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2019年03月08日 23:00 更新

赤ちゃんの衣類のお手入れ方法は? 洗濯の基本からシミの落とし方まで

赤ちゃんの衣類はうんちやミルク汚れがついてしまうので、頻繁にお洗濯する必要があります。しかし、どんな洗剤を使えばいいのか分からなかったり、シミが落ちなくてすぐ捨てることになってしまったり、お手入れ方法に悩んでいるお母さんもいるのではないでしょうか。今回は基本の洗濯方法からシミの落とし方までご紹介します。

赤ちゃんの衣類は、どうやって洗濯する?

Photo by Melvin Thambi on Unsplash

赤ちゃんと大人と分けて洗う

赤ちゃんの肌を守るため、基本的にベビー服は大人の衣類とは分けて洗います。赤ちゃんの肌は大人に比べて皮膚が薄く、外的刺激に敏感です。大人の服には赤ちゃんにとって刺激を与える物質が含まれていることもあるので、一緒に洗うのは避けたほうがいいでしょう。

また洗剤は、汚れを落とすためさまざまな合成界面活性剤が使われています。大人の衣類を洗うときは、汚れがしっかり落ちてメリットが大きいかもしれませんが、赤ちゃんにとっては刺激が強すぎる場合がありますので注意しましょう。

おすすめの洗濯洗剤は?

赤ちゃんの衣類に使う洗剤は、蛍光増白剤が含まれていないものを選ぶのがいいでしょう。蛍光増白剤は、衣類を白くするための化学物質です。皮膚の薄い赤ちゃんの肌には刺激が強く、洗った衣類を舐める恐れもあります。蛍光増白剤が入っていても、肌への影響や、舐めても問題ないというものもありますが、心配な人は避けると◎。赤ちゃん用の無添加洗剤や石けんベースの洗剤を使うと、仕上がりもよく、安心ですね。

また、柔軟剤は合成界面活性剤や強い香料が含まれていることが多く、蛍光増白剤と同じく刺激を感じやすいため、使用しないほうがいいでしょう。

また、洗浄効果を上げようと洗剤を規定量よりも多めに使ってしまうのもNG。毎回規定されている量を入れ、すすぎを十分に行うようにしてください。

赤ちゃんの衣類についたうんち汚れは?

Photo by Mel Poole on Unsplash

まずは汚れを取ってから

赤ちゃんのうんちは水分量が多く、着替えのときに洋服や肌着についてしまうことがあります。うんちがついてしまった場合は、洗濯機で洗う前に汚れを拭き取っておきましょう。放置するとニオイがきつくなり、シミとして残ってしまうこともあるので、できるだけ早めに洗濯することをおすすめします。

水洗い&つけ置きしてから洗濯機洗いへ

衣類についたうんち汚れを拭き取ったら、洗濯機に入れる前に簡単に水洗いします。水洗いしてもシミが残ってしまうようなら、洗剤を溶かした水をバケツに入れて約30分間、つけ置き洗いをしましょう。その後、ほかのベビー服と一緒に洗濯機に入れて洗います。専用のバケツを用意しておくといいですね。

おっぱい・ミルクのシミを落とす方法

Photo by Mehrshad Rajabi on Unsplash

母乳や粉ミルクには脂質がたっぷり含まれており、時間が経つと酸化して黄色いシミができることがあります。水で洗って汚れが薄くなるようであれば、洗濯機洗いで落ちる可能性がありますが、薄くならない場合は、台所用洗剤を使った裏技で落としましょう。

用意するもの

・台所用洗剤
・歯ブラシ
・お湯(40℃前後)
・洗濯用洗剤または石けん

台所用洗剤は油分を分解する働きがあり、衣類のシミ抜きに使えます。台所用洗剤には中性とアルカリ性がありますが、シミ抜きには中性洗剤を使用しましょう。アルカリ性は、洗浄力が強くベトベトとした油汚れに向いていますが、生地が傷んでしまう場合があります。

シミ落としの手順

1.歯ブラシに台所用洗剤をつけて、汚れた箇所を軽く叩きます。ゴシゴシこすると汚れが広がったり、生地が傷んだりするのでNGです。

2.汚れが浮いてきたら、洗濯用洗剤または石けんを溶かしたお湯で手洗いします。

なお、外出先でベビー服やスタイにミルクがついてしまったときは、汚れた箇所だけトイレで洗い応急処置をしておきましょう。

頑固なシミを落とすには?

Photo by Irina Murza on Unsplash

台所用や洗濯用洗剤で汚れが落ちない場合は、酸素系漂白剤や重曹、クエン酸を使います。酵素系漂白剤は塩素系漂白剤より洗浄力がマイルドで、ツンとしたニオイがありません。シミ抜きだけではなく除菌や消臭にも使えるので、ひとつあると便利です。

重曹やクエン酸も人や環境に優しく、家中の掃除に重宝します。重曹はキッチンの油汚れやコップについた茶渋を取るのに最適で、浴室やトイレの掃除、ごみ箱の臭い取りにも使えます。水垢などに効果があるのがクエン酸。どれも、身近にあるドラッグストアや100均で手に入るので探してみてください。

用意するもの

・酸素系漂白剤
・重曹
・クエン酸
・ドライヤー
・計量スプーン

落とし方

1.小さじ2杯の酸素系漂白剤と小さじ1杯の重曹を混ぜ、歯ブラシにつけます。
2.汚れのある箇所にトントンと叩いてなじませます。
3.衣類から15cmほど離して、ドライヤーの温風を約2分あてましょう。
4.小さじ2杯のクエン酸を100mlの水に溶かし、汚れのある部位につけます。
5.衣類を水ですすぎ、洗濯機洗いします。

酵素系漂白剤と重曹、クエン酸を使った方法は、ベビー服だけではなく大人の服のシミ抜きにも効果的です。ぜひ実践してみてください。

まとめ

赤ちゃんの衣類はうんちやミルクなどの汚れがつきやすく、シミが残りやすいです。しかし、赤ちゃんの肌に優しい洗剤を使ったり、洗濯方法を工夫すると、汚れがきれいに落ちて快適に着られるようになります。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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