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2018年10月12日 19:00 更新

実母・義母・私のタイプ別! 砂糖と塩の収納方法

インスタグラムや雑誌に出てくるキッチンたちはとっても素敵ですよね。それを真似したのに、なんだか使いにくい……なんだかうまく管理できない……そう思っているとしたら、もしかしたら自分に合うやり方ではないのかも? そこで参考になればと、今回は、実母・義母・私のタイプ別に、砂糖と塩の収納方法をお伝えします。

こんにちは、ライフオーガナイザー®の片元友紀です。

インスタグラムや雑誌に出てくる素敵なキッチン。調味料の収納、それこそよく使う砂糖や塩の収納ひとつとっても、うっとりするようなものが多いですよね。

普段手に取る機会が多いだけに、うっとりする見た目だとテンションも上がるはず! とやってみたけれど、「あれ、なんだか前より使いにくい?」「なんかお料理に手間取る気がする?」なんて思っちゃうなら黄信号です!!

もしかしたら、もう一度収納を見直すチャンスかもしれませんよ。

今回は全くタイプの違う3人のオンナたちの収納をご紹介。現在お困りの方の現状を打破するきっかけになれば幸いです。

砂糖と塩の収納について、まずは一度考えてみたいこと

Lazy dummy

どんな場所で使いますか?

砂糖や塩を調理中だけではなく、食卓でも味の調整役として使うとしたら、きっとまた収納や配置計画は変わります。

調理に使っているものをそのまま持っていく場合は、食卓から近い場所に置くか、調理中に使う砂糖・塩の容器には取っ手が付いているものを選んだ方が持ち運びしやすいかもしれません。

反対に食卓には専用のものを使う場合、調理中に使う容器や収納場所に関しては料理をする人だけが理解できていればいいです。しかし、食卓に置くものは家族みんながわかりやすい容器・収納場所にしなければなりません。

【家族みんながわかっている】という目安は、「ママ、どこにある?」と聞かれないこと。この質問が出てくるということは、当たり前ですが、家族が置き場所を理解していないということになりますね。

何を優先順位としますか?

砂糖と塩、というかなり家庭感が出るものであるがゆえに、お片づけサポートをさせていただいていても、クライアント様によって収納方法は優先順位が明確に分かれます。

・どこから見ても見えない方がいい?
・使い勝手良く、コンロの近くがいい?
・熱や防虫も考えて、しまいこんで使いたい?
・お気に入りの容器があるから、それを絶対使いたい?

などなど、砂糖と塩の収納を考える上で、何を一番優先するのかを決めることが、とっても大切になってきます。ここが決まれば、容器・収納方法は自然と決まっていきますよ。

実母・義母・私のタイプ別! 砂糖と塩のリアルな収納事情

Lazy dummy

きちんと並んでいる陳列が好きな実母の場合

実母はしっかり文字を読みこんだり、同じものが並んでいることが好きなタイプ。塩と砂糖を間違えるなんて、ないと思っています(笑)。行動はざっくりしていますが、ルールを決められれば従うことができます。

そして実母は身長が高く160cm以上あるので、背の高いところも悠々と届きます。そんな実母の砂糖と塩の収納場所はこちら。

防虫の観点からも「見えっぱなしなのは嫌だ」という実母は、扉の付いている吊り戸棚の中に入れています。ちなみに私が物心ついてからの記憶だと、場所が変わったことはありません。つまり30年以上(むしろもっと?)ずっと同じ場所だし、同じ容器(苦笑)。

見ていただいたら分かりますが、遠目に見てみると3つ並んでいる中身はほぼ同じに見えます。砂糖も、塩も、ついでに小麦粉も全部真っ白。

そのため、実母の判別ポイントはどこかというと、ラベルの「文字」です。「文字」でしっかり判別でき、なおかつ3つ同じ容器が揃っているというすっきり感。

そして容器自体が木枠で囲まれており、容器がガタガタに並んでいたり、蓋が開けっぱなしになっていたりすることがなく、いつでもこの状態を保てるようになっていることが大事なのです。

調味料は使いやすさが優先という義母の場合

なんでも丁寧にこなして暮らしている義母。キッチンアイテムも可愛い見た目が大好きだし、それでテンションが上がるタイプ。お料理もすごく優しくて、繊細な味が私は大好きです。

そしてそんなお料理の仕方だからこそ、調理器具・調味料は手の届くところにすぐある! が優先条件。

ただしネックは、義母の背の低さ。150cmに満たない身長では、実母のように吊り戸棚を有効に使いこなすことはできません。そんな義母の砂糖と塩収納はこちら。

背の低い義母はコンロ横にある飾り棚を、調味料を置くスペースとして使っているのです。二つ並んでいる、白い陶器に木の蓋が付いている容器が、砂糖と塩の収納です。

見た目の可愛さもさることながら、青と赤の線が側面に付いている容器で中身を判別。容器の後ろから見ても、ちらっと見えますよね。そしてそんな義母の一番の優先順位は……

「取りやすさ」です。

小さな体で細々と調理をする義母の最大の優先となるポイントは、小回りのきいたキッチンになっていること! 左手で容器を取り、利き手である右手で砂糖や塩を入れるスタイルが楽チンなのです。

実はこの容器も少し壊れたりしていてだいぶ古いのですが、なかなか義母の納得できる容器に巡り合えず、まだ使い続けているそうです。

面倒くさがりさん! 夫婦ともにキッチンに立つ私の場合

実母のように文字認識が得意じゃない私は、実家で何度砂糖と塩を間違えて手に取ったかわかりません。蓋を開けて粒を見た時になんだか違う! と判別できたことでことなきは得ましたが、実家の収納は全く私仕様ではありません(笑)。

さらにわが家では、夫がキッチンに立つことがあるため、二人が共通で認識を持てるようにしてあります。

まずは、吊り戸棚の中に入れてしまうと私も夫も取り出すのが面倒なので、コンロのすぐそばに配置。

食卓で使うことはないので、「とにかく調理の時に手間がない」というのが、面倒くさがりの私と理論的な夫の共通での優先順位となっています。

肝心の容器はこちら。

結婚当初(10年以上前)に100円ショップで買ったもので、使いやすくてずっとこれです。一度も変えたことはありません。

夫は文字が読める、文字で判別するタイプ。この『SALT』と『SUGAR』の文字もきちんと読めることでしょう。だけれども、私は読めない。というか読まない(苦笑)。極端に文字認識をしないために、この英字は夫用の飾りです。

ちなみに私の判別ポイントは、『色』です。砂糖と塩の色が違っている、ということで中身を判別しています。

そしてこの容器にはもう一つあって、中身が見えていること! そしてわざわざスプーンを白ではなく、黄色のものを使っています。

こうすると、スプーンが見えてくる=黄色い色が目立ってくることで中身の少なさを認識し、ストックをそろそろ買っておかなきゃなーという行動につながってくるのです。

まとめ

考え方も優先順位もバラバラな3人のオンナたちの砂糖と塩の収納をご紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか?

もし今の収納でちょっとうまくいかない部分があるならば、実母・義母・私の3タイプに照らし合わせて、私はどんなタイプなんだろうなー? と考えてみるのも面白いかもしれません。そしてご自身に合う収納方法を見つけてみてくださいね。

よく使う調味料だからこそ、あなたにぴったり合った収納になった時の嬉しさは格別のハズ! この記事が参考になれば嬉しいです♪

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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