すぐ出せてパッと片付く! キッチン収納が変わる5つのアイデア
家事を楽に時短したい、キッチンを使いやすくしたいと思っている人は多いはず! それをするためには、「収納」がカギとなるかも。毎日キッチンに立つのだから、必要なものがすぐ出せて、パッと片付く収納だったら快適ですよね。今回は、そんな楽ちんキッチンを叶えるための収納アイデアをご紹介します。
マスターライフオーガナイザー®のはやさかひろみです。
毎日家事をするキッチン、もっと使いやすくならないかな? なんとかしたい! と思っていませんか? 実用度が高いキッチンこそ、ちょっとした収納の見直しでグンと使いやすくできるんです。
ここでは、すぐ出せてパッと片付くキッチンにするための収納アイデアをご紹介します。
実は、キッチンは「片づけやすい」場所
「どこから手をつけたらいいのかわからない」とお悩みの方へ、普段から私がオススメしているのがキッチンから片づけはじめること。キッチンの片づけで手順に慣れたら次のスペースへ、と進めていきます。
キッチンが片づけやすいのは、実はこんな理由があるんです。
思い入れが少ないから片づけやすい
食器が好きで集めているとか、職業柄や趣味などで料理をする人以外は、キッチンに「とても思い入れがある」という人は少ないのでは?
ものと気持ち(思い)の結びつきがあればあるほど、片づけには時間がかかります。その点キッチンにあるものは、思い入れが少ない傾向にあるため、他のものに比べて短時間で片づけやすいといえるでしょう。
賞味期限で手放しもスムーズ
キッチンにある食材、調味料などには、賞味期限があります。
賞味期限切れのものは手放しやすいですし、期限が書いてあることで「買ってみたけど、こんなに長い間使わなかった」など、自分にとってそもそも必要かどうかをあまり悩まずに判断することでがきます。
実用的な道具は要不要が判断しやすい
キッチンは、用途が決まった実用品が集まったスペースです。
使っているのか、使っていないのか。どのくらいの頻度で使っているのか明確なものが多いので、ものの要不要の選択や、収納場所・方法の判断もしやすいのです。
すぐ出せてパッと片付く! キッチンの収納アイデア5つ
①よく使うツールは出しっぱなしに!
「すぐ出せてパッと片付く」ためには、余計な動作をしなくても出し入れできることが重要。お玉やフライ返しなどの毎日よく使うツールは、引き出し内などに収納せずに出しっぱなしがオススメ。
ツールスタンドに立てたり、フックでぶら下げるなどすると取り出しやすいですが、S字フックなどはフック自体が安定しない場合も多く、使うときに取り出しにくくストレスとなってしまうことも。マグネットなどで固定できるフックが便利です。
汚れが気になる方もいるかもしれませんが、本当によく使うツールだけなら頻繁に洗うので、ホコリが溜まったり油汚れがつくこともほとんどありません。
②鍋やボウルはむやみに重ねない
シンク下に鍋やボウルを重ねて収納し、料理の度に毎回上の鍋をよけて出し入れしていませんか? ちょっとしたことですが、この小さなストレスをなくすことが重要です。
収納スペースとの兼ね合いもありますが、使用頻度の高い鍋やボウルはなるべく重ねず、スペースに余裕を持たせておきましょう。ファイルボックスなどを使うと、それぞれを立てて収納することができます。そのため、すぐに取り出すことができ、ストレスがありません。
逆に、使用頻度の低いものは、あえて重ねて省スペースにするとよいでしょう。
特に、大→小に重ねてセットになっているボウルなどは、要注意! それ、本当に全部使っていますか? セットだからと全て重ねてしまうと、知らないうちに使いにくくなっている可能性があります。
③キッチンの動線を意識する
いつも使うものなのに、キッチンのあちこちから集めてきて使っていたり、毎回探しているとしたら、動線にあった収納になっていないのかもしれません。
「調味料用の引き出しだから」など、安易に固定してしまうのではなく、自分が使うときの動きを考えて、出し入れしやすい場所によく使うものを収納するようにしましょう。
「どこにあったら楽?」と考えてみると、おのずと収納すべき場所が見えてきます。
④調味料などの詰め替えは要注意
【片付いた使いやすいキッチン】と聞くと、ほとんどものを置かず、置いてある調味料などは揃いの容器に詰め替えられて整然と並んでいる……という状態を思い浮かべる人も多いのでは?
これをキッチン片付けの正解と思ってしまうと、失敗してしまうかもしれません。少なくなったら毎回詰め替えることが苦でなければいいのですが、もし少しでも面倒くさいと思うなら、あなたには合わない方法であることが高いです。
見た目の素敵さだけにとらわれず、自分が無理なく続けていける方法を見つけましょう!
⑤食材のMAX在庫量を意識
片づけたのにすぐにごちゃつくのなら、乾物など食材の「わが家のMAX在庫量」に注目してみてください。
片づけた時にはきちんとキレイに収まっていても、買い物に行って在庫が増えたとき、収める場所がなかったら……つい適当な場所に収納してしまい、すぐに使いにくくなってしまいます。
例えば、飲み物をケース買いすることがあるならば、その分の収納スペースを確保しておくことが必要です。カゴなどの入れ物に収納する場合も、現在の量ではなくMAX量が収まる大きさのものを選びます。
自分では買わないけれど、よく実家から送られてくるものがある場合も気を付けて。
まとめ
「片付けて素敵なキッチンに!」をつい目指したくなりますが、まずはキッチンの中の小さなストレスを一つずづ解消することからはじめましょう。「出しにくくてイラッ」「引っかかってイラッ」は見直しのチャンスです。
キッチン全部を片づけようと思うと、かえって進まないことも。まずは、ツールやカトラリーの引き出し一段からはじめてみてくださいね。