
初心者でもできる! 簡単DIYで「ちょっと楽」「もっと好き」を実現
DIYと聞くと、本格的な道具や技術が必要、手間がかかる、そんなイメージはありませんか? 手軽に揃うものや、ちょっとした手間でできることがたくさんあります。今の暮らしを「ちょっと楽」に、「もっと好き」になるために、お手軽DIYをはじめてみませんか?
こんにちは。ライフオーガナイザーの佐藤美香です。
DIYは手間がかかって大変そうと思うかもしれませんが、簡単なことで、今の暮らしを「ちょっと楽」にして、「もっと好き」を手に入れることができるんです。
そこで今回は、お手軽にできるDIYとして、キッチン、洗面所、思い出の家具についてご紹介します。
簡単DIY①:キッチンの吊戸棚をフル活用
DIYの良さは、なんといってもスペースをフル活用できること! 市販の収納用品が入らない場合などに、その場所に合わせた収納スペースを作ることができるので、とても便利です。
すのこを使った底上げ収納が便利
キッチンにある吊戸棚は、せっかくの収納スペースを有効に使いたいですよね。ですが、棚板の稼働域が中央部分に限られていることが多いため、入れるものも限られてしまい、吊戸棚のスペースを無駄にしてしまうことも多いです。
そこでわが家では、棚板の代わりに、すのこを使って一段増やしています。

すのこを吊戸棚の奥行に合わせて切ってから、高さを増すために別のすのこの下駄部分を木工ボンドで足して作りました。先にカッターで線を入れてから、ノコギリで切ると、DIY初心者でもサイズぴったりに作ることができます。
この一段が増えたことで、手の届く位置のスペースをふたつに分けることでき、ラップ類などの細かなものと、ストック品などをまとめたストッカーなどの大きめなものと、両方を入れることができるようになりました。
ピッタリサイズのコの字ラックが便利

コの字ラックを使って、スペースを分けることもできます。市販のコの字ラックですと、奥行きが足りなかったり、幅が短すぎたり長すぎたり、サイズが合わないことで余計なスペースが必要になることがあります。吊戸棚は、高い場所にだけストック品やたまにしか使わないものをまとめて収納することも多いので、少しのスペースも無駄にしたくないですよね。
そんな時は、自分でピッタリサイズのコの字ラックを作るのはいかがですか? ホームセンターなどでは、板を好きなサイズに切ってくれるサービスがありますので、ノコギリを使わなくても作ることができます。
また、釘を打たなくても、板同士を強力ボンドで貼るという方法もありますので、ピッタリサイズのコの字ラック、取り入れてみてはいかがでしょうか?
簡単DIY②:洗面所の収納力をアップ

洗面所は家の中でも、いろいろなことを行う場所です。お風呂上がりには体を拭き、ボディケア・ヘアケア用品を使い、着替えをするなど、いろいろすることがありますよね。また、洗濯機を配置していることも多いので、洗濯をする、洗濯を干すなどの行為も発生します。洗面所で使うものを、洗面所に収納できれば、行ったり来たりの手間が減ってきっと楽になるはず。
細い板で作る棚にタオルを収納

洗面所の狭いわが家では、お風呂場のドア枠横の数センチのスペースに棚を設置しています。巾木というホームセンターなどでも購入できる細い板(すのこなどでも代用可)と、L字金具・ユニクロ三方面という金具と、金具を止めるための木ネジ皿で、2枚の板をL字になるように組み壁に固定し、棚にしました。この棚ができたことで、お風呂から出てすぐに、タオルで体を拭き、保湿もできるようになりました。
突っ張り棒と結束テープで小物を収納

洗濯ネット、お風呂用ブーツなど、細かなものの収納は、突っ張り棒と結束テープが解決してくれました。突っ張り棒を設置した後に、キッチン用の吸盤付きのカゴの吸盤をはずし、結束テープで固定。
どれも100均で揃えたものですが、この突っ張り棒とカゴのおかげで、洗濯やお風呂洗いの際の手間がグッと減りました。
高い場所に長い洗濯ツールを収納

手が届かない高い場所も、L字金具を取りつけることで収納場所として活用することができます。ハンガーピンチなどの長さのあるものを、引っかけておくのに便利です。
引っかけて収納したい時にはL字金具が便利

吊戸棚の横スペースが空いている場合は、L字金具などを取りつけて、収納スペースを増やすこともできます。
洗濯ピンチなど、棚の中に収納しにくいものも、さっと引っかけられて便利です。普段使わない上のスペースが活用できるなんて、得した気分になりますよ(笑)。
簡単DIY③:思い出の家具をリメイク
毎日使う家具、特にお子様が使う場合、どうしても汚れやすく、傷みやすいですよね。ですが、汚すたびに買い替えるのは難しいですし、かといって汚れたまま使い続けたくないですよね。また、子ども用のものは、カラフルで可愛らしいものも多いですが、成長とともに好みが変わることもあります。子どもと過ごしてきた思い出の品、できれば長く使いたいですよね。
のこぎりや釘を使わなくても、ちょっとしたことで解決できることも多いので、ご紹介いたします。
色を塗る
汚れたり、好みが変わった場合は、色を塗ることで解決できることも多いです。お子様と一緒に色塗りする時間は、新たな思い出を作るクオリティタイムにもなりますよ。

マステやリメイクシートをはる
最近は、100均でもたくさんの種類があり、簡単に手に入ります。塗るのが面倒な方には、マステやリメイクシートもおすすめです。家具にはるのは抵抗のある方は、オモチャを入れていたボックスやゴミ箱など、小さなものからはじめてみてはいかがでしょうか?
布を張り替える
椅子の座面が汚れた場合は、布を張り替えれば解決できることが多いです。座面は、プラスドライバーで外せることが多いので、ぜひ試してみてください。

座面の布は、着られなくなったけど手放せない洋服などにしてみるのもいいですね。わが家では、色を塗り、座面には履けなくなったスカートの布を張りました。

亡くなった母が孫にと買ってくれた椅子だったので、色が剥がれてもしまっても、座面が剥がれても、手放すことができませんでした。
子ども達と一緒に、母の話をしながら、色を塗り、布を張る作業はとても貴重な時間となりました。こうやって、大切なものを、長く使っていけるのが、DIYの大きな魅力ですね。
まとめ
DIYは、自分で何かを作ったり、修理したり、装飾したりすることです。必要なのは、特別な道具や、材料ではなくて、もっと「楽にしたい」や「もっと好きなものにしたい」と思うことなのかもしれませんね。ぜひ、簡単DIY、暮らしに取り入れてみてください。