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2019年01月06日 21:00 更新

学生服のお手入れ「シワ・型崩れ対策」「汚れを取る裏技」「洗濯術」

毎日着る学生服は、きちんとお手入れして長持ちさせたいですよね。しかし、自宅での洗濯方法やシワ・型崩れの対処法など、どうすればいいのか分からないことも多いはず。そこで今回は、学生服のお手入れ方法やにシミを落とすちょっとした裏技についてご紹介します。

学生服のお手入れ①シワ・型崩れ対策

Photo by Rhii Photography on Unsplash

脱いだらすぐにハンガーにかける

学生服のシワと型崩れを防ぐ一番のコツは、脱いだらすぐハンガーにかけることです。脱ぎっぱなしで放置したり、畳んで収納したりするとシワや型崩れの原因となります。

脱いだらすぐハンガーにかけられるよう、吊るスペースとハンガーを用意しておきましょう。洋服ハンガーは針金ハンガーではなく、木製やプラスチック製など厚みのあるハンガーのほうが型崩れしにくいです。スカートやズボンには、スラックスハンガーを使用します。普通のハンガーに吊るよりも落ちにくく、シワがつきにくいためです。

ズボンは裾をスラックスハンガーのピンチで止め、さかさまの状態で吊ります。ズボンの重みでシワが自然に改善されますよ。

このとき、学生服のポケットに物が入っていると重みで型崩れしてしまうので、ポケットの中身は出してくださいね。

正しいアイロンのかけ方は?

アイロンをかけるときは、あて布をしてスチームアイロンにすると学生服がテカテカになることなくきれいにシワが取れます。

まず、学生服の洗濯表示タグでアイロンマークを確認します。高温、中温、低温など、アイロンの上限温度について書かれてあるので、それにあわせてアイロンの温度を調整してください。

あて布はタオルのような生地ではなく、ハンカチや手ぬぐいのような毛羽立ちが少ないものを使います。

面積の狭い場所からアイロンをかけると、かけ終わった部分にシワがつくのを防げるので、シャツの場合は「襟→袖→前身頃→後ろ身頃」の順番がおすすめです。あて布をしてから、布の目に沿って一方方向にまっすぐアイロンしましょう。生地を軽く引っ張りながらアイロンを動かすと作業しやすくなります。

プリーツスカートにアイロンをかけるときは、平ゴムでアイロン台に固定したり、スカートの先を洗濯ばさみで止めておいたりすると、途中でアイロンがひっかかることなくスムーズに動かせます。

学生服のお手入れ②汚れを取る裏技

Photo by Danilo Batista on Unsplash

ブラッシングが基本

学生服は、グラウンドの砂ぼこりやチョークの粉がついていることがあります。帰宅してハンガーに吊ったら洋服ブラシでブラッシングしましょう。布の目に沿って、上から下に向かってほこりを払います。

洋服ブラシの毛は豚やナイロンなど、さまざまな材質がありますが、硬すぎない毛質がおすすめです。

雨に濡れてしまった場合は、放置するとカビやシミになることがあるため、タオルで水気を拭いて、自然乾燥またはドライヤーで乾かします。

泥はねはどうする?

泥はねは、乾いてからでないと落ちないので、まずはハンガーに吊って自然乾燥またはドライヤーで乾かします。その後、ブラッシングして汚れを落としてください。落ちない場合は、衣類用中性洗剤をぬるま湯で溶かし、タオルにつけて拭き取ります。それでも取れない場合は、クリーニング店に相談してください。

シミを落とすには?

学生服にシミを発見したら、なるべく早めに除去しましょう。できたばかりのシミなら、取れる可能性が高いです。

【基本のシミ抜き方法】
1.シミが付着した箇所に、汚れてもいい布であて布をします。
2.あて布を下にして水や洗剤をつけた歯ブラシで生地を叩き、シミをあて布に移します。こすりすぎると生地が傷むので、やりすぎないよう注意してください。
3.洗濯絵表示にしたがって洗います。

学生服全体にシミがある場合や、どうしても取れない場合はクリーニング店に依頼するのがベター。

学生服のお手入れ③家で洗濯する方法

Photo by Erik Witsoe on Unsplash

洗う前に要チェック

学生服は自宅で洗えるものとそうでないものがあります。家庭で洗濯する前に、洗濯絵表示をチェックしましょう。

自宅で洗える場合は、ボタンやホックが取れかかっていないか、ほつれやシミがないかを確認し、ポケットの中身は必ず空にします。

上着はボタンをしてカラーを外し、ズボンやスカートはチャックをしめます。生地の劣化を防ぐため風呂の残り湯やお湯は使用せず、30度以下の水を使ってください。洗剤は中性洗剤を用い、塩素系漂白剤は使用NGです。

学生服の洗い方

学生服は、洗濯機または手洗いで洗います。

【洗濯機の場合】
他の衣類の繊維が付着するのを防ぐため、学生服だけをネットに入れて洗濯します。洗濯機によって名称が異なりますが「ドライコース」や「弱流コース」を選んでください。型崩れ防止のため、脱水は60秒までとし、洗濯後は放置せず速やかに干しましょう。

【手洗いの場合】
洗濯機の場合と同じく、学生服だけを洗います。こすり洗いすると生地が傷んだり毛羽立ったりするので、優しく押し洗いしてください。すすぎが終わったら雑巾のようにねじるのではなく、押し洗いのように学生服を押して水気を切りましょう。

【干し方】
洗濯が終わったらハンガーにかけて形を整え、日陰で自然乾燥させます。乾燥機を使うと生地の傷みや毛羽立ち、型崩れの原因になるので避けてください。

まとめ

学生服は丁寧にお手入れすると、卒業まできれいに着用できます。シワや型崩れのない状態をキープし、子どもが気持ちよく着られるようにしましょう。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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