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2019年03月14日 07:00 更新

ジーンズの色落ちを防ぐ裏技は? 洗濯機洗い・手洗い・干し方のコツ

カジュアルスタイルの定番であるジーンズ。洗濯をするにつれて、どんどん色落ちしてしまうのが悩みという方も多いのではないでしょうか。そこで、色落ちを防ぐためのジーンズの洗濯方法を紹介。洗い方には、コツが必要なんです。また、干し方によっても色落ちしてしまう可能性もあるので要チェック!

【洗濯機洗い編】デニムの色落ちを防ぐ裏技

Photo by Bart Jaillet on Unsplash

酢と塩でつけ置きしてから洗う

デニム地の色落ちを防ぐには、酢と塩を使います。それぞれ、大さじ1を水に混ぜ、そのなかにジーンズを入れて30分~1時間ほどつけ置きします。その後は、いつも通り洗濯機洗いをしてOKです。

大さじ1は、ジーンズ1本分のときの量。ジーンズの本数によって、酢・塩・水を調整してくださいね。

酢と塩で、なぜジーンズの色落ちが防げるの?

デニム地に使われているのは、インディゴと呼ばれる染料。現在使われているインディゴは、石炭から作られる合成染料です。この合成染料であるインディゴには、油分が多く含まれます。一般的な洗濯洗剤は、アルカリ性。ということは、油汚れを中和して落とす作用が働いてしまうのです。そのため、普通に洗濯するとインディゴが溶け出して色落ちしてしまうというわけ。

酢は酸性の物質ですので、あらかじめジーンズに染みこませておくと、洗濯洗剤のアルカリ性を中和してくれます。また、塩は繊維と染料の結びつきを強くする性質があるので、インディゴが溶け出すことを防いでくれます。

蛍光剤が入っていない洗剤を使用

使う洗剤は、蛍光剤が入っていないものが◎。蛍光剤入りの洗剤は、白い衣類を白くさせる効果が期待できますが、ジーンズに使ってしまうと色落ちする原因となってしまいます。また、同じ理由で漂白剤が配合されている洗剤も避けたほうがいいですね。

裏返して洗濯ネットに入れる

つけ置きで色落ちを防止したら、さらにもうひと工夫。裏返して、洗濯ネットに入れてください。

「つけ置きする時間がない……」というときにも、この裏技は有効です。

裏返してネットに入れるのは、他の洗濯物との摩擦を避けるためです。摩擦によって、繊維の表面がこすられると、色落ちしてしまいます。それを防ぐための裏返しなのです。

他の衣類との摩擦が少なくなれば、毛羽立ちも防げます。ジーンズに限らず、大事な衣類や色の濃い衣類は、裏返してネットに入れると◎。

【手洗い編】デニムの色落ちを防ぐ裏技

Photo by Leighann Renee on Unsplash

お風呂で押し洗い

できるだけ色落ちを防ぎたいなら、手洗いがおすすめです。衣類同士によるこすれが軽減され、他の衣類へ色移りする心配もありません。

手洗いといっても、ジーンズは生地が厚いので、実際は足で踏んで押し洗いするのが一番楽ですね。

ジーンズは裏返し、洗濯用洗剤を溶かした水をバスタブにはります。あとは、足でギュッギュッと押して踏み洗いを。水が汚れてきたら、流してすすぎます。3~4回水をかえてすすげば、洗濯は終了です。

【干し方編】デニムの色落ちを防ぐ裏技

Photo by Bruno Nascimento on Unsplash

裏返して、直射日光を避ける

色落ちを防ぐには、干し方にもコツがあります。ジーンズは裏返し、直射日光を避け、陰干しします。

腰の部分を開いて輪にして吊すと、風通しもよく、速く乾きますよ。乾燥機を使うと縮みの原因となってしまうので避けるのがベター。

また、洗い終わったあとは、はやめに干すこともポイントです。洗濯が終わっていつまでも入れっぱなしになっていると、染料が流れ出て落ちやすくなってしまいます。

干す際の注意点

色落ちには、日光が大敵。直射日光は必ず避けてください。衣類の変色は、紫外線によるものです。紫外線に当たると、染料の化学構造が変化して色があせたり、変わったりしてしまいます。

まとめ

ジーンズの色落ちを防ぐには、「酢と塩を混ぜた水につけ置き」「ジーンズを裏返して手洗い」「直射日光を避けて陰干し」が、ベストな方法といえるでしょう。

時間がないときは、裏返してネットに入れて時短コース・手洗いコースで洗うのもOKです。

それでも、すぐに色あせてしまうという方は、もしかしたら洗いすぎに原因があるのかも? 洗う回数を見直してみるのもポイントですね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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