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2018年12月20日 21:00 更新

雨染みの原因って? 洗濯できない素材の染みを落とす裏技&予防策

突然の雨に降られたときなど、雨に濡れただけなのに洋服の濡れたところが染みになっていたという経験はありませんか? 雨は水だからと油断は禁物です。洋服が雨に濡れると染みとなってしまうことがあります。そこで今回は雨染みの原因について解説。洗濯することができない素材の染みを落とす裏技や予防策とあわせてご紹介します。

雨染みとは?

Lazy dummy

雨染みになりやすい素材

洋服などに使われている繊維は、水に濡れるだけで染みになってしまうことがあります。いわゆる水染みで、ウォータースポット現象とも呼ばれます。

素材によって水染みになりやすいものと、そうでないものとがあるので知っておきたいところ。とくに気を付けたいのが、シルクとレーヨンです。

レーヨン100%でなくても、何割か混紡しているだけで水染みしやすくなることもあるのでご注意ください。

そのほか、キュプラやリヨセル、ポリノジックといった素材や一部のポリエステルも要注意です。洗濯表示を見て、これらの素材が使われていないかどうかチェックをしてみてください。

雨染みのしくみ

そもそもどうして雨染みができてしまうのでしょうか? そのしくみについて、簡単にご説明しておきましょう。

洋服の繊維は、一定の方向に毛流れが整っているのが普通です。そのため、例えばある一点だけが水に濡れると、その箇所だけ毛並みが乱れてしまうことがあります。すると、水に濡れたところだけ、光の反射の具合が変化してしまい、染みができたかのように見えてしまうというわけです。

素材によっては、水分が加わったことで繊維がふくらんでしまうこともあります。すると、水濡れした箇所だけ繊維が膨張するので、長さが均等でなくなったり、糸がほどけてしまうこともあるようです。その結果、光の反射の仕方が変わるので、染みがあるように見えてしまいます。

生地が柔軟剤などで加工してある場合も注意が必要です。水濡れすると、柔軟剤の成分が繊維のなかを流れ、輪のような染みができることがあります。

または、雨が汚れていることもあります。排気ガスなどを取り込んだ雨水が洋服に付着すると、汚れが染みとなってしまいます。

雨染みを消す裏技

Lazy dummy

可能なら水洗いを

雨染みは水分が原因でできている染みですから、洋服全体を水洗いすることで消すことが可能です。ただし、水洗いできるかどうかは洋服の素材次第。洗濯表示を見て、水洗いできるものなのかどうかをまずは確認してください。

洗濯表示に洗濯機のマークや、水をはった桶のなかに手を入れている絵が描かれていれば、水洗いできるという合図。水温や洗濯ネット使用など、洗濯表示の指示にしたがって水洗いすればOKです。

洗濯表示の洗濯機マークや水をはった桶のなかに手を入れている絵に「×」印が付けられている場合は、水洗いができません。

アイロンを使った裏技

Lazy dummy

レーヨンやポリノジックなど、雨染みが付きやすい素材の洋服の場合、アイロンを使って雨染みを取り除くという方法もあります。用意するものは霧吹きとアイロン。手順は以下の通りです。

1. まず雨染みを消したい洋服全体に、霧吹きで水を吹きかけます。
2. 温度を160度前後に設定し、アイロンをかけてください。このとき、必ず当て布をするようにしましょう。アイロンの熱で洋服の生地を傷めるのを防ぐことができます。

ドライクリーニングでは雨染みを消すことができないため、アイロンを使ってこちらの方法を試してみましょう。ウールとレーヨンの混紡素材などにも有効なので、ぜひ試してみてください。

雨染みを防ぐ裏技

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撥水スプレーを使う

今日は雨が降りそうという日は、雨染みができやすいものや水洗いできないものを着ないというのが最善。でも今日はどうしてもこれが着たいというときは、撥水スプレーを使って予防するのがおすすめです。

さっと全体に吹きかけておくだけととっても手軽なのに、雨に濡れても雨染みができる心配がありません。ただ、撥水スプレーの効果はあまり長く続きません。繰り返し、吹きかけるようにしましょう。

応急処置をする

応急処理するのも水染みを防ぐうえで効果的です。もし雨染みができやすい洋服が濡れてしまったら、すぐに乾いたハンカチやタオルなどで水分を拭いてください。

もちろん、生地をこするのはNG。やさしく押さえるようにして水分を吸わせてください。繊維に水が染み込む前に対応できれば、雨染みができるのを防ぐことができますよ。

まとめ

雨に降られるだけでなく、洋服が水に濡れてしまうシチュエーションは数知れず。予防や早めの応急処置を心がけ、大切な洋服を雨染みから守ってくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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