衣類を引き出しへ長期保管する前に! 服収納のトラブル防止の裏技
「引き出しに長い間しまっていた服を久しぶりに着ようとしたら、虫食いができていた」「衣替えで収納してあった服を取り出したら、型崩れしてしまっていた」など、衣類を長期収納しておくと、さまざまなトラブルが起こります。次に着るときに問題がないよう、収納する前に対策をしておきましょう。
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引き出しに長期収納するときの注意点①:防虫対策
衣類をタンスの引き出しに長期間収納しておくときに、やっておかなければならないのが防虫対策。
衣類が収納してあるタンスの中は、暖かく、エサとなる繊維も豊富にあるため、虫にとってすみやすい環境です。そんなタンスの引き出しの中に、防虫対策をしないまま衣類を収納してしまうと、大切な衣類が虫に食われてしまう可能性があります。衣類を収納するときは、防虫対策をしっかりと行いましょう。
防虫剤の選び方
スーパーやドラッグストアなどに行くと、さまざまな種類の防虫剤が販売されています。防虫剤を選ぶときは、何を基準に選ぶと良いのでしょうか。
成分
衣類用の防虫剤の成分には、ピレスロイド系、パラジクロロベンゼン系、しょうのうなどがあります。この中で、普段使いしている衣類の収納時におすすめなのは、ピレスロイド系のもの。サナギになった幼虫にも効果を発揮するなど、防虫効果が高いのが特徴です。
有効期間
防虫剤の有効期間は商品によって異なり、一年用のものや半年用のものがあります。「毎年、春と秋の衣替えのタイミングで、収納した服を入れ替えている」という場合には、半年用のものでOKです。一方、大きなクローゼットがある場合など、衣類を頻繁に入れ替えることなく、長期間収納して置くというときは、効果が長く持続する一年用のものを選ぶのがおすすめです。
防虫剤の正しい使い方
引き出しの中に防虫剤を入れても、その方法が間違っていると、効果が充分に発揮されません。防虫剤を正しく使って、大切な衣類を害虫から守りましょう。
適正量を守る
防虫剤のパッケージには、「○Lに対して○個」というように、その防虫剤の適正量が記されています。適正な使用量を守らないと、薬剤が十分に行き渡らず防虫効果が得られません。商品パッケージを参考に、引き出しの容量に合った数の防虫剤を使用しましょう。
衣類を入れすぎない
防虫効果をしっかりと得たいなら、引き出しに入れる衣類の量にも注意してください。衣類を引き出しにぎゅうぎゅうに詰め込んでしまうと、せっかくの防虫成分が全体に行きわたりにくくなってしまいます。収納する衣類の量は、引き出しの八分目を目安にしましょう。
防虫剤は衣類の上に
防虫剤を引き出しに入れるとき、引き出しの一番下に入れているという人もいるでしょう。ですが、防虫剤は、衣類の上に置くのが正解。これは、防虫剤の成分は空気より重く、置いた場所から下の方に向かって広がるためです。防虫剤は、衣類の上に置くように!
引き出しに長期収納するときの注意点②:カビ対策
衣類を収納する際、防虫対策と同様にやっておかなければならないのがカビ対策。カビ対策を怠ると、お気に入りの衣類にカビが生えてしまう危険性があります。長期間衣類をしまって置く場合は、カビ対策もしっかりと行いましょう。
定期的な換気を
タンスの中は湿気がこもりやすく、この湿気が原因で衣類にカビが生えやすくなります。衣類を長期収納しているときは、意識的に部屋の換気を行ったり、タンスの引き出しを開けたりして、湿気がこもらないように心がけてください。
引き出しに長期収納するときの注意点③:シワ・型崩れ対策
「長期収納していた衣類を取り出してみたら、シワだらけになっていた」という経験はありませんか? ハンガーにかけておけば形状をキープしやすい衣類も、引き出しの中に長い間しまっておくと、シワになったり型崩れしやすいです。
そんなシワや型崩れも、収納時に工夫をしておけばかなり防ぐことが可能。ここでは、大切な衣類のシワや型崩れを防いで保管する方法について見ていきましょう。
シワを防ぐには
衣類を収納するときは、引き出しに衣類を入れすぎないことが大切。引き出しの中に衣類をぎゅうぎゅうに詰めてしまうと、畳んだ衣類にくっきりと折ジワがついてしまいます。衣類同士が押しつぶし合わないように、引き出しに衣類を収納するときは、スペースに余裕を持たせるようにしましょう。
型崩れを防ぐには
コートやジャケットなど、畳んで保管すると型崩れしやすい衣類を引き出しに収納するときは、畳み方に工夫を加えましょう。どのご家庭にもあるフェイスタオルを用意して、衣類を畳むときに、折り目になる部分にフェイスタオルを挟んでください。すると、このフェイスタオルがクッションの役割を果たしてくれるので、衣類の型崩れを防ぐことができますよ。
まとめ
衣類を虫やカビ、型崩れなどから守るには、長期収納する前の対策がとても大切です。引き出しに衣類を収納するときは、今回ご紹介した裏技を使って衣類のトラブルをしっかりと防いでくださいね。
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