お風呂場の手強いカビをラクに退治! 3つの掃除の裏技
湿気が高くなりがちなお風呂場は、カビにとって好都合な環境。ちょっと油断するとたちまち繁殖してしまうから困ったものです。そこで今回は、お風呂場のカビを手軽に落とす裏技を伝授。便利グッズを使った掃除の方法や頑固なカビの対処法、漂白剤を使わないカビ退治などについてご紹介します。
お風呂場のカビ取りを「ラクに」する裏技
スティックブラシが便利
お風呂場の天井や壁など、手が届きにくいところの掃除をラクにしてくれるのが、スティックブラシです。長いスティックの先にスポンジが付いていて、高いところに繁殖したカビも簡単にこすって落とすことができます。
スクイージーが付属しているスティックブラシもあり、仕上げに水を切るのも簡単。直接触らずにスポンジを絞ることができるように工夫されたものもあります。
スティックブラシを使ったカビ取り方法
スティックブラシがあれば、高い位置でも離れたところから掃除することが可能です。脚立などの足場が不要で、しかも間近でゴシゴシする必要がないから、顔や体に液だれする心配もありません。刺激が強い塩素系のカビ取り剤であっても、距離を取れるので比較的安心して使用することができます。スティックブラシのブラシ部分に塩素系のカビ取り剤をスプレーして、カビが繁殖した部分を直接こすればOKです。
塩素系のカビ取り剤を使いたくない場合は、スティックの先にメラミンスポンジが付いたものを使うのがおすすめ。軽度のカビであれば、水を付けてこするだけでキレイに除去することができますよ。
カビ予防も一緒に
スティックブラシは、カビを予防するのにも使えます。塩素系のカビ取り剤やメラミンスポンジでカビをキレイにしたあと、スポンジをよく洗ってからアルコール消毒剤を染み込ませます。お風呂場の天井や壁をくまなく拭いて仕上げれば、カビが繁殖しにくくなりますよ。
お風呂場の「手強いカビ」を取る裏技
漂白剤×片栗粉のペーストを作ろう
頑固なカビには、漂白剤を使うのが有効です。ところが、漂白剤は液体ですから、使っているそばから流れ出してしまいます。カビを落とすには、繁殖しているところに漂白剤をとどまらせて分解する必要があるので、とくに天井や壁の掃除には向いていません。
そこでおすすめなのが、片栗粉を使ってペースト状にする方法です。
・塩素系漂白剤
・片栗粉
・洗面器
・手袋
1. 洗面器に、塩素系漂白剤と片栗粉を同量入れる。
2. 手袋をはめた手で、よく混ぜあわせペースト状にする。
作業の際は、必ず室内を換気してください。
ペーストを使ったカビ取り方法
漂白剤×片栗粉ペーストの使い方は、以下の通りです。
1. 漂白剤×片栗粉ペーストを頑固なカビに直接手で塗っていく。
2. そのまま5分ほど放っておいて、漂白剤がカビに浸透するのを待つ。
3. お湯のシャワーで洗い流す。
漂白剤×片栗粉ペーストを長いあいだ、ゴムパッキンに塗ったままにして放置すると、劣化してしまうので注意してください。作業の際は室内の換気をお忘れなく。
「漂白剤なし」でお風呂場のカビを取る裏技
重曹×クエン酸のあわせ技って?
漂白剤のように、刺激が強いものを使うのがはばかられるという方には、重曹×クエン酸の合わせ技がおすすめです。重曹とクエン酸はどちらも掃除でよく使われるものですが、この二つを混ぜると泡が発生します。
この泡の正体は炭酸ガス。つまり二酸化炭素です。アルカリ性である重曹と酸性であるクエン酸が混ざることで起きる中和反応として発生します。
重曹とクエン酸が化学反応を起こすことで、洗浄効果が向上します。
重曹×クエン酸を使ったカビ取り方法
重曹とクエン酸をそれぞれカビにしっかり浸透させるには、まず重曹ペーストをカビに塗布し、そのうえにクエン酸水をスプレーするのがよいでしょう。
重曹ペーストの作り方は、適量の重曹に少しずつ水を加えながらペースト状になるまで混ぜればOK。クエン酸水は、水200mlに小さじ1杯のクエン酸を入れてよくかき混ぜ、スプレーボトルに移し変えておきましょう。
カビに重曹ペーストを塗り、クエン酸水スプレーを吹きかけたら、キッチンラップをかけます。そのまま1時間ほどおいたあと、使い古した歯ブラシでこすってください。お湯で洗い流したら完了です。
まとめ
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