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2019年03月22日 15:30 更新

押入れの結露を防ぐには? 生えてしまったカビを退治する裏技

押入れは、家の中でも特に湿気が溜まってジメジメしやすく、結露の起こりやすい場所。きちんと対策を行わないと、押入れの中にカビが生えてしまうこともあります。今回は、押入れの結露を防ぐ方法と、もしもカビが生えてしまったとき、それを除去する裏技をご紹介します。

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押入れが結露する理由

Lazy dummy

「押入れは、浴室などと違って水を使う場所というわけでもないのに、どうしてカビが生えやすいの?」と疑問に思ったことはないでしょうか。押入れの結露を防ぐ方法をご紹介する前に、まずは押入れに結露ができやすい理由について見ていきましょう。

結露の原因①:室内との気温差

冬になると、窓ガラスが結露することってよくありますよね。これは、室内と屋外の気温差が大きいことが関係しています。空気は、温度が高いほど多くの水蒸気を含むという性質を持っています。室内にある暖かい空気が窓ガラスの部分で冷気にさらされ温度が下がると、空気中にとどまっていた水蒸気が水に変わります。これが結露の正体です。

実は、押入れでもこれと同じことが起こっています。冬の寒い日にエアコンやストーブで室内を温めても、壁際にある押入れの中はかなり気温が低いもの。この気温差によって空気中の水蒸気が水に変化し、結露が発生するのです。

結露の原因②:布団や衣類の湿気

みなさんの中には、「毎朝、起きたら布団を押入れにしまっている」という人もいるかもしれません。ですが、使用したばかりの布団は、寝ている間にかいた汗が多く含まれているため、すぐに押入れに入れてしまうと、押入れの中で水分が蒸発し湿度がかなり高くなってしまうことも。そして、この湿気を多く含んだ空気が、ひんやりとした押入れの中で結露を起こします。

押入れの結露を防ぐには

Photo by Dan Gold on Unsplash

風通しを良くする

押入れの結露を防ぐためには、風通しを良くし、湿気を溜めないようにする必要があります。「押入れの扉は基本的に閉めたままにしている」という人も多いかもしれませんが、結露を防ぐためにはこまめに扉を開け、空気を入れ替えましょう。また、こまめに換気を行うことによって、室内と押入れの中との気温差も小さくすることができます。

このとき、いくら押入れの扉を開けていても、押入れの中がぎゅうぎゅう詰めになっていると、空気の入れ替えをすることは難しいです。底にすのこを敷いたり、スペースに余裕をもたせて収納したりするなど、押入れの中に空気の通り道をしっかりと確保しておくようにしましょう。

除湿する

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押入れの結露防止には、除湿が不可欠です。市販の除湿剤を押入れの中に置いて、しっかりと除湿を行いましょう。

また、身近なものの中にも、除湿剤として使えるものがあります。それは、新聞紙です。新聞紙には、湿気を吸い取ってくれる性質があるため、押入れの中に敷いておくと除湿に効果あり。湿ってきた新聞紙は、こまめに取り換えるようにしてくださいね。

押入れに生えてしまったカビを除去するには

Lazy dummy

除湿をしていたつもりなのに、押入れにカビが生えてしまった……! そんなときは、裏技を使って、カビを取り除き、押入れ内をきれいにしましょう。

酸素系漂白剤を使う方法

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押入れに生えてしまったカビは、酸素系漂白剤を使うことできれいに取り除くことができます。酸素系漂白剤を使ったカビの除去方法は、以下の通りです。

①押入れの中を空にする。
②カビを乾いた布で拭き取る。
③押入れの扉を開けた状態でしばらく放置し、湿気を飛ばす。
④酸素系漂白剤の粉末に少量の水を加えて練り、カビが発生した部分に塗る。
⑤しばらく放置した後、固く絞った布で拭き取りよく乾かす。

消毒液を使う方法

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カビを除去するのに、消毒液を使用するのもおすすめ。エタノールや、殺菌効果のある逆性石鹸を使って、押入れにできた白カビをきれいに取り除きましょう。なお、エタノールは、消毒用のものならそのまま、無水エタノールなら、4(エタノール):1(水)の割合で薄めて使用します。逆性石鹸を使用する場合は、パッケージに記載されている通りに希釈しておいてください。

カビの除去方法は以下の通りです。

①押入れの中を空にする。
②必要に応じて希釈したエタノールや逆性石鹸をティッシュに染み込ませる。
③このティッシュをカビの上からそっと当て、拭き取る。
④押入れの中をよく乾かす。

カビ取りの注意点

掃除後には、しっかりと水分を乾かすことがポイントです。濡れているとそこからまた、カビが発生する原因となってしまいます。掃除が終わったら、しっかりと乾くまでしばらく扉を開けておくようにしましょう。

また、先に酸素系漂白剤を使ってカビを除去する方法をご紹介しましたが、漂白剤には酸素系のものの他に塩素系もあります。塩素系漂白剤は漂白効果が強いため、「塩素系漂白剤を使用した方が、カビの除去効果が高いのでは?」と考える人もいるかもしれません。

しかし、塩素系漂白剤を押入れに使うと、変色や腐食を招くなど、木材に大きなダメージを与える可能性があります。また、押入れ内には換気扇が付いておらず、十分換気しながらの作業ができないため、臭いが充満してしまう可能性も。その中で作業をすると、気分が悪くなってしまうこともあるので、塩素系漂白剤は使用しないようにしましょう。

まとめ

湿気が溜まりやすい押入れも、換気や除湿などの対策をきちんと行うことで、結露ができたりカビが発生したりするのを防ぐことができます。また、生えてしまったカビも、裏技を使えば簡単に除去できますよ。押入れ掃除に時間をかけないように、日頃のケアをしっかりしておいてくださいね。

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