手のひらのシワに入り込んだ汚れをキレイに落とす裏技4つ
料理をしているときの食材の油や、DIYの際の油性の塗料などで汚れがついた手は、何度洗っても汚れがなかなか落ちなくて大変。いつもの石けんで洗っても、なんとなくまだ手がぬるぬるして落ちきれていないと感じることありませんか? 今回は、そんな手のひらやシワの汚れをキチンと落とすのに効果的な裏技を4つご紹介します。
料理油のぬるぬるは「砂糖」で洗う
料理中に生肉を触ったり、ハンバーグをこねたりしたとき、手のひらが油でベトベトになることってよくありますよね。手の油汚れは、ハンドソープを使って洗っても、手のひらのシワの部分に汚れが入り込んでなかなか落とすのが難しいものです。
手についた油汚れを落とすために、食器を洗うのに使う中性洗剤を使っているという人もいるかもしれませんが、中性洗剤で手を洗うと、手荒れの原因になることも。肌に負担をかけずに、油汚れをしっかりと落としたいときは、砂糖を活用しましょう。
水と一緒に揉み込んで
砂糖を使って手のひらの油汚れを落とす方法は、次の通りです。
①手のひらに小さじ1杯ほどの砂糖をのせ、そこに水を少し加える。
②砂糖を手に揉み込むようにして洗う。
③手についた砂糖を水で流す。
④ハンドソープや石鹸で手を洗って仕上げ。
このように、普段の手洗いの前に、少量の砂糖と水をつけて揉み洗いするだけで、油汚れがスッキリ落ちるんです。ハンバーグなど、手のひらが油で汚れやすい料理を作るときは、あらかじめキッチンに手洗い用の砂糖を準備しておくと便利ですね。
砂糖で汚れが落ちる理由
どうして砂糖を揉み込むだけで、油のベタベタした汚れを落としやすくなるのでしょうか。実は、砂糖を作っている元素(成分)と油に含まれる元素は似ており、互いに混ざりやすい性質を持っています。そのため、油のついた手のひらに砂糖を揉み込むと、油は手のひらよりも相性の良い砂糖と混ざり合い、手のひらの油汚れを落とすことができるのです。
油性ペンや絵の具の汚れは「ヘアゴム」を使う
なかなか取れにくい油性ペンや絵の具などの汚れ。この汚れを落とすには、ヘアゴムを使うのがおすすめ。ヘアゴムと手のひらがこすれるときに摩擦が生じるため、汚れがグッと落としやすくなるんです。
ハンドソープ&ヘアゴムが効果あり
手についた油性ペンや絵の具などの汚れを落とす方法とは、なんと、いつものようにハンドソープで手を洗うときに、ヘアゴムをプラスするだけ。簡単にだいたいの汚れは落ちてきます。
ペンキや油性ペンの汚れは「メイク落とし」を使う
「DIYをしているとき、肌にペンキがついてしまった!」
「油性ペンを使っていたら、いつの間にか手が汚れていた」
油性ペンやペンキの汚れって、何度洗ってもなかなか落ちなくて厄介ですよね。そんな汚れを落としたいときは、毎日メイクをオフするのに使っているメイク落としを使うと効果的。メイク落としなら、もともと肌につけるものですので少ない負担で落とすことができますよ。
蒸しタオルを併用して
メイク落としで手のひらについた汚れを落とすときは、蒸しタオルを併用するのがおすすめ。落とすのが難しい手のひらのシワに入り込んだ汚れも、蒸しタオルを使うことで浮かせて落としやすくすることができます。
メイク落としとタオルを用意したら、以下の手順で汚れを落としていきましょう。
①汚れのついた部分に、メイク落としをしっかり塗りこむ。
②水を含ませたタオルを電子レンジで数十秒加熱して蒸しタオルを作り、それを汚れの上にのせる。
③そのまま数分間放置する。
④仕上げにハンドソープや石鹸で手を洗う。
落ちにくい油汚れには「歯磨き粉」を!
先ほどご紹介した、メイク落としを使って手のひらの汚れを落とす方法は、肌に優しく汚れを落とすことができるというメリットがありますが、「それでも汚れが落ちない」場合にもうひとつの裏技を。歯磨き粉の研磨効果を使いましょう。ただし肌を傷めてしまう可能性があるので、注意してくださいね。
研磨剤が効く
歯磨き粉をコットンにつけて、汚れのついている部分をこすってみてください。すると、次第に汚れが削り落とされていきます。この方法で汚れを落とすと、肌が傷つきやすいので、手を洗った後はハンドクリームを塗るなど、肌のケアを行うのも忘れずに。
まとめ
手のひらのシワに入り込んだ汚れも、ちょっとした工夫によって簡単に落とすことができます。しかも、今回ご紹介した裏技は、どれも身近にあるものを使ってできるものばかり。油性ペンの汚れや、料理したときの油のぬるぬる汚れなど、落ちにくい汚れが手のひらについてしまったときにお試しください。