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2018年10月16日 16:30 更新

【実例】フライパン・お鍋の“シンプルゆったり収納”って?

みなさんはフライパン・お鍋っていくつ持っていますか? また、どんな風に収納していますか? 引出しタイプのキッチンと扉開きタイプのキッチンで収納方法は変わってきますが、今回は引出しタイプ・扉開きタイプに共通するフライパン・お鍋の「持ち方」にもフォーカスし、画像付きでわが家の収納例をご紹介いたします。

こんにちは! 福岡でお片付けアドバイスとお片付け講師をしている、ライフオーガナイザーⓇの甲斐祐子です。

家事の中で、一番時間がかかるのが「料理」という方は、多いのではないでしょうか? 私の場合、調理時間・後片付けの時間も含めると、キッチンで過ごす時間は最低でも一日1時間以上、長い時は朝昼晩と合計3時間くらいはキッチンに立っています。

そのため、毎日使うキッチンだからこそ、自分の暮らしに合ったフライパン・お鍋を選び、少しでも効率よく動けるよう動線を意識し、よく使う物を使いやすい位置にゆったり配置しています。

そんなわが家のキッチンのフライパン・お鍋の収納をご紹介します。

収納する上で最初にやるべきポイント

見直しのポイント、まずは持っている物の"持ち方"について考えてみましょう。

フライパン・お鍋を一旦全部出してみて、どんな時に、どのお鍋を使っているかな~? と、考えてみてください。

ご自身の調理パターンや、キッチン内の動線、家族構成など考えてみたときに、適切なサイズや量を所有できていますか? まずは、ここから見直さなければ収納しても調理がスムーズになるとはいえません。

そこが明確化した後に、収納について考えてみましょう。

フライパン・お鍋を、よく使うフライパン・お鍋と、時々使うものを分け、
・よく使うものは重ねずゆったりと
・時々使う物はまとめて少し手の届きにくい場所へ
と、ご自身のキッチンと動線に合わせて配置してください。

では、これらのやり方をもとに、わが家ではどのようなフライパン・お鍋があり、どのような収納を行っているのかについて紹介していきますね。

わが家のフライパン・お鍋の収納法

今、わが家でほぼ毎日フル活用しているフライパンは4つ。お鍋も4つです。特別な収納テクニックはなにもなく、基本的には蓋とセットで、ただゆったり並べています。

フライパンも鍋も、今持っているものを把握した上で、これからの生活で「何に使うか?」「どう使うか?」を考え、「サイズ」や「素材」をしっかり吟味して、購入しました。

こちらが、コンロのすぐ下の引出し収納に入っているフライパン・お鍋です。

毎日使うフライパンとお鍋は、コンロ下の引出しへ

左奥からフライパンを3つと、フライパンの蓋を重ねています。このフライパン3つはそれぞれ、テフロン加工で深いもの・テフロン加工の浅く広いもの・鉄のフライパンです。その手前は、わが家で1番小さい卵焼き用のフライパン! 作る料理や量に合わせて、使い分けています。

フライパンの右側は鋳物ホーロー鍋24cmです。煮物を作る時によく使っています。

卵焼きフライパンの横が、ステンレスの片手鍋で、サイズは外径19.5cm×高さ8.5cmです。これは私が1人暮らしを始めた独身時代から使っていて、今は主にお味噌汁やスープ、汁物を作ることが多いです。お鍋が空いていたら、お野菜を茹でたり、調理下準備にも使っています。

一番右側には、わが家で一番大きなお鍋、外径24.7cm×高さ24.4cmの圧力鍋とガラスの蓋をセットで収納しています。圧力鍋としてはもちろん、野菜を蒸したり、大量の煮物・汁物、カレーもこのお鍋で作ります。

一番小さいお鍋は、ゆで卵を作ったり、野菜や乾物を茹でたり、お弁当作りにも大活躍します。

また、お鍋の右側には、お鍋と一緒に使う鍋敷きやミトン、この引出し横にある食器洗い洗浄機用の洗剤も入れています。

使う場所のすぐ近くにゆったり置くことが、取り出しやすく、かつ片付けやすくするポイントです。

例えば、フライパンは水を入れて調理することは少ないので、シンクから一番遠い場所にしています。お鍋は、場合によっては水を入れて調理することもあるので、フライパンよりシンク寄りに配置しています。

また、さっと取り出せるように、お鍋は重ねていません。

あまり使わない鍋は、少し取り出しにくい場所に重ねてもOK!

あまり使わない鍋が邪魔になり、よく使う鍋が取り出しにくいのはストレスでした。そのため、使用頻度によって完全に引出しを分けています。

先ほどのよく使うお鍋のすぐ下の引出しに、時々使う土鍋の大・小、テフロン加工の片手鍋、圧力鍋の蓋、圧力鍋で蒸かす時のザルを置いています。

こちらの引出しのフライパン・お鍋は週に一回以下しか使ってないので、かがんで取る場所に、多少取りづらさは承知のうえで重ねて、収納スペースを節約しています。

ちなみに、こちらの2軍鍋の左右には、コンロの汚れを拭き取るウエスと、油や酒、お酢など調味料のストックが入っています。

まとめ

キッチンが物で溢れ、使い勝手が悪ければ、さらに時間がかかります。

以前、私が住んでいた家のキッチンは扉開きタイプでした。その時は、あまりスペースがなかったこともあり、空間を仕切るコの字ラックなどを活用。それを使って棚を作り、上下に少し重ねてフライパンやお鍋を置いていました。さらに、フライパンはファイルボックスで仕切って、立てて収納している時期もありましたが、広いスペースが必要となり、今のお家には合わず……。

キッチンの収納スペース、モノの数など、人によってキッチンのベスト収納は異なります。そのため、今あるモノ、キッチン、そこで行う動作をしっかり把握し、ご自身にとって使い勝手の良い方法を見つけてくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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