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2019年03月04日 17:00 更新

シンク・洗面台の汚れを落とすナチュラルな掃除法【水垢・油汚れ編】

キッチンのシンクや洗面台などの水回りは、汚れが付着しやすく、家の中でも特に掃除が大変な部分。なかでもキッチンは食品を扱う場所なので、汚れをしっかりと落とすことはもちろん、身体にも優しい成分の洗剤を使って掃除をしたいものです。今回は、身体と環境に優しく、水回りをピカピカに掃除する裏技をご紹介します。

シンク・洗面台の水垢汚れを落とす裏技

Lazy dummy

キッチンのシンクや洗面台、浴室の鏡など、水を使う場所につきやすい汚れといえば水垢です。しばらく掃除を怠っただけで、うろこのような水垢汚れがついてしまうことがありますよね。このような汚れの正体は水に溶けている炭酸カルシウムという物質。シンクや洗面台で水を流すと、そこに溶けていた炭酸カルシウムが周りに付着し、水垢となるのです。

では、シンクや洗面台についた水垢はどのように落とすと良いのでしょうか。ここでは、水垢掃除を効果的に行う裏技について見ていきましょう。

水垢汚れにはクエン酸がいい

Photo by rawpixel on Unsplash

水垢汚れをきれいに掃除するには、クエン酸を活用するのがおすすめ。クエン酸とは、レモンなどの柑橘類や梅干など、酸っぱい食品に含まれている天然の物質です。

中学生のころに理科の授業で「酸性」と「アルカリ性」について学んだことを覚えていますか? 物質は、酸性のものとアルカリ性のものとに分類することができるのですが、クエン酸のように酸っぱい性質をもつ物質は、酸性の物質に分類されます。

一方、水垢汚れの原因となる炭酸カルシウムは、水に溶かすとアルカリ性を示します。酸性の物質とアルカリ性の物質を混ぜ合わせると、「中和」という反応が起こり、互いの性質を打ち消し合います。そのため、アルカリ性の水垢汚れを酸性のクエン酸で掃除すると、汚れがきれいに落ちやすいのです。

クエン酸スプレーの作り方&使い方

掃除に使うためのクエン酸は、ホームセンターや100円ショップなど、さまざまなお店で手に入れることができます。多くの場合、クエン酸はパウダー状で販売されています。シンクや洗面台の掃除をするときは、パウダー状のクエン酸を水に溶かして、クエン酸スプレーを作っておきましょう。

まず、スプレー容器に200mlの水を入れ、クエン酸パウダーを小さじ1杯加えて振ります。混ぜ合わさったら、水垢の気になる場所にシュッとスプレーし、布巾で磨いてみてください。すると、水垢で汚れていたシンクや鏡、洗面台などが、ピカピカになりますよ。

シンク・洗面台の手垢や油汚れを落とす裏技

Photo by Mikael Cho on Unsplash

シンクや洗面台には、水垢以外の汚れもあります。蛇口の部分に特に付着しやすい汚れといえば、手垢汚れ。また、食器や鍋などを洗うシンクには、料理の油汚れがつくこともよくありますよね。では、手垢汚れや油汚れはどうすればきれいに落とすことができるのでしょうか。

ここでは、シンクや洗面台の手垢・油汚れを落とす裏技についてみていきます。

手垢・油汚れには重曹がいい

油汚れを落とすときには、重曹を使うと便利です。重曹には、酸性を示す油汚れを中和して落とす効果があるので、手垢や油のベタベタした汚れをきれいにしてくれますよ。

ちなみに、重曹は、パンやお菓子をふっくらと仕上げるときに使うベーキングパウダーが主成分。また、魚の臭みを取るときや、お肉をやわらかくするときに使われることもある物質です。このように、重曹は、料理にも利用されている天然の成分なので、食品を扱うキッチンの掃除にも安心して使用することができます。

重曹スプレーの作り方&使い方

重曹もクエン酸と同様、パウダー状で販売されていることが多いです。掃除に使うときは、水に溶かして、重曹スプレーを作っておきましょう。

クエン酸と作り方は同じですが、容量が異なります。スプレーボトルに200mlの水を入れ、重曹パウダーを小さじ2杯加え、よく混ぜたら完成です。手垢汚れや油汚れのある部分に重曹スプレーを吹きかけて、やわらかいスポンジを使って傷をつけないように丁寧に磨きます。最後に水で洗い流せば、シンクや洗面台の油汚れがきれいになりますよ。

シンク・洗面台掃除に便利なグッズ

Lazy dummy

ストッキング

水垢などの汚れでくもった蛇口や鏡、シンクなどをピカピカにしたいときは、ストッキングで磨くのがおすすめ。繊維の目が細かいので、洗剤を使用しなくても、ストッキングを使って磨くだけで汚れを落とすことができます。ストッキングが破れてしまったときは、捨てる前にぜひ掃除に活用してみてくださいね。

歯ブラシ

蛇口の付け根やノズルなどは、布巾やスポンジでは届きづらく、磨き残してしまうことも多い部分。そんな細かい部分の掃除には、歯ブラシを使うと便利。歯ブラシなら、隙間に入り込んだ汚れも届きやすく、かき出して落とすことができます。

まとめ

シンクや洗面台の掃除をするときは、汚れの種類に合わせてクエン酸と重曹を使い分けするのがポイントです。水回りがピカピカになると、毎日気持ちよく過ごせそうですね。ぜひ、今回ご紹介した裏技を使って、シンクや洗面台をきれいにしてみてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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