窓拭きは新聞紙だけで事足りる!?　簡単エコな大掃除

新聞紙を使って窓掃除をするのには、いくつものメリットがあります。その代表的なものとして挙げられるのが、繊維が残らないこと。雑巾を使って乾拭き仕上げした場合、掃除のあとに窓をよく見ると、繊維が残っていることが少なくありません。

キレイに拭いたにもかかわらず、ゴミや汚れのかわりに繊維がついてしまっているわけです。これでは見た目が美しくなく、せっかく掃除した意味が半減してしまいますね。

新聞紙は紙ですから、雑巾で拭いたときのような繊維が残る心配が少ないのです。

新聞紙を窓掃除に使う、もう一つの大きなメリットといえるのがインクです。新聞紙を印刷する際に使用されているインクには、手垢などの皮脂汚れを分解する成分が含まれています。そのため、ただ新聞紙で拭くだけで手垢などをきれいにすることができるというわけ。

家全体の窓を掃除すると、使用する洗剤の量もかなりのものになってしまいます。洗剤をいっさい使わず、少量の水と新聞紙だけを使って掃除できるとなれば、コストはほぼゼロ。しかも雑巾を絞る手間や時間もいらないわけですから、とってもエコな掃除方法ということができますね。

加えて、新聞紙に使われているインクには、曇り止めやツヤ出しなど、やはり雑巾にはない効果を期待することができます。つまり、窓掃除だけでなく、浴室や洗面所の鏡を掃除するのにも新聞紙はおすすめですよ。

新聞紙を使って窓拭き掃除をする方法はとても簡単です。用意するものと手順は以下の通り。

・新聞紙　窓ガラス1枚あたり数枚
・洗面器やバケツ

1. まずは新聞紙を半分にカットしてください。
2. くしゃくしゃっと丸めて拳くらいの大きさにします。
3. 新聞紙を洗面器やバケツに入れた水に浸して軽めに絞ってください。
4. 窓を水拭きします。このとき、上から下へと拭くときれいにしやすいです。
5. 全体の水拭きが終わったら、乾いた新聞紙で乾拭き。やはり上から下へと拭いていきます。

水垢となって残るのを防ぐため、水拭きした水分が完全に乾ききるまでに、乾拭きを終えるようにしてください。

水のかわりにぬるま湯を使うとさらに効果的ですよ。また泡が汚れを浮かせるために、炭酸水を使うのもおすすめ。

窓枠や窓サッシは、水拭きの際にこぼれ落ちた水で濡れてしまっているはずです。窓掃除が終わったら、やはり丸めた新聞紙を使って窓枠や窓サッシもキレイに拭き取っておきましょう。

窓枠や窓サッシには、ゴミやホコリが結露によって水分を含み、黒カビが発生していることが少なくありません。ほかの掃除にも使う雑巾で黒カビを掃除するのはちょっと抵抗があるもの。新聞紙なら、さっと拭いて汚れたらそのままポイと捨てることができるのでとっても気軽です。

新聞紙だけでは、落とすことができないひどい汚れの場合は、いつものように洗剤を使って窓掃除をし、仕上げの乾拭きに新聞紙を使うという方法もあります。手順は以下の通りです。

1. 洗面器やバケツに水に適量の住居用洗剤を入れてよくかき混ぜ洗浄液を作ります。これを雑巾に含ませて軽く絞ってください。
2. いくつも円を描くよう窓を拭いていきます。随時洗浄液に浸しながら、やはり上から下向きに掃除を進めてください。
3. 洗剤を使ったことで汚れが浮き上がってきているはずなので、水に浸して固く絞った雑巾を使って洗剤と汚れを拭き取っていきます。
4. 新聞紙を半分に切り、くしゃくしゃに丸めたものを使って乾拭きしてください。乾拭きするというよりも磨き上げるように心がけるとよりキレイに仕上がりますよ。

少量ながら洗剤を使いますので、手荒れが気になる方や敏感肌の方は手袋をして作業するとよいでしょう。

新聞紙があれば、洗剤を使うことなく窓掃除をすることができます。コストがかからないだけでなく、時間や手間もかからないため、手早く掃除を終えることが可能。大掃除でたくさんの洗剤や掃除グッズをそろえる前に、自宅にあるものを使って試してみてくださいね。