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2018年11月24日 16:30 更新

【ガーデニング】家庭菜園でもできる! おすすめ冬植え野菜5選

寒い季節は家庭菜園なんて「シーズンオフでしょ?」と思っている方はいませんか? かつては私もそう思っていましたが、実はそんなこともないんです。寒さに強い冬植え野菜が意外とたくさんあるので紹介します。挑戦してみたくなるかもしれませんよ。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

温かい季節は庭に出て花や野菜を育てている方もいますが、寒くなってくるとめっきり外に出ることが減って、家庭菜園はシーズンオフに……となる方は多いのではないでしょうか。でも、よくよく考えると、お店には美味しい冬野菜が並び、春には春の味覚もあります。それらが育つのはこの寒い時期。調べてみると実はたくさんの冬に植えて育てる野菜があるんです。今回は寒いけれど育てやすい、冬植えの野菜をご紹介していきます。

冬の家庭菜園

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寒い季節はあまり外に出たくありませんよね。土は硬くなってしまうし、こんなに寒くて「家庭菜園?」と思いますが、郊外の我が家の近くにはたくさんの畑があり、秋の収穫後には再び違う野菜が植えられているのをよく目にします。

庭でも冬の間は雑草があまり伸びません。もちろん害虫も減っています。冬場は実は手入れが少なくて済み、家庭菜園をするにはメリットがたくさんあるんです。もちろん寒さに強い植物しか育たないので、冬に適した野菜を植えることが大事です。地域によっては寒さ対策が必要な場合もあるでしょうが、比較的屋外でそのまま育てられる難易度の低めな野菜もあります。

また、寒さに当たることで成長を促したり、寒さから身を守るために栄養や成分を蓄えたりすることで糖度やうまみが増すものもあるので、この寒さが実はとっても重要なんです。

おすすめ冬植え野菜5選

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冬~春にかけて美味しい野菜はたくさんありますが、その中でも育てやすい家庭菜園向けの野菜はどんなものがあるでしょうか? いろいろあるのですが、今回はその中から5つピックアップしてみました。

春菊

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キク科の植物で、独特の香りがあり、冬~春の鍋物や和え物に人気。ビタミン類やカルシウム、鉄、食物繊維も豊富で栄養価が高いので、積極的に摂りたい野菜です。品種によって香りや葉の切れ込みなどが違い、アクが少なくてサラダなど生食向きなものもあります。

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【種まき】3~5月、8~10月
【植え付け】3~5月、9~12月
【収穫】4~7月、9~2月

育成適温は15~20℃ですが、寒さには比較的強いので本葉が出ていれば0℃でも平気なくらいです。秋まきの方が気候的に育てやすいので初心者向き。種から育てる場合は育っていく大きさに従い、数回に渡って間引きをしてください。苗から植える場合は15cm程度の間隔をあけると込み合いません。乾燥は苦手なのでお水はしっかりあげ、定期的に追肥も必要です。

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収獲は種まきから40~50日。本葉が7~8枚、丈が15cmほどになったら収穫時期です。株ごと抜き取るタイプと摘み取りタイプがあります。摘み取りタイプは、株元の葉を少し残して切り取ると、残ったわき芽部分が育って何回も収穫して楽しむことが可能です。

ブロッコリー

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ブロッコリーはアブラナ科の植物です。主に食べる部分は、お花のつぼみが集まった花序と呼ばれるもの。茎の部分も食用にすることができますが、筋が固いときがあるので、皮を剥くなど工夫が必要なことも。ビタミン類やカロテン、鉄などが豊富で栄養価が高いこと、また抗酸化成分や抗ガン成分などの発見で健康食品として注目されています。日本では茹でて食べることが多いですが、炒めても美味しく、欧米では生食もします(私の兄が一時期はまっていました)。発芽したてのブロッコリースプラウトも人気です。

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【種まき】7~9月、1~2月
【植え付け】8~11月、3~4月
【収穫】10~2月、4~6月

種まきから収穫まで120日以下の早生種、145日以下の中生種、145日以上の晩生種があります。食べる部分の花芽は寒さに当てないと作られませんが、早生種は比較的高めの温度でも花芽が生成されるタイプになります。直まきの場合は成長する過程で間引きが必要です。苗を植える場合は40cmほど間隔を空けて植えます。

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収獲は、花序がこぶし大に育ったら切り取ります。放っておくとそのまま育って花芽が伸び、花が咲いてしまいます。収穫後にもわき芽から花芽が伸びてくるので、小ぶりにはなりますが、また収獲することができます。このわき芽からできる花芽をたくさん収穫したいときは、最初の頂上の収穫を早めにして、株のエネルギーを残しておきます。

