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2018年10月13日 11:00 更新

得なの? 損なの? コストコの値上げ商品&値下げ商品

コストコと言えば、大容量で低価格を売りに店舗数をどんどんと伸ばしていますが、そんなコストコでも値上がりをしている商品があります。どんな商品が値上がりしているのか? 逆に、値下がりしている商品はあるのか? 気になるコストコの価格動向について詳しく紹介していきます。

コストコアドバイザーのコストコ男子です。

今回はコストコで値上げされてきた商品についてということで、コストコに通い続けているコストコ男子が値上げされた商品を紹介していきたいと思います。

値上げされたアイテム数をカウントすれば、膨大な数になってしまいますが、その中でも特に目立ったものを紹介していきますね!

コストコの値上げされたものリスト

ではさっそく、コストコの値上げされたものリストを公開しちゃいますよ!

コストコの年会費

おっと~、いきなり出てきたのがなんと年会費!

そうなんです。日本にあるコストコの年会費は、2017年9月にはじめて値上げされました。ちなみに、値上げ幅はこのような金額です。

●個人会員年会費(ゴールドスターメンバー)

ビフォー 4,000円(税抜)
アフター 4,400円(税抜)

●法人会員年会費(ビジネスメンバー)

ビフォー 3,500円(税抜)
アフター 3,850円(税抜)

なんと10%の値上げです。アメリカのコストコのゴールドスターメンバーとビジネスメンバーの年会費が60ドルですから、日本のコストコの年会費は異常に安すぎたということですね。

コストコ男子の想像ですが、おそらく会員制スーパーになじみのない日本市場を開拓するために、ほかの国よりも年会費を割安に設定して、会員制スーパーに慣れてもらおうとしたのではないかと考えます。

ここにきて、ようやく定着してきた感じになり、少し値上げに踏み切ったのではないでしょうか?

それでも、値上げした後で比較してもまだ日本のコストコの年会費は割安だといえます。

タイヤ

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コストコのタイヤセンターで販売されているタイヤも、値上げされました。

値上げされたのは2017年4月からでしたが、原材料である合成ゴムや天然ゴムの相場が高騰したことによる影響です。

タイヤに関してはメーカー側の値上げによるものですので、コストコだけが値上げになったわけではないんですね。

海苔(のり)

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2017年も海苔の不作が続き、価格が4年連続で高騰をし続けていました。それにより、コストコで販売されていた海苔の価格にも影響がでて値上げされたんですね。

これも、結局は海苔相場の上昇による影響ですので、ほかのスーパーでも海苔の値上げが実施されていました。

ビール

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ビールについては酒税法の改正が2017年6月に実施された影響で、コストコも値上げになりました。酒税法改正の目的は、量販店やディスカウントショップでの安売り競争を防いで、中小の酒屋を守るという方針で改正されましたが……。

なんだか、ビールの販売量の低下に拍車をかけたような気がしてなりません。コストコで販売されているビールも、法律の影響を受けてしまいました(泣)。

アトランティックサーモンフィレ

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コストコのサーモンは以前は100g200円台だったと記憶していますが、今では300円台が当たり前になりました。

これは、コストコだけが値上げしている訳ではなく、相場が高騰しているためです。以前は、生のサーモンは日本人が主に食べていたのですが、今では欧米諸国や中国をはじめ、東南アジア地域でも食べるようになり、奪い合いになっているのが現状。

今後、国内の養殖も増加してくれば価格の高騰が抑えられるかもしれませんが、先行き不透明です。これ以上の値上げはやめてほしいですね~。

イクラ

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イクラの高騰はサケの漁獲量の減少による影響です。サケの漁獲量の減少は、地球温暖化の影響なのかわかりませんが、海水温の変化によるものと考えられています。

また、手軽にイクラを食べられるようになるのを期待したいところです。

お寿司

コストコの寿司ファミリー盛や海鮮ちらしなどが値上げされてきました。結局これも、先ほど紹介したアトランティックサーモンフィレやイクラなど、海鮮の相場上昇の影響ということになりますよね。

