住まい 住まい
2018年10月30日 18:00 更新

もう迷わない! 兄弟姉妹の持ち物を簡単に見分ける方法

兄弟姉妹の性別が同じだったり年齢が近いと、「あれ? これは誰のだっけ?」と迷うことはありませんか? 間違えないように名前を書いてみたものの、肝心な時に書いた名前が消えていたり、見つからず、忙しい時間の中イラッとすることもありますよね。今回は、一目で仕分けられるようになる、ひと手間についてお伝えします。

こんにちは、ライフオーガナイザー®のうめだあさみです。

我が家には、小学校3年生の長女、小学校1年生の次女、保育園年長の三女と3人姉妹がおります。

性別が同じなので衣類の好みが似ていますし、年も近いためサイズに大きな違いも見られません。そのため、以前は洗濯物を片づける際に、間違えて片づけてしまったり、別室にいる子どもたちに聞きに行ったりと、「男女の姉妹だったら、衣類の間違えは起こらないんだろうな~」なんて考えつつ、毎日小さなストレスを抱えていました。

また、毎日の歯みがきで、同じ大きさの歯ブラシに迷ったり、病院の受付で、間違えて別の子どもの保険証を提出してしまったりと、同じモノがいくつもあることで迷ったり、間違えたり……。

そんな“小さなモヤッ”を一目で解消できるようになった、我が家の仕組みについてお伝えいたします。

文字ではなく、色で見分ける

名前を書く。これは、子どものモノの分別に必ず使用する手法です。

我が家でも、以前はマッキーを持ち歩き、名前を書いて歩いたものです。しかしながら、名前を書きこむこと自体が難しいモノ、すぐ消えてしまうモノも多くありました。消えかけた名前を読むのは、全く分からない以上のイライラが生まれ……。

また、まだ字が読めなかった子どもたちにとって、書いた名前を見て仕分けることは困難なこと。自分の物だと取り合いする子どもたちから、対象物を預かり、確認して、当人へ渡す。何だか手間が増えている気さえしたものです。

Lazy dummy

そこで文字ではなく、色で見分ける方法へチェンジ!

ルールは簡単です。姉妹一人一人に、テーマカラーを決めました。

我が家では
長女→緑
次女→ピンク(赤系)
三女→水色(青系)

このテーマカラーを使用し、モノの見分け・分別をしております。まだ、自分の名前以外の文字が読み取れない三女でも、「これは○○の~」と、色を見て分別することが可能になりました。

迷いやすいモノ【我が家の見分け事例】

同じ大きさの靴下・タオルには

間違いを防止しようと、靴下やタオルに名前を書いたことはありませんか? しかしながら、ペンで書いた文字は、洗濯によって消えかけてしまいがち。

そこで我が家では、テーマカラーにひと手間加えて、消えない目印をつけています。

靴下には、目立たないゴムの後ろ部分に、テーマカラー別の刺繍糸を縫い付けます。球むすびの部分が当たるかと心配しましたが、履き心地に支障はないようです。

新しい靴下を購入し、タグを外したら、すぐ縫い付ける。名前を刺繍することに比べたら、とても楽です。針を2差しするだけで完成ですから。

保育園や学校で使用するタオルにもテーマカラーを。端の処理が不要なフェルトを三角に切って、角に縫い付けます。もちろん保育園や学校に持っていくものなので、名前を書いていますが、色で見分けることの方が多いです。

全く同じ保険証には

我が家は、子どもたちの成長に伴い、母子手帳ケースを持ち歩かなくなりました。そのため、以前は各母子手帳ケースに入れていた保険証類は、外出先からでもすぐに病院受診ができるようにと、家計のお財布に入っています。

1箇所にまとめてあるため、忘れることはありませんが、何せ全員同じ保険証と受給券、診察券。違うのは小さな文字で書かれた名前と生年月日だけ……。子どもの急病で、慌てているときには、受付で間違えてしまい、苦笑いしたことも少なくありませんでした。

そこで、テーマカラー制度を導入! 今では間違えることはありません。

保険証ケースの背表紙に、テーマカラーのマスキングテープをペタリ。このケースの中に、各人の保険証・受給券・診察券が入っているので、対象の子どものケースをそのまま出すだけです。小さな字を探す手間もありません。

