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2018年10月23日 18:00 更新

【ガーデニング】庭仕事を楽に! グランドカバーにおすすめの植物10選

キレイな庭を維持したいけれど、なかなか手入れをする時間が取れない、手間が負担……という方は、グランドカバーになる植物を植えるとグッと楽になります。グランドカバーになる植物は強いだけではなく、見た目もきれいなものが意外とたくさん! うまく活用すると、少ないお世話でキレイなお庭が実現します。

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こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

暑さ寒さが和らぐ季節は、ガーデニングに最適ですね! いつも素敵に庭を維持したいけれど、忙しくてちょっと忘れていると大変なことに……なんて経験、ありませんか? それこそ、ガーデニングしやすい季節だけではなく、暑い夏はあっという間に雑草が伸びてしまいます。我が家も最初の1年は庭にまで手が回らず放置していたら、雑草がはびこって草むしりだけでものすごい時間を消費し、心が折れそうになりました。

数年経過して、少しずつ植物を植えていく中で良かったこと、失敗したことはたくさんあります。その中でも断然取り入れて良かったことは、余っている場所を減らすこと。石畳やコンクリートで土のない部分を適度に入れることを、プロの方に提案されたときは目からうろこでした! これは素人仕事ではなかなかハードルが高いものですが、誰でも手軽に取り入れられる方法が、グランドカバーになる植物を植える、という方法なのです。

グランドカバーって?

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グランドカバーというのは、地面(グランド)を覆う(カバー)植物のこと。とくに有名なのは「芝生」ですが、他にも踏まれても大丈夫だったり、常緑で地面を覆ってくれたり、日陰でもよく育ったり、きれいな花やきれいな葉で見た目にも楽しませてくれるものが、たくさんあります。

最大の利点は、隙間を埋めてくれるため、雑草が生えにくくなること! 庭仕事で1番大変な草むしりの時間をかなり減らしてくれるという点です。これによって管理がとても楽になります。

グランドカバーを植えるときのポイント

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隙間に何でもかんでも、次々に植えてしまうと失敗してしまいがち(経験あり!)。グランドカバーも少しだけ植えるときのポイントがあるので、それを踏まえ、どんな風にどんな植物を植えていくか計画してみてください。

植えるのは春か秋

暑さ寒さがピークの時期の場合、植え付けするのは避けた方が無難です。エネルギーを消耗する季節や休眠期には、植えても根はしっかり張らないので、あまりおすすめできません。植物によって違いはありますが、春や秋が植え付けには適しています。

植える場所に適している植物を選ぶ

植物によって適した環境は違います。グランドカバーに適している植物は、どれもとても強靭で植えっぱなしでもよく育つため、あまり気にし過ぎる必要はありませんが、できれば植えたい場所に合ったものを選ぶようにしましょう。

グランドカバーに適している植物の特徴として、

・地面を覆うように広がる
・暑さ寒さに強い(植えっぱなしで夏越し、冬越しできる)
・長い期間、緑が茂っている(多年草か宿根草が望ましい)
・とにかく頑丈
・多少踏まれても平気
・繁殖力が強い(少々枯れたり、剪定してもまた伸びてくる)

といったものが挙げられますが、この他にも植えたい場所が日陰なら、日陰でもよく育つものや水はけが良い悪いも関係してきます。一般的には丈があまり高くないものの方がグランドカバーには向いていますが、場所によっては大きく茂って見栄えがするものでもいいかもしれません。花や葉の色や形、立ち姿もさまざまなので、組み合わせて植えても素敵です。

それでは実際にどんなものがあるのか、グランドカバーにおすすめの植物をご紹介しましょう♪

グランドカバーにおすすめの植物10選

アイビー(ヘデラ)

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アイビー(ヘデラ)はウコギ科のつる性の植物。地面を這うように伸びていきます。とても強靭で繁殖力もあり、塀や建物の外壁にまでどんどん広がるほど。常緑のまま越冬もできます。

緑色、シルバーグリーン、ライトグリーン、白い斑入り、マーブル模様など葉の色や模様、形も種類豊富。寒い時期は赤く色が変わるものもあります。

高さのある場所では、垂れ下がる姿も素敵です。

我が家のアイビーは植えて3年目から爆発的に繁殖し始め、今では周辺の地面が全く見えなくなり、年に何度か思い切った剪定をしています。かなりきつめに刈込んでも全く動じません。カットした場所からまた、新しいきれいな葉が出てきます。

剪定したアイビーを水に挿しておくと、1か月もすれば発根します。そのまま水栽培でも楽しめ、発根したものを土に植えても定植できます。

ハツユキカズラ

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ハツユキカズラは、キョウチクトウ科のつる性常緑性低木。低木とはいっても、どちらかというとつる性の性質が色濃く出ています。地面を這うように伸びて、そのツルから根が出て定着してしまうので、どんどん伸びて増えていきます。木など他の植物にも絡んで埋め尽くすほど、繁殖力は強いです。耐寒性もあるので植えっぱなしで越冬もできます。暑さ・寒さ・乾燥で葉が枯れても、またすぐに新しい芽が出てきます。

