衣類についた防虫剤の臭いを取る方法! 風・加湿・消臭グッズで解決
お気に入りの大切な衣類をさまざまな害虫から守るために不可欠な防虫剤。ですが、防虫剤を使用すると、衣類の虫食いは防げる一方、衣類に特有の臭いがついてしまうことも。そんな"押入れに入れてた"臭いは、身近なものを活用すれば消すことができます。ここでは、防虫剤の臭いを簡単に取る裏ワザをご紹介します。
風で防虫剤の臭いを取る裏ワザ
防虫剤の成分の多くは、気化しやすい性質をもっています。そのため、風に当てると、衣類についた防虫剤の嫌な臭いを取り除くことが可能。ここでは、風で防虫剤の臭いを取る裏ワザをご紹介します。
ヘアドライヤーを使う
「今日着ようと思っている洋服に、防虫剤の臭いがついていて気になる」「今すぐ臭いをなんとかしたい!」など、短時間で防虫剤の臭いを取りたいときは、ヘアドライヤーを使って風を当てるのが効果的。ヘアドライヤーを冷風にセットして、衣類全体に風を当ててみてください。この方法では、繊維の奥まで入り込んだ臭いを完全に消すことはできませんが、衣類の表面の臭いは素早く取り除くことができます。
なお、熱に強い生地の衣類の場合は、ヘアドライヤーの設定を温風にしても◎。温風を使うと、防虫剤の成分が気化しやすくなり、より速く臭いを取り除くことができます。
風通しの良いところへ吊るしておく
臭いの気になる衣類をハンガーにかけて、風通しの良い場所に吊るしておくだけでOK! 他に特別なことをしなくても、自然の風によって防虫剤の臭いが次第に飛ばされていきます。2~3日もすれば防虫剤の臭いはほとんどしなくなっているはずです。
加湿して防虫剤の臭いを取る裏ワザ
衣類についた防虫剤の臭いを取るためには、加湿するのも効果的。実は、防虫剤に含まれている臭い成分の弱点は、熱や水分。そのため、加湿によって繊維にしみついた臭い成分を蒸気が浮き上がらせてくれるんです。
浴室に吊るしておく
入浴後やシャワーを浴びた後の浴室には、蒸気がたくさん残っており、非常に湿度が高くなっています。防虫剤の臭いを消したいときは、この蒸気を利用しましょう。
防虫剤の臭いが残る衣類をハンガーにかけて、お風呂後の浴室に吊るすだけ。一晩吊るしておけば、翌朝には臭いはかなり取れているでしょう。なお、浴室の蒸気で湿った衣類をそのままにしておくと、生乾きの嫌な臭いが残ったり、カビが発生したりすることも。浴室から出したら、風通しの良い場所に干して、しっかりと乾かすようにしてください。
スチームアイロンを使う
衣類に蒸気を当てるために、スチームアイロンを使うのも良いでしょう。スチームアイロンから出る蒸気が、繊維に入り込んだ臭い成分を浮かせて飛ばしてくれます。
スチームアイロンを衣類に直接当てるのではなく、衣類から2~3cm離れたところから蒸気だけを当てるようにしましょう。その後、蒸気で湿った衣類を風通しの良い場所に干して乾かせば、臭いは気にならなくなっているはず。
加湿器を使う
防虫剤の臭いのついた衣類をハンガーにかけ、部屋に加湿器をセットしてください。そして、窓の結露が始まるくらいまで、30~90分ほど加湿していきます。その後、換気をすれば臭いは飛ぶでしょう。強い臭いの場合は、これを何度か繰り返すと気にならなくなりますよ。
消臭グッズで防虫剤の臭いを取る裏ワザ
布用消臭スプレーを使って
臭いがそれほどひどくないときには、布用の消臭スプレーを吹きかけるだけでも、かなり防虫剤の臭いを軽減させることができます。ただし、消臭スプレーは、水洗いのできない衣類にかけるとシミになることもあるので要注意。スプレーする前に、必ず衣類が、水洗いOKなものかを確かめてください。
また、防虫剤の臭いがきつい場合には、そのまま消臭スプレーをかけても、あまり効果が得られないこともあります。そんなときは、一度ドライヤーなどで風を通して、ある程度臭いを軽減させてから消臭スプレーをかけてみましょう。
なお、消臭スプレーを吹きかけた後は、陰干しして、繊維についた水分をしっかりと乾かしてください。
冷蔵庫の脱臭剤を使って
防虫剤の臭いを消したいときに、冷蔵庫用の脱臭剤を使用するのもおすすめ。大きめのビニール袋を用意して、そこに臭いを除去したい衣類と脱臭剤を一緒に入れ密封。すると、一日ほどで臭いはほとんど気にならなくなります。
まとめ
押入れっぽいような防虫剤の臭い。防虫剤の臭いがついた衣類を着て出かけると、自分だけでなく、周りの人に不快な思いをさせてしまうこともあります。衣類についた防虫剤の臭いを消すためには、風や蒸気、消臭グッズを上手に使うと効果的。今回ご紹介した裏ワザで、臭いを気にせずファッションを楽しんでくださいね♪