また、寒い時期は蕾部分が緑から紫に変色しますが、これは寒さから身を守ろうとしてポリフェノールの一種であるアントシアニンが生成されるから。茹でると普通の緑色にまた戻りますが、糖度がギュッと蓄えられているので、より美味しいブロッコリーの印です。

ブロッコリーは連作障害が出るので、同じ場所で植えるのは2~3年待ちましょう。

玉ねぎ

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玉ねぎはネギ科の植物です。食用とされるのは球根部分。独特の香りや辛みがあり、加熱すると甘味が出るので味の違いも楽しめます。ビタミン類、カリウム、マグネシウムなどが豊富で、血液サラサラ効果やがん予防効果でも知られています。

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【種まき】9月
【植え付け】11月~12月
【収穫】5~6月

玉ねぎは秋に種まきや植え付けをして、寒い冬を越して初夏に収穫期を迎えます。早生種、中生種、晩生種があります。早生種は秋に植えて年内に収穫できるものも。玉ねぎの中生種や晩生種は短い期間で育つ葉物野菜とは違い、収穫までじっくり待たなくてはいけませんが、保存が効くためとても重宝する野菜です。種から育てるのは大変なので、苗を購入して植え付けるのがおすすめです。

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玉ねぎが大きくなってくると花芽が伸びてきます。ネギ坊主と呼ばれるこの花は、なかなかきれいなのですが、そのまま咲かせるとせっかく大きく育った球根の栄養を消費してしまいます。伸びてきたら早めにと摘み取るようにしましょう。

5~6月に、葉の8割程度枯れて倒れてきたら収穫時期です。掘り起こして2~3日畑で根を乾燥させます(乾燥させるため晴れ日が続く時に収穫するのがおすすめ)。その後は茎を5~10cm程度で切り落とし、いくつか一緒に束ねて風通しの良い軒下などにつるしておくと、2~6カ月ほど保存することができます。

さやえんどう

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さやえんどうはマメ科の植物で、一般的にえんどう豆の未熟なさやを食用とする場合の呼び方です。絹さやなどがそれにあたり、完熟直前に収穫するグリンピース、実もさやも食用にするスナップエンドウなど、えんどう豆はいろいろな時期の楽しみ方があります。もちろん栄養的には収穫時期で変わってきますが、ビタミンCや、B群、βカロテンなどのビタミンA、ビタミンKなどのビタミン類が豊富で、リンやマグネシウムなどのミネラルも豊富な緑黄色野菜です。

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【種まき】10~11月
【植え付け】11~12月
【収穫】4~6月ごろ

さやえんどうは秋に撒いて寒い冬を越して春に収穫期を迎えます。あまり湿気を好まないので、水はけのよい土に植えてあげてください。冬の間は水やりは控え目に。大きくなってくると絡んだり倒れたりするので、支柱を立てたりネットを張ったりした方がいいです。

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エンドウ豆の花は同じマメ科のスイトピーの花に似ています。可愛い花を咲かせて15日程度で収穫時期になります。食べ頃になったら、さやの根元をハサミで切って収獲します。マメ科の植物は連作障害がおこるので、続けて同じ場所に植えないようにしましょう。

アスパラガス

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アスパラガスはキジカクシ科の植物で、食用にするのは春~初夏にかけて出てくる若芽です。茹でて食べることが多いですが、焼いたり炒めたりしても美味しいです。皮が固いときは下の方だけを剥いて調理すると食べやすくなります。ビタミン類や鉄、マンガンなどのミネラルも豊富。

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【種まき】3~4月
【植え付け】11月
【収穫】4~6月ごろ

アスパラガスは春に種をまいてから、1年目・2年目は株を大きくして収穫はしません。3年目にして初めて収穫できるようになりますが、一度植えると10年ほど毎年収獲することができるようになります。そのため、初心者は大苗を購入して植え付けるのがおすすめです。大きな根っこのような形状で販売されているので、それを秋に植え付ければ、次の春に収穫がスタート。年々株が大きくなって収穫量も増えていきます。

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6月くらいになると収穫期も終わり。すべての若芽を摘んでしまうと株が弱ってしまうので、細い芽は摘み取らず育てていきます。冬には地上部は枯れてしまうので刈り取ってください。また春になると若芽が出てきて収獲することができます。

まとめ

寒い季節でもプランターや庭で育てることができる野菜がいろいろあります。収穫まで早い葉物野菜~しばらく楽しみに待つ野菜まで多種多様ですが、どれも自分で育てると美味しさも一層増しますね! 草むしりや害虫被害の少ない季節なのでチェレンジしてみるのもいいですよ。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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