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2018年11月09日 16:30 更新

厄介なスペース、どうしてる? 階段下収納の上手な活用法

2階以上の戸建てでしたら、階段下収納がある家も多いのでは? しかし、奥行があったり変形したりしているスペースであることも多く、収納法に頭を悩ませる方も多いかと思います。今回は収納次第で快適に使え、ありがたい収納に変身する階段下収納の活用法をお伝えします。

こんにちは。整理収納アドバイザー、ルームスタイリスト・プロの佐々木弓子です。

階段下収納は使いづらく厄介だと思われがちですが、かなり貴重な収納スペースです。この貴重なスペースを活用できれば、毎日の生活がより快適になりますよ。

階段下収納がどこにあるかで使い方を決めると、便利に使うことができます。まずは場所別に、収納方法をご紹介していきます。

階段下収納①:リビング内にある場合

ヘラス・テラス´s

クローゼットやお仕度スペースとして

リビング横やダイニング横、和室横など、リビングと同じ空間に階段下収納がある場合、使い方は多様にあります。

クローゼットとして毎日着るスーツを掛ける、家族の上着を掛ける、小さな子どもの衣類を収納するなど、住む人に合った使い方ができます。また、お仕度スペースとして、バッグや帽子、よく使う身の回りのモノを収納すれば、リビングに置きっぱなし、椅子に掛けっぱなしを防ぐことができ、リビングをスッキリした空間に保つことができます。

セカンド収納として

ヘラス・テラス´s

リビング内のすぐ手が届くような場所に「使いやすいベスト収納」がある場合、階段下スペースはいわゆる2軍(毎日は使わないがたまに使う、たまに見る)の収納にあてると、便利に使うことができます。

情報系の紙モノは、見る頻度が高いものをリビング収納に、たまに確認したいような取扱説明書や保険書類各種、住宅関係の書類、年賀状や住所録などを、2軍の階段スペースにまとめて入れておくと管理がしやすくなります。ミシンや裁縫道具を収納してもいいですね。

いずれにしてもリビングから近く、すぐに収納できるので、リビングやダイニングがモノで散らかることがなくなります。

おもちゃ収納として

リビングに配置すると、どうしてもごちゃついた印象を与えてしまうおもちゃを収納するにも良い場所です。1軍は厳選して、リビングの遊ぶ場所近くに配置、階段下スペースにはたまに遊びたい2軍のおもちゃを収納するとスッキリします。

また、おもちゃの中でも、遊ぶ頻度によりおもちゃを分けて、階段下収納の手前と奥にそれぞれ配置してあげると、より快適に使うことができますよ。

階段下収納②:リビングドアの外にある場合

ヘラス・テラス´s

玄関近くにある場合

階段下収納が玄関から近い場所にある場合は、出かける時に必要な帽子や手袋、カッパなどの雨具、エコバッグ、保護者証などを収納しておくと、動線がスムーズになり便利です。掃除道具や消耗品のストック、工具類の収納にも適しています。また外に持ち出しやすい場所なので、アウトドア用品やゴルフバッグ、レジャーシートなどを収納してもいいですね。

廊下にある場合

間取りにより使い方が変わりますが、どの部屋にも通じていない廊下にある場合は、毎日は使わないような保管モノを収納してもいいですね。お雛様や兜、クリスマスツリーなどのサイズの大きな季節雑貨や扇風機などの季節家電を収納するにも良い場所です。また、お風呂に行く途中にあるなど生活動線上にある場合には、着替えなどを収納して使うこともできます。廊下ですから掃除機や消耗品ストックを収納したりと、動線上で使いたいモノを使いやすく収納できるといいですね。

厄介な階段下スペースを活用する収納のポイント

収納スペースの半分だけを使う感覚で

ヘラス・テラス´s

天井が斜めであったり、間口が狭く入り込んでいたり、奥行きがあるなど、階段下収納には厄介なスペースの場合も多いです。それゆえに手前から奥まで、下から上まで、全てのスペースを使おうとせず、左半分だけ、奥半分だけ、を使い、人が通るスペースの確保をして、動作がラクな状態にしておく必要があります。「半分くらいの感覚」で、欲張らないことが収納を活用できる近道です。

スペースを四角く区切る

収納したいモノのサイズによりますが、ステンレスラックやカラーボックスなどの棚を活用してスペースを区切ったり、かごやボックスなどの収納用品を用いてスペースを四角く区切って、スムーズに使える環境にしましょう。

時には"収納"ということでしまい込まなくても、そのまま棚に置くだけ、の方が使いやすい場合もあります。収納用品をぎちぎちに揃えることはしなくても、しまうのがラク、戻すのが億劫でない収納がおすすめです。使用頻度が低いモノに関しては、フタ付のボックスなどを利用して、2段3段くらいなら重ねて収納しても大丈夫ですよ。

グループごとに分けて収納

収納場所を決めるときは、一緒に使うモノや、似たようなアイテムをざっくりとグループに分けて、なるべく近くに配置して収納すると頭の整理もできて使うのもラク、管理もラクになります。誰でも分かるようにマスキングテープやテプラなど、お好みでラベリングをしておくと完璧です。「とりあえず入ればいいや」とあちこちに突っ込んで、グループが点在しないように気を付けましょう。

まとめ

厄介な形状の階段下収納ですが、場所次第で収納するモノを考えてみると貴重な収納スペースとして活用できます。棚板もなくポールもない空間の場合は多少の工夫は必要ですが、ポイントを押さえれば、ありがたい収納に生まれ変わります。参考にしてみてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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