アイビーと同じくつる性なので、高さのある場所に植えこむと垂れ下がる姿を楽しめます。ハツユキカズラは、葉が出たばかりはピンク→白→白と緑の交じり→緑、と色が変わっていきます。この色の変化も美しく、庭の彩りとなってくれます。日陰でも育ちますが、この美しい葉の色がきれいに出ないこともあるので、日が当たる場所の方がおすすめです。

我が家のハツユキカズラは、アイビーと同じく3年目から爆発的に増えていきました。10年近く経過した今では年に何度か、かなりきつめに刈込んで葉を再生させています。地面が見えるほど刈込んでも、しばらくするとキレイな新芽をどんどん出してキレイに姿が整ってくるので大丈夫。

クローバー

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おなじみのクローバーはマメ科の植物。1年草と多年草があります。多くは三つ葉ですが、幸せの四つ葉のクローバーを探したことがある方も多いはず。

公園や空き地で茂っているイメージですが、実は葉の形や色がきれいな品種も多く、グランドカバーに取り入れると、可愛い葉っぱがとてもガーリーな印象になります。花の開花時期は3~6月ごろ。シロツメクサ、アカツメクサの名前の通り、花の色は白やピンクがよく見かけます。他にも、赤紫や黄色の花色の品種もあります。

こんな色鮮やかな品種も。このクローバーの花は赤紫。シックな印象です。何色かをまとめで植えても素敵ですね♪

ツルニチニチソウ

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ツルニチニチソウもよくグランドカバーに使われます。ハツユキカズラと同じ、キョウチクトウ科のつる性多年草です。地面を這うように伸びて、どんどん発根して繁殖します。耐寒性もあるので、植えっぱなしでも大丈夫。日陰でもよく育ち、乾燥にも強いので手がかかりません。

葉が小ぶりなヒメツルニチニチソウもあります。

斑入りで明るい緑色の葉もいいのですが、春から初夏にかけて咲く青紫色の花がまた美しいんです(白色もあるようです)。

アイビーやハツユキカズラに比べて、葉の付き方が込み合っていないので、伸びた姿が涼しげです。姿が乱れたら根元で切ってあげれば、そこから新しい芽が出てきます。ツルニチニチソウも繁殖力がすごいので、普段は全く世話をする必要はありませんが、定期的に刈込む方がきれいに保てます。

タイム

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タイムはハーブでも有名です。シソ科の多年草で、葉からよい香りがします。古くから、料理や薬用に用いられてきました。上に伸びるタイプと這うように広がるタイプがあります。這うように広がるタイプの方が、グランドカバーには適しています。

タイムはたくさんの品種があり、葉の色や大きさ、香りも違います。また、春~初夏にかけて可愛い花が咲きます。花の色も品種によってさまざま。

とても強靭で、暑さ寒さにも強く、植えっぱなしで手がかかりません。乾燥にも強いのですが、反対に水はけが悪い場所はちょっと苦手。蒸れて株が弱ることがあります。また、冬の寒さで地上部がなくなることもありますが、暖かくなったらまた新しい芽が出てきます。伸びて姿が乱れたら、刈込んであげると、またきれいに伸びてきます。

芝桜

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春の花壇では昔からおなじみの芝桜は、ハナシノブ科。常緑多年草に分類されることもありますが、冬場はあまり目立たず、葉も枯れているかのようになりますが、暖かくなると新しい葉が出てきます。桜を思わせるような形の小さな花が一斉に咲き、お花の絨毯になる様は見事ですよね。花の色は、濃いピンク、ピンク、白が一般的。

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寒さや乾燥に比較的強く育てやすい植物です。水はけと日当たりの良い場所に植えてください。成長が早いので、最初に植え付けるときは間隔を開けた方がいいかもしれません。

花が終わった後に、葉が茶色くなったら刈込んでください。新しい緑の葉が出てきます。特に蒸れには弱いので、梅雨になる前に一度刈込んであげるといいですよ。

ツルヒメソバ

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ツルヒメソバは、タデ科のつる性常緑多年草。地面に這うように広がって増えます。寒くなると葉が紅葉して、これがまたきれい! 場所によっては、寒さで地上部がなくなることもあるようですが、暖かくなったらまた芽が出てきます。草丈は低いままなので、グランドカバーにはぴったり。伸びた先で発根して定着してどんどん広がっていきます。暑さ、乾燥に強く、半日陰くらいなら元気に育ちます。しかし、日が全くあたらない場所や、寒冷地ではうまく育たないことも。

金平糖のような可愛らしい花は春から秋いっぱい咲いてくれます。これだけ開花時期が長い花も珍しいので、とても重宝します。主役級の華やかさはありませんが、次々と咲くポンポンのような花はとても可愛らしく庭を彩ってくれます。

