整理が苦手じゃなくなる! ミニマリストの暮らし方って?
本当に必要な物を最低限だけ所有するという暮らし方。自分のお気に入りの物だけを持つ暮らし方。持たない暮らしの不自由さえも楽しんでしまうという暮らし方……。そんな暮らしをする「ミニマリスト」の暮らしは、自分の基準で整理した結果です。では、どんな暮らしなのか見てみましょう。
こんにちは! ライフオーガナイザー1級で看護師の竹本ひろこです。
今回は、ミニマリストの暮らし方について紹介します。
ものと向き合って整理し、必要なものだけで暮らしていくことで、自分にとって有意義な時間が増えるんですよ。
最初からミニマリストだった人はいない
ミニマリストは、必要以上は持たないことを自分で決めて、ものを整理した結果だと言えます。つまり、自分で選択してミニマリストとなってきたのです。
最小限のもので暮らすまでには、自分とものは何度も向き合ってきました。だから、整理が苦手ではなく、整理するという概念自体を持たなくなるのでしょう。
わが家の場合
わが家にある、鍋・フライパンは上の画像のものだけ。コンロが3口ですし、オーブンレンジもあるので、今はそれ以上必要ないんです。
収納にゆとりがあると、家族も料理がしやすいくなります。たまに、息子が休日にパンケーキを作ってくれるんです。
その一方、ザルとボウルは合計7つあります。それは、下ごしらえの作業を中断せずまとめてやってしまいたいし、収納スペースがあるから。なので、一見多いかもしれませんが、私にとってはこれがちょうどよい量になります。
自分の持ち方の基準があると、数を増やすこともありませんし、もののために振り回されることもありません。
キッチンとクローゼットは、毎日使う場所で、使うものがだいたい決まっているので、ミニマル化しやすいところです。
ミニマリストの暮らし方って、どんなの?
物が溢れる現代に、本当に自分に必要な物だけを見極めてシンプルに生きている人、それが「ミニマリスト」です。ミニマリストの暮らしとはどういうものなのでしょうか。
ものを持たない
ものをたくさん持ちません。自分が管理できる種類・量だけをもちます。なので、「管理しきれない」ということがないのです。
探し物も減って、ムダな時間がなくなります。
ものを置かない
必要なものしか持っていないので、必然的に部屋に置いてあるものが少ないです。毎日の掃除も楽になります。
それだけでなく、防災の面においても、ものがやたらと多いより安全な環境であると言えます。
必要以上に買わない
安いからと言ってストック品を購入したり、流行だからといってたくさんの服を買ったり、ということがありません。ミニマルな暮らしは、お財布にも優しいのです。
代用できるものを持つ
専用のものを持つとそれだけものが増えるので、ボウルはもたずに鍋やどんぶりで代用したり、炊飯器をもたずに鍋でご飯を炊いたりと、自分が代用・兼用できるものをチョイスします。それだけ手間がかかりますが、その手間を楽しんでいる人が多いです。
レンタルする
本は図書館、服もレンタルで済ませることで、使った後は「捨てる」という行為がありません。捨てるのが苦手な人にも、トライしやすいですね。
デジタル化する
本やCDなどをデータとして持つと、スペースの削減にもなりますし、劣化しません。
ミニマリストの基準とは
種類と量を決めている
自分にとって必要なものを把握していて、管理できる量を絞っています。必要なものの種類と量を決めているから、それ以上増えることがありません。
服の場合は、買い足すのではなく、買い替えることで量を増やさないように工夫できます。
自分のことをよく知っている
自分にとって必要なものを知っているということは、自分の生活パターンや好みをよくわかっているということです。自分が陥りがちな失敗も避けられ、時間を有効に使うことができるのです。
定番がある
食事にも、ファッションにも、自分の定番を持っています。自分で自分の定番を決めることができます。だから、迷うことはあまりありません。
まとめ
ミニマリストの暮らしは、自分にとって有意義な時間を増やしていると言えます。ただ、ミニマリストに憧れるあまり、ものを持たなさすぎると、かえって手間がかかってしまうことも。
「自分の価値観で最小限の必要なもの」で暮らしていることがポイントです。まずは、自分のことをよく知って、使っているもの・好きなものだけを残すように、整理してみませんか?