子どもに片づけ癖がつく! おもちゃの片づけ3つのポイント
「遊んだら片づけなさい!」と何度言ってもやらない子どもにイライラ。そして、同じことばかり言っている自分にうんざり……そんなお母さん方も多いのでは? 子どもが片づけやすくするためには、お母さんが意識したい、ちょっとしたポイントがあるんです。ここでは、子どもが片づけやすくなるポイントを紹介します。
こんにちは。小学生と保育園児の2人の子どもがいるライフオーガナイザー®、山田りえこです。
子どもって、遊びだしたらあっという間に散らかすものの、片づけとなるとなかなかできないことが多いですよね。何度も声をかけられ、最終的に「片づけないなら捨てるよ!」と言われ、泣きながら片づける……なんてこともしばしば。
しかし、こんなやり取りの繰り返しでは、子どもはもちろん、お母さんにとっても辛いし、疲れてしまいます。では一体どうしたら、子どもにとって片付けがやりやすくなるのでしょうか? 今回は、お母さんが意識したい、子どもに片づけをさせるときの3つのポイントをご紹介します。
【片づけのポイント1】時間に対するおもちゃの量を考える
誕生日にクリスマス、子供の日など。イベントごとにおもちゃって、どんどん増えていきますよね。また、兄弟がいると、性別や年の差によって遊ぶ物が違うことも多く、さらに増えると思います。それらのおもちゃたちを、全部遊べるようにスタンバイしていませんか?
まず、考えて頂きたいのが【遊べる時間はどのくらいあるか?】ということです。
平日起きてから園や学校へ行くまで、帰ってきてから寝るまでの間など、遊べる時間は限られてくるかと思います。土日のように時間にゆとりがあり、たっぷり遊べる時と、平日の短い時間しか遊べない時と、同じ量のおもちゃがスタンバイされていて、あれもこれも出して遊んだら、その分片づけも大変になってしまいます。
遊べる時間を考えてみて、それに対してあまりにおもちゃの量や種類が多い場合は、よく遊ぶ物をお子さんと一緒にいくつか選び、残りは別の場所にしまいましょう。時々入れ替えたり、休日に出してあげたりなど変化を出すことで、お子さんも楽しめるはずです。
しまうのは面倒だったり、ある程度言ってわかる年齢のお子さんの場合は、おもちゃに布をかぶせて目隠しをするだけでもOKです。
「〇分くらい遊ぶ時間があるから、出ているもので遊ぼうね」とお子さんに声掛けしてみてください! 遊べる時間に対しておもちゃの量を考えることが大切です。
【片づけのポイント2】分け方
大人にも人それぞれやりやすさが違うように、子どもにもやりやすさ、わかりやすさがあります。
例えば、車のおもちゃをたくさん持っているお子さんがいるとします。それらを片づけるときに、大人だったら、種類別(メーカー)に分けようとしませんか?
しかし、ひょっとしたらお子さんは、それぞれお気に入りのものがあって、種類は別だけれど、一緒に収納した方が使いやすい……という可能性もあるんです。
また、同じぬいぐるみでも「これはままごとで使うから、ままごとセットと一緒に片づけたい」など、お子さんの使い勝手や遊びとの関係も踏まえて、片づけるときの"分け方"を考えるのも、一つのポイントです。
お菓子やレストランでついてくるおまけのミニカーは、【車】として一緒にするのか、【おまけ】として、他のおもちゃと分けるのか。
「どちらが正解」というのはありませんので、お子さんに聞いてみて、わかりやすい方に合わせてみてくださいね。
お母さんの言葉がけにより、自分で考え、意識して選んだり決めることで、お子さん自身も片づけやすくなります。また、自分にとって大切なものを意識するようになると、今後片づけをしていく際に残したり、手放したりの判断もできることにつながっていきますよ。
【片づけのポイント3】収納方法
子どもが片づけやすくするためには、収納方法が重要です。
もっと遊んでいたい子どもにとって、ただでさえやりたくない片づけ。できる限り楽に、簡単に、わかりやすくしたいものですよね。
そのために注意したいこととして、
・十分ゆとりのある入れ物にポイポイ入れるだけ
・どこに戻すのか明確にわかる写真やイラスト
・文字などのラベリング
・すぐに手の届く位置や高さ
などが挙げられます。
大人目線で作ったオシャレな英語のラベリングでは、子どもにとっては難しいですし、見た目を重視して、全て真っ白なボックスに入れ替えて、中に何が入っているのかわからない状態では、出し入れの際も迷ってしまいます。また、フタをして重ねてしまうのも、あとからポロっと出てきたおもちゃを入れる時にも面倒ですよね。
「使ったものを戻すこと」を第一優先に考えてみてくださいね。
まとめ
「片づけなさーい!」と毎日言い続けるお母さんのストレスははかりしれません。
3つのポイントを意識して、お母さんにとっても、子どもにとっても、少しでも楽に片づけられる仕組みを作れば、毎日のストレスが少し減りますよね! ぜひ試してみてください。