ただ、最近は養殖のものがコストコのお寿司に採用されるようになり、市場価格上昇の影響を受けにくいようコストコも対策をしているように感じています。

あ~っ、これ以上お寿司だけは値上げしないで~(笑)。

小麦が原材料の商品

2018年も1月から小麦の値上げがありました。これはコストコが値上げしたのではなく、農林水産省の輸入小麦の政府受渡価格の改定によるものなんです。

なんだか難しい言葉ですが、要は小麦粉って国が値段を管理していて、産地の降水量不足や輸送コストの上昇、円安などの影響で値段が高くなったんですね。

それにより、コストコで売っているパンなどの小麦を原料としている製品にも影響が出ています。

そういえば、コストコで売っている丸形ピザも以前は四角いピザで、もっと量が多かったですし、ミニパンオショコラも名前をパンオショコラサヴールにした瞬間に100円くらい値上がりしました。

メキシカンラップも小麦粉を使用していることから値上げされたのかもしれません(泣)。

今後も小麦は急激に安くなるような傾向がなさそうですね~。

オキシクリーン

お掃除で人気のオキシクリーンは、以前は1,500円くらいで買えた時期がありましたが、今では2,000円くらいが当たり前になってしまいました。

それでも安いことは安いのですが、3割以上も高くなるのは困りますね~。輸送コストの問題と原材料費のダブルの原因が考えられそうです。

エナジードリンク「シャーク」

エナジードリンクのシャークも、以前は24缶で約2,500円くらいだったと記憶していますが、今では約3,000円になってしまいました。

それでも1缶あたり125円くらいですから、まだまだ普通のスーパーで売っているエナジードリンクよりも安いですけどね。

値段の変更だけじゃない? コストコの返品ルール

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実は、コストコは商品の値段が変更になっただけではなく、返品に関するルールも2016年に変更されたのをご存知でしょうか?

変更前は、ほとんど全ての商品が、返品をすると全額返金してもらえましたが、2016年のルール変更により、白物家電やデジタル家電に関しては90日間以内の返品までは対応してくれるというルールになったんですね。

コストコ会員としては、返品期間が短くなってしまいましたが、それでも家電以外についてはこれまで通り返品すれば全額返金を受けることができるので、一安心といったところでした。

逆に、コストコの商品で値下げされたものもある

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値上げされてきた商品だけを紹介してきましたが、逆に値下げされた優秀な商品だってあるんです。
たとえば……

【ロティサリーチキン】
ビフォー 799円
アフター 699円

【ディナーロール】
ビフォー 498円
アフター 458円

【マフィン】
ビフォー 838円
アフター 798円

すべての商品が値上げされているというわけではなく、仕入れコストが下がったものについては、値下げしてくれるのがコストコのやり方なんですね。

値上げについても、コストコの利益をアップするための値上げは1つもありませんでした。やはり年会費で運営するというコストコのビジネスモデルが、利益アップのために商品価格を値上げするという動きにならないようにしているんですね。

値上げされてもお得!? コストコのロングセラー商品とは

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値上げされた商品の中には、牛肉や鶏肉などもあります。

プルコギビーフなんかも、安いころは100g98円を切っていたころもあったと記憶がありますし、さくらどりも昔はもっと安かったです。

それでも、他のスーパーと比較して安いですし、何よりも美味しいからみんなが買い続けるんですよね。

お肉類については、やっぱりコストコが安くておいしい! 間違いないです。

今夜のコストコ男子のディナーも、コストコで買ってきたプライムビーフですよ(笑)。

まとめ

コストコの商品の中で値上げされてきたものについての紹介と、それでも安いものについて解説してきました。

コストコで販売してる商品は、どんどんと値上がりしてきているのは事実ですが、それは相場の上昇や法律の改正によるものでした。

テレビや新聞のニュースで見ているように、モノの値上げはコストコに限ったことではなくて、他のお店でも行われているんですよね。

ただ、コストコの場合は年会費で運営しているので、商品の販売利益が極端に低く設定されているのは間違いありません。そう考えると、値上げされているものもあれば、逆に値下げされているものがあるというのは納得がいきますし、コストコの値段は誠実ですよね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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