アジュガ

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アジュガは、シソ科の常緑多年草。草丈が低いので、グランドカバーにぴったりです。耐寒性や耐陰性に優れているので、日陰の場所にも使うことができます。暑さは少々苦手ですが、あまり場所は選ばずどこでもよく育ちます。地面を這うように、横にどんどん広がっていきます。

春にはピンク~紫系のきれいな花が咲きます。スッと立ったこの花がきれいで目を引きますね♪ 品種によって葉の色もさまざまで、カラーリーフとしても庭を彩ってくれます。

ヒメイワダレソウ

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クマツヅラ科のヒメイワダレソウは、とても繁殖力が強く、どこでもよく育つので、グランドカバーとして注目の植物です。草丈は低く、踏まれても平気。暑さ寒さも乾燥も日陰でも大丈夫です。横にどんどん広がり、あまりの繁殖力の強さで他の植物を寄せ付けません。根がびっちり密集して生えるので絨毯のようになります。

花は小ぶりですがとても可愛らしく、春から晩秋まで咲きます。花色は白やピンクです。

セダム

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セダムはベンケイソウ科の多年草で、初心者向けの多肉植物としても人気です。とても強靭な性質で、水はけがよければどこでもよく育ちます。暑さ、乾燥に強いのはもちろんですが、耐寒性にも優れているため、地植えもOK! 多肉植物に含まれるということは、葉に水分を蓄えているので、多湿環境には注意。

以前、寄せ植えのカラーリーフとして植えたら、猛暑の続く夏に帰省から戻ると、他の草花は枯れてしまいましたが、セダムだけ元気に生き残っていたこともありました。もし、株が弱って地上部が枯れてしまっても、成長期の春秋になるとちゃんと芽を出してきます。

セダムと呼ばれる植物は、とても種類が多く世界中に生息していて400~500種あると言われています。葉の色や大きさ、形も多種多様。違う種類を一緒に植えても素敵です。

株分けでも葉挿し、挿し木でも増やすことが可能。植えた直後や挿し木した時は、他の草花とは違い、水やりはしばらく控えます。葉などがポロっと取れたら数日乾かして乾いた土や箱に放置してみてください。2週間~1カ月程度で発根して赤ちゃん株が出てきます。間延びした枝も、切って数日切り口を乾かしてから土に挿しておくと発根するくらいです。葉挿しや挿し木した時は、発根してから水やりを開始します。

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セダムは花もきれい! 開花時期や花の大きさや色は品種によって違います。

グランドカバーとしての植物の注意事項

グランドカバーになる植物は、普段はほとんど世話をする必要がないくらいとても強靭です。そして繁殖力が強いものが多いので、隙間を埋めてくれるのは良いのですが、年月が経過すると広がりすぎてしまうことがあります。

こちらは我が家の庭のフェンス。アイビーを植えて3年目から爆発的に伸びて、木のフェンスが全く見えなくなるくらい茂ってしまいました。これはこれで雰囲気があって素敵なのですが、通気性が悪くなり、植物にとっても良くありません。また、他の植物を飲み込んでしまい、消えてしまうことも。

1年に1~2回、フェンスから剥がして刈込んでいます。特に夏場は風通しが悪くなると、アイビー自体は大丈夫でも、他の植物が害虫被害や病気になりやすくなるので、近くに植えてある植物のためにも梅雨前ごろに行っています。かなりきつめの剪定をしてもびくともしないので、遠慮なく切っても大丈夫。特別な技術はいらないのもいいところです。

今回ご紹介した他の植物も、とても強靭なものばかり。隙間を埋めて雑草が生えにくくし、手がかからないのにも関わらず美しい葉や花で楽しませてくれますが、大事に育てている植物まで飲み込んでしまってはかないません。どこまで広がって欲しいのか、他の植物との兼ね合いや、育っていった景観も合わせて計画して植えてくださいね。

グランドカバーの植物で、こんな楽しみ方も♪

せっかくどんどん伸びるので、剪定がてらおうちの中でも楽しんでいます♪ アイビーは特にカットしてから1日くらいは葉がピンとしているので、水に挿さなくても平気だったりします。花瓶や給水スポンジに挿して飾ったり、ラッピングに使ったりもできます。

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ハーブであるタイムはお料理にも使えますね♪ こちらも剪定がてら活用してみてください。殺菌と防虫効果があるのでリースを作って部屋に飾っても良さそうです。フレッシュな状態で束ね、つるしたまま乾燥させます。

まとめ

グランドカバーになる植物は強靭で、繁殖力も強いので隙間を埋めてくれます。雑草を生えにくくしてくれ、ほとんど植えっぱなしでもキレイな葉や花を咲かせてくれるので、庭の管理がとても楽になります。反対に、強すぎて他の植物が飲み込まれてしまうこともあるので注意しましょう。必要以上に広がった時や姿が乱れた時は、思い切って刈込んでも大丈夫です。刈込みついでに、家の中でも活用できるものは、さらに楽しんでくださいね♪

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