dummy

羊毛フェルトとは、羊毛をニードルという先がとがった特殊な針で刺して繊維を絡めていくもので、自由に形作ることができます。ニードルを使わず、石鹸や洗剤のアルカリを利用して固めてシート状にしたものもあり、そちらは平面の物を作るのに適しています。ニードルで作る羊毛フェルトは愛好家も多く、近年はハンドメイドの世界でも有名な羊毛フェルト作家も出てきて人気です。

羊毛といくつかの道具さえあれば、場所もあまり使わず手軽に始められるのが羊毛フェルトのいいところ。100均で揃えられるようになってハードルがぐっと低くなりました。作業自体も、根気は多少必要ですが、単純作業なので初心者でも作ることができるのも魅力的です。チクチクする時間は意外と夢中になって癒し効果があるなんて声も。

羊毛フェルトでできること

Lazy dummy

さまざまな色に染色された羊毛はそれだけ並べても素敵です。温かみのある雰囲気で気持ちを和ませてくれます。

ニードルを使えばまん丸の羊毛ボールも作ることができますが、もっと手軽なのはお湯と洗剤で作る方法。羊毛フェルトを手で丸めてから40℃くらいのお湯に洗剤を数滴とかしてかけて湿らせ、手でコロコロ転がして丸めます。洗剤はキッチン用のもので使えますが、専用の石鹸も市販されています。きれいに丸められたら余分な泡を洗い流し、タオルで水分を吸い取って乾かして完成です。

Lazy dummy

コロンとしたフェルトボールはそのまま飾っても可愛いですね。いくつも作れたら、つなげてガーランドにしたりリースにしたり、コースターやマットにもすることができます。好みの色のフェルトボールでアクセサリーを作っても素敵です。

Lazy dummy

羊毛は細い繊維なので、単色だけではなく、いくつかの色を組み合わせていくことも可能です。繊細なニュアンスカラーもできます。

Lazy dummy

羊毛フェルトといったら可愛い動物のマスコットを思い浮かべる方も多いでしょう。少し頑張れば、初心者でも動物マスコットを作ることができます。

Lazy dummy

チクチク挿して、刺繍やアップリケのように模様付けすることもできます。ほっこりするような温かみがあります。

ダイソーの羊毛フェルトと、道具の種類と使い方

100均に羊毛フェルトが登場してから何年か経ちますが、100均の中でもダイソーは羊毛フェルトの種類が豊富です。ひと通りの必要なものが揃い、どれも100円なので手軽に材料を揃えることができます。店舗や時期によって商品のラインナップは変わってきますが、どんなものがあるのかご紹介していきましょう~♪

羊毛フェルト

■ブラウンアソート
■モノトーンアソート
■スカイアソート
■チェリーアソート
■シトラスアソート
■クローバーアソート
■グレープアソート

以前は3色入りだった羊毛フェルトですが、今は4色入りのアソートとなっています。我が家の近隣店舗ではこの7種類くらいでしたが、店舗によっては淡い色合いのアソートなどもあるようです。

5g×4色で合わせて20g入りとなっています。5gってほんの少しじゃない? と思われるかもしれませんが、ふわふわの羊毛なので子どもの手に乗せたらこの量になります。少しずついろいろな色を集めたい人にはピッタリです。初心者は特に、いきなり1色の羊毛がたくさん入った袋を購入するよりも、いろいろな色を試せるようなダイソーのアソートは嬉しいですよね。

羊毛フェルトの特性として水に濡らすと縮む心配があります。色落ちや色移りの可能性もあるので、濡らさないようにしましょう。また、羊毛なので火に当てると燃えてしまいます。乳幼児が誤飲してのどに詰まらせてしまうかもしれないので、保管場所には気を付けましょう。

羊毛フェルト用ニードル

羊毛フェルトに欠かせない専用の針であるニードルもダイソーで扱っています。

■羊毛フェルト用ニードル 4本入り
■羊毛フェルト用ニードルホルダー ニードル2本付
■羊毛フェルトスターターセット 羊毛フェルト用マット、ニードル1本入り

ニードルの針には凹凸があり、先は尖っています。この針を刺して繊維を絡ませていきます。

ニードルの先は尖っているので、使うときはマットの上で刺していきます。ないと作業台が傷だらけになってしまうため必ず必要ですが、スポンジなどでみ代用もできます。専用マットは通常のスポンジよりもかなり固くしっかりしているのでニードルを受け止めてくれます。ニードル付きで100円なので、スポンジを使うよりリーズナブルな気がします。謝って手を刺さないように気を付けてください。

ニードルは1本でも使えます。ホルダーがなくてもそのまま持って使用可能ですが、広範囲を刺していく箇所には2本のホルダーがあると便利。作業効率がぐんとUPします。ダイソーの2本付ホルダーはホルダー部分を開けるとニードルが取り外し可能で、2本で使うのも良し、1本で使うのも良し、と使い分けることができます。このニードルはニードル4本の商品と同じサイズなので、付け替え可能です。ニードルそのままを持って作業するよりも、ホルダーに入れて使う方が手も疲れにくくなるのでおすすめです。

