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2019年02月17日 22:00 更新

ペットを飼っている家の害虫駆除は要注意! どんなものを使えばいい?

ドラッグストアにたくさん並んでいる殺虫剤や害虫駆除剤。けれど、ペットを飼っているご家庭では、「このまま使用していいのか」「ペットに害はないのか」「万が一、駆除剤をペットが食べてしまったらどうしよう……」と心配になってしまいますよね。そこで今回は、ペットを飼っているご家庭での害虫駆除のポイントについてご紹介します。

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害虫駆除の薬はペットに有害?

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害虫駆除の薬は大きく分けて「殺虫剤スプレー」「毒餌タイプ」「粘着罠タイプ」の3種類があります。市販の害虫駆除の薬は、人体や周辺環境に害が出ないよう、有効成分も少ない分量で作られていますが、ペットがいるご家庭の場合、使用に注意すべきものもいくつかあります。

殺虫剤

殺虫剤スプレーには、ピレスロイドという成分が配合されています。虫の殺傷能力が強く即効性もある一方、人体や哺乳類への影響はほとんどないといわれています。しかし、昆虫類や、魚類、爬虫類には毒性があるとのことなので、金魚などを飼育している方は、噴射するときには水槽に入らないように気を付ける必要がありますね。

ゴキブリ用毒入り餌

ゴキブリにペイト剤(毒餌)を食べさせる設置タイプの駆除剤。その毒餌を食べたゴキブリを、仲間がさらに食べることにより連鎖的に仲間のゴキブリもまとめて駆除することができるというもの。潜んでいるゴキブリもまとめて駆除できるという人気の駆除剤です。

この毒剤にはホウ酸やフィプロニル、ヒドラメチルノンなどの成分が配合されていますが、なかでも注意が必要なのが「ホウ酸」です。ホウ酸は飲み込んでしてしまうと、嘔吐や下痢などの中毒症状を引き起こし、最悪の場合は死に至る危険性があるため、誤飲には非常に注意が必要です。そのため、ペットや小さなお子さんがいるご家庭では使用を控えたほうがいいでしょう。

ゴキブリ用粘着罠

粘着シートなどのトラップに引っ掛けてゴキブリを捕まえるタイプの駆除剤ですが、ハムスターなど小型ペットを飼っている場合、散歩時などにその粘着罠に引っかかってしまう可能性があります。この粘着罠はなかなか頑固で一度はまってしまったら取れないため、使用は避けたほうが無難でしょう。

ペットにも安心! 薬を使わない害虫駆除の方法

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害虫駆除商品をペットがいるご家庭で使うデメリットをご紹介してきましたが、「そうすると市販の駆除剤は何も使えないのでは?」なんて思ってしまいますよね。しかし、ペットや赤ちゃんがいるご家庭でも使える害虫駆除のアイテムも、数自体は少ないですがいくつかあります。

冷却式スプレー

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市販の殺虫剤の中でオススメなのが、ゴキブリなどの害虫を急速冷凍させ、駆除するタイプの殺虫スプレー。前半で紹介していた有効成分を配合しておらず、冷凍成分で凍らすだけのため、成分による害が出ないところが嬉しいですね。

写真で紹介している「フマキラー ゴキブリスプレー 超凍止ジェット 除菌プラス 230ml」は、冷凍だけでなく、ゴキブリがいた箇所の除菌もできるという優れもの! 凍らしたゴキブリをペットが間違えて咥えないよう、凍らせたらすぐに処分するようにしましょう。

熱湯

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自宅にあるものですぐ使えるのが「熱湯」。上から熱湯を振りかけることによって、ゴキブリなどの害虫を駆除することができます。熱湯で駆除するときには、やけどに十分気を付けましょう。

ハーブやアロマ

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ハーブやアロマ(ここでいうアロマとは合成のものでなく天然のもの)も、香りの中には防虫効果を発揮するものがあります。例えば、レモングラス、ペパーミント、ラベンダー、ゼラニウム、ティートリー、タイムなど……。いい香りもして防虫効果もあるのは嬉しいですよね! 100均などで手に入るお茶パックにハーブを入れて、ゴキブリが好みそうな場所にいくつか置いておいたり、アロマを炊いておくだけでも効果が期待できます。

しかし、猫を飼っているご家庭にはハーブを使うのは避けましょう。猫はハーブなどの植物性の毒素を自力で排出できないため、ストレスになるだけでなく体にも悪影響があります。

まとめ

ペットや小さい赤ちゃんがいるご家庭では注意が必要な害虫駆除剤。使えるものを吟味して、ペットや子どもにストレスがかからないよう、うまく使い分けてくださいね。また、殺虫剤を使わない駆除方法も覚えておきましょう。

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