お財布の中でも、一目で見つけることができます。

間違えたくない歯ブラシには

歯ブラシの間違いは、絶対したくないものです。以前はイラストで見分けようと買い分けることもありました。

しかしながら、ひと月に1回は交換するので、長女が以前使っていた柄を次女が選ぶこともしばしば。子どもは見分けられても、親は記憶のアップデートに間に合いません。

それならばと名前を書いてみたものの、毎日使用することで、油性ペンの名前はあっけなく消え……。

そこでテーマカラーの出番です。

ホームセンターで見つけた、5色入りのシンプルな歯ブラシ。各人のテーマカラーもしっかり入っています。

これらを使用すれば、柄で見分けることも、名前を書くことも、消えかけの名前を探すこともありません。一目瞭然です。

また、使用しなかった色の歯ブラシは、保育園や学校などに持っていくので、無駄もありません。

新しい鉛筆の取り合いを防止

小学生になると、お友だちからお土産でもらった鉛筆など、親の私が購入した覚えのない文房具も増えていきます。目新しいものを見つけた妹たちが、使いたい~! となり、私が了承したばかりに、長女が涙することもありました。

そのため、100円ショップで売っているジッパーファイルを色別で使用しています。新しく購入したら、忘れないうちに仕分ける。お友だちからもらった鉛筆も、しっかり自分の場所に入れる。

ファイルに入れておくことで、文字の読めない三女でも、自分と他者のモノの区別ができ、けんか防止にも一役買っています。

揃えたいけど見分けたいアルバムにも

我が家では、子どもたちそれぞれのアルバムが、1年に1冊のペースで増えていきます。9歳、6歳、4歳のアルバムがすでに19冊。並べて置いておくのであれば見た目を揃えたいと、同じアルバムを使用しております。しかしながら、誰のアルバムが見分けがつかず。

そこで、テーマカラーのマスキングテープで、下部に目印。見た目を大きく損なうことなく、一目で見分けることができるようになりました。

嬉しい予想外のメリットも!

縫い付ける、テープを貼る……そのひと手間を面倒に感じるかもしれません。

しかし、実際にやってみたところ

・夫も子どもも把握しやすくなった!
→子どもたちが率先して、お手伝いしてくれるなど家事の協力者が増えます。

・定位置を教えられるなど、場所の認識も可能
→収納の場所が変わった時も、何度も伝えなくとも【私はここの引き出しを使う!】と目印になります。

・縫うだけ、張るだけで使い勝手がアップ
→油性ペンで書いてしまった名前の修正は難しい。縫ったものは切ればよく、貼ったものは剥がせばよいため、修正は簡単です。

このように、思った以上にたくさんのメリットがありました。

色分けのヒントとポイント

Lazy dummy

テーマカラーを決めるにあたって、気にしておきたいポイントがあります。

例えば、
・男の子2人で【緑】と【黄緑】
・男の子と女の子で【青】と【水色】
だった場合、目印に使用する色をよく見ないと間違ってしまう可能性も起こります。

また、女の子に人気のラベンダー色などは、目印に使用する商品によってはない可能性も。その場合は【紫】をテーマカラーにして、ラベンダー~紫色の目印を使用する、といったように、色に幅があるといいかもしれません。

そして、我が家では取り入れてはいませんが、【黄色】と【青】をそれぞれのテーマカラーにし、共有の物は【緑色(それぞれが混ざった色)】にするというアイデアもありますね。

お子様の人数と性別を考えながら、【似通わない色】かつ【幅のある色】に設定することで、さまざまな目印に活用できると思います。

まとめ

お子様の小さくてかわいい衣類や小物たち。ママが管理できるのは、今のうちだけではないでしょうか?

お子様と一緒に好きな色を考え、ひと手間加えることで、ママの小さなモヤモヤは解消。お子様は好きな色でゴキゲン。まだ字が読めなくたって、大丈夫です!

靴下の分別が面倒! など、小さなモヤモヤをママ1人で抱えているならば、テーマカラーを取り入れて、家族みんなで見分けてみませんか?

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-