使い方は簡単です。羊毛を手で折りたたんで、崩れないようにニードルで刺して絡ませて固定し、形を作っていきます。この時、中心に向かって刺していくのがきれいに作るコツです。どの角度からもまんべんなく刺してしっかり固定させましょう。羊毛は刺せば刺すほど固く小さくなっていきます。大きさや形、固さをみながら調整していってください。固い方がたくさんの羊毛を必要としますが、崩れにくくしっかりした作品ができ上がります。

無理な角度で刺すとニードルが折れてしまいます。小さなお子さんが誤って触れたり誤飲しないように気を付けてください。

Lazy dummy

複雑な形を作るときは各パーツを作ってからつなげます。くぼみを作りたいときは多めに刺すとその部分は凹むので細かい形も作ることが可能。各パーツをつなげるときには、少量の羊毛をつなぎとして刺して付けていきます。ニードルを刺す度合いで固さが変わるので、各パーツが揃うようにするとバランスよく仕上がります。

羊毛フェルト キット

どんな風に作ればいいかもっと詳しく知りたい! という方にはキットがおすすめ。ダイソーには可愛い羊毛フェルトのキットがあります。

■パンダ
■うさぎ
■イルカ
■クマ(マリン)(天使)(はちみつ)
■ネコ(トラ猫)(マグカップ)
■トラ
■ハリネズミ
■キリン
■イヌ
■ペンギン

他にもまだまだ種類があるようですが、残念ながら我が家の近隣のダイソーでは店舗にあったのはこのくらい。リスとかアルパカもあるみたいですね♪ 他にもハロウインやクリスマスなど、シーズンにぴったりのキットも季節ごとに登場します。2018年11月現在、クリスマスのツリー、サンタ、トナカイのキットがありました。

この羊毛フェルトのキットは、どんどん新しい種類が登場しているように思います。キットが発売された当初はもっと簡単な動物の顔だけのデザインでしたが、今では「え? こんなかわいいものが100円キットでできるの!?」とびっくりすることも。作ってみたいものがたくさんあって選ぶのに困るくらいです。

中には必要な材料がほぼ揃っています。ニードルまで入っているのですぐに作り出せていいですね♪ しかも親切なことに、目のパーツと丸カンがそれぞれひとつ余分に入っているんです。こういう小さな部品ってなくしがち。なくして同じサイズを探して購入するのはとっても大変です。こういう心遣いはポイント高いですね♪

キット以外に準備するものはこれだけ。目打ちとボンドは目を付けるときに必要です。ペンチは丸カンを付けるときにあると便利ですが、なくてもつけることは可能。

このキットのすごいところは、作り方の説明が本当に細かくて親切なこと。ハリネズミに関しては22工程を52枚のカラー写真付きで載っています。すべての説明が英訳付きなので、外国人の方にもわかりやすいですね!

初心者で、何か試しに作ってみたい方は、キットで挑戦するのがおすすめです。

ダイソーの羊毛フェルトで作った実例

それでは実際に、ダイソーの羊毛フェルトでどんなものが作れるでしょうか? 過去に私が作ったものをいくつかご紹介します。参考にしてみてください。

私が初めて作った羊毛フェルトはくまちゃんでした。その頃はまだキットもあるかないかの頃だったので、作り方の本を1冊購入して参考に。初心者にとって、何色も入っているダイソーの羊毛は本当にありがたい存在でした。襟はレース編みで編んだものを付けています。

数年たった今でも家のインテリアになっています。各パーツの固さが一定でなく、ちょっとバランス悪いのですが、しっかり刺したので取れることもなく今に至ります。もしぐらぐらしても、刺しなおして修復できるところも羊毛フェルトのいいところ♪

こちらは結婚する方のために作ったウェディングラビット。披露宴当日には受付に飾っていただきました。

羊毛フェルトでうさぎちゃんの本体を作り、あとでドレスやベールを作って縫い付けています。

こちらは3段のウェディングケーキ。実は本体の中身はキッチン用のスポンジ。全部を刺して作るのは大変なので、スポンジを芯にして羊毛を刺してコーティングしています。フルーツなどは別に作って本体に刺して取り付け。

ケーキは少し大変ですが、簡単な形のスイーツなら時間はさほどかからず作ることができます。そのまま飾っても、パーツを付けてストラップにしても。

まとめ

ダイソーには羊毛フェルトに必要な材料や道具が揃っています。初心者でも始めやすい価格とラインナップでとってもおすすめです。4色入り100円の羊毛フェルトアソートをはじめ、キットも豊富で、どれを選ぶか迷ってしまうほどです。作り方もちくちくニードルを刺していくだけ。ふわふわの羊毛フェルトを作る時間はほっこり癒しタイムになりますよ♪ ニードルで指を刺さないように気を付けて、世界でひとつだけの可愛い羊毛フェルト作品を作ってみてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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