散らかった部屋はストレスの原因!? イライラをなくす片付けのコツ
毎日過ごす部屋は、本来、疲れたあなたを安心させてくれる大事な自分だけのスペースのはずです。しかし散らかった部屋は体を休ませるどころか、視覚からも無意識にストレスをかけてしまいます。今回は散らかった部屋がストレスの原因になる理由と、イライラを解消するための片付けのポイントをお伝えします。
ストレスの原因は視覚からの情報!
こんにちは、ライフオーガナイザー®️木原ことのです。
ストレスやイライラを感じたり、体が重たい感じがしたりするとき、部屋は片付いている状態でしょうか? それとも散らかっているでしょうか?
帰宅した時に、目に飛び込んできたリビングが散らかっていたら、どんな気持ちになるでしょう。食事の準備をしなければならないのに、その前に片付けなければいけません。片付けにパワーを使ってしまうと、せっかくの食事も手抜きになりそうです。
そして「昨日片付けてから寝ればよかった!」と後悔します。
実は、人が受ける情報の80%は、視覚からなんだそう。そのため視覚からの情報が多すぎると思考が停止してしまい、脳が疲れて体にも影響を及ぼすといわれています。
散らかった部屋に加えてここ数年のスマホの普及により、寝るまでずっと、視覚からの情報を受けていることはありませんか? それが疲れが取れない原因なのです。
散らかった部屋がもたらすこと
掃除とモノを探す「本当は」不要な時間
床に物があると掃除に時間がかかってしまいます。掃除機をかける前に、まず物を避けたり棚の上に移動させたりしなければいけません。そうすると、日に日に掃除機をかけることが億劫になってしまう可能性があります。
さらに、モノがどこにあるのか分からないため、探しものをすることが何度も起こっているとすれば、これも立派なストレスの原因に!
モノを適当に置いてしまうと、必要な時にすぐに取り出せません。そしてまた同じモノを買ってきてしまい、モノを増やす結果となってしまいます。
出勤前のバタバタした時間になって「アレがない!」と焦る場面を想像してみてください。部屋が片づいていれば、このような不要な時間はグッと少なくなると思いますよ。
部屋が閉め切られる
部屋が散らかってくると、人は窓を開けなくなるそうです。風が通らない部屋は湿気を溜めやすく、体にも良くありません。アレルギーを引き起こす原因にもなってしまいます。
健康のためには、こまめな換気が必要です。イライラしていても窓を開けて換気するだけで、気分転換になります。そして窓を開けることがきっかけで、片付けや掃除に対するやる気がアップします。
また、明らかにいらないモノを袋に入れていきましょう。賞味期限がきれていたり、壊れていたり破れていたりするモノが、判断に悩みにくく選びやすいですね。
ストレスをなくす片付けの始め方
そうやって整理していくと、ダイニングテーブルや床の上からモノがなくなっていき、スッキリします。例え他のスペースが散らかっていたとしても、普段から家族が使うダイニングテーブルの上だけはきれいにしておこうと意識することから始めると、配膳の準備も後片付けも楽ですし、勉強する気にもなるかもしれません。
片付けは無理にする必要もありません。片付けに追われていると考えるだけでストレス! だと思っているなら、まずは今使っていないものから箱に入れていきます。そしてフタをして部屋の隅に置いておきましょう。
使っているモノと好きなモノだけで生活してみてください。よく分からないモノたちを箱に入れてしまうだけで、視覚からも切り離され、心に余裕ができます。そしてその時が来たら、改めて箱から取り出してまずは分けてみるのです。
使ってなくても思い出がある品などは、大事に思い出箱に移動させましょう。その時が来るまでは、空きダンボール箱などに控えているのです。
まとめ
忙しい私たちは、仕事と子育てと家事で毎日が手一杯だったり、やる気がおきなかったり、やってもすぐに元通りになってしまったり……。またキレイを維持すること自体に労力を使っている場合、それがストレスにもなります。
そして決して無理をする必要はありませんが、もし今、散らかった部屋でストレスを感じているならば、一度思い切って家族や誰かに相談してみたり、片付けのプロに問い合わせてみたり、まずは一歩踏み出すことをオススメします。
片付けによるストレスが解消されたら、心身共に健康で心からご機嫌な気分になれるのではないでしょうか。
まずは、ストレスを自覚することからはじめましょう。散らかっている部屋がストレスの原因になるということは、考えようによっては片付けるだけで幸せになれるということではないでしょうか。それは片付けるだけでストレス解消ができるということですし、イライラしたときこそ片付けることで部屋も心もスッキリできます。
ストレスが溜まってきたときは、まずは窓を開けて風の通りを良くし、空き箱を用意することから始めてみてはいかがでしょうか?