高圧洗浄機は力いらずで掃除が楽って本当? 実際に使ってみた!
水の力であっという間に汚れを落としてしまう高圧洗浄機。とっても便利そうだけど、本当にTVで宣伝しているように汚れは落ちるの? そのメリット・デメリットは? そんな疑問の答えが見つかるよう、実際に高圧洗浄機を使ってみた感想をレポートします。
※記事内の商品を購入した場合、売上の一部がマイナビウーマンに還元されることがあります。
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
「この汚れ、落としたいけど難しい!」……特に屋外や大きなもの、届かない場所だとお掃除しようと思ってもできないことがありますよね。そんな時にとっても便利なのが高圧洗浄機です。
よくTVで宣伝しているのを見かけますが、「本当にあんなに威力を発揮するの?」と思い、購入まで踏み切れない方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
「こんな時に使ったら便利」とか「ここはちょっと大変」など、実際に使用している実感も含めて、高圧洗浄機のメリット・デメリットを丸ごとお伝えしたいと思います。
高圧洗浄機ってなに?
高圧洗浄機は、高圧の水を噴射して汚れを落とす機械です。電気式とガソリンエンジン式とがありますが、家庭用のものは、ほとんどが電気式。ガソリンエンジン式は、パワーがあり業務用のものが多いようです。
1950年にヨーロッパで初めてとなる高温高圧洗浄機を、ケルヒャー社が開発し特許を取って以来、今現在もこの分野でトップシェアを誇っています。
高圧洗浄機はどんなものに使えるの?
そんな高圧洗浄機ですが、まだ一般的な知名度は低く、普及度はそこまで高くありません。実際どんなものに、どんな場所に、どんな風に使えるの? ということが見えてこないと、使ってみたい! とは思えないのではないでしょうか。
いろいろな使い方ができますが、まずは代表的な用途を挙げてみましょう。
洗車
車は雨風に当たるものなのですぐに汚れてしまい、洗車にはかなりの労力を要します。車体はもちろん、タイヤまできれいにするには本当に大変……。そのため、車の洗車に高圧洗浄機を活用している人も多いようです。水圧で細かな隙間やでこぼこした箇所も洗い流してくれるのでとっても楽!
ウッドデッキ・ベランダ
ウッドデッキやベランダでも大活躍します。やはり雨風に当たるので、汚れや砂で黒ずんできてしまうことも。そんな汚れは高圧で勢いよく吹き飛ばし、一気に落としてしまいましょう。デッキブラシでこするのはかなりの重労働ですが、高圧洗浄機だと汚れにあてるだけできれいになります。新品で購入したときの色が出てきて、ほんとに気持ちいいです。
外壁・塀・フェンス
ウッドデッキやベランダよりも、さらに汚れを落とすのが難しい外壁やフェンスなど、高さがあって立っているもの。壁をこするには力を入れにくく、掃除後はとても疲弊します。それでも、低い場所なら何とかこすることもできますが、高い場所だと手も届きません。そんな時は高圧洗浄機でプシューっと水をかければOK。
庭・駐車場
庭や駐車場もいつも見慣れているとわからなくなりますが、汚れが蓄積しています。コンクリートやレンガ、タイルなど高圧洗浄機で洗い流すと、こんな色だったのね! とびっくりすること間違いなし。
窓・網戸
窓や網戸の汚れが気になること、ありませんか? キレイになると、一段も二段も部屋が明るく感じます。わかっていても、なかなか取り掛かることができないのもこの場所! 内側も大変ですが、外側の窓や網戸は部屋の中から拭こうとしても手が届かない箇所があって拭き残してしまったり、拭いた跡がかえって汚く見えたりします。サッシの部分には砂やほこりもたまって、汚れを取り切るのは難しく諦めてしまうことも……。
高圧洗浄機なら、手の届かない場所も一気に汚れを落としてくれ、隅にたまった砂も洗い流してくれます。拭きにくくて面倒な網戸もいっぺんにきれいになりますよ。
お風呂
水で洗い流すため、屋外での活躍が多い高圧洗浄機ですが、屋内ではお風呂で力を発揮します。カビや水垢など短時間でスッキリ!
使ってみてわかった! 高圧洗浄機のメリット&デメリット
どんな場所にどんな風に使うのか、具体的にイメージできましたか? では次に、私が使用してみて感じたメリット&デメリットをまとめました。購入するときの参考にしてくださいね。
高圧洗浄機のメリット
・掃除の時短
・労力の大幅な減少(とにかく楽です!)
・よく落ちる(人力では落としきれそうもない汚れがきれいになります)
・水だけで洗い流すのでエコで環境にやさしい(洗剤も使うこともありますが)
・意外と節水(ホースで洗い流すよりも早いので無駄がなく、結果的に節水に)
・手が届かない場所にも使える
・細かい凸凹や隅の汚れ、隙間までもキレイにする
形が自由自在な水だからこそのメリットがたくさんあります。何より一番のメリットは、本来ものすごく労力を必要とする汚れ落としが、さほど力もいらずに簡単にすぐに落とせること! 力の弱い女性でもここまできれいにできるの!? と感激できます。
高圧洗浄機のデメリット
・音が大きい
・水源・電源が必要
・出し入れが面倒
・重い
・強さの調整が難しく、やさしく洗えない
・水源・電源から距離がある場所には届かない
・保管場所が必要
などのデメリットがあります。このデメリットについては、解決できるよう考慮した製品も続々と登場しているようです。また、自分が使いたい用途によっては問題ないことも。どんな場所を掃除したいのかを踏まえて、対応した製品を選ぶことが重要でしょう。
高圧洗浄機を購入するときの注意点
メリット・デメリットとは違いますが、購入時に気を付けたい注意事項があります。
高圧洗浄機は地域によって周波数が異なるため、必ずお住まいの地域に合ったものを使う必要があります。周波数が「50Hz専用(東日本)」と「60Hz専用(西日本)」に分かれているものと、どちらの地域でも使用可能な「50Hz/60Hz共用」機種があるので、間違えないようにしてくださいね。
東西を横断しての転勤が多い方などは、共有のものを選んだほうがよさそうです。ただし、その分、機能性やコスパ面に影響してくることも。
おすすめの高圧洗浄機
ケルヒャー 高圧洗浄機 K 2 クラシック
¥9,790
初心者向けの高圧洗浄機です。軽量・コンパクトタイプなので、女性でも扱いやすくなっています。コンパクトな分、出し入れが楽にできて、保管場所もあまりとりません。
ケルヒャー 高圧洗浄機 サイレント
¥23,997
こちらはたくさんのノズルやブラシがセットになって、多くの用途で使えるキット。水冷式静音タイプなので、音が小さく隣近所に気兼ねなく使えます。
ケルヒャー マルチクリーナー
¥19,800
2018年発売のマルチクリーナーは高圧洗浄機ではありませんが、水道の約2倍の低圧で洗浄できます。給水タンク一体型のバッテリー式洗浄機なので、水源や電源を確保するのが難しい場所でも使うことが可能。外出先や優しく洗いたいものに使えるので、高圧洗浄機と共に常備しておくと便利ですね。
実際に高圧洗浄機を使用した感想
我が家の高圧洗浄機もケルヒャー社の製品です。ずいぶん古い機種で、もう販売されていませんが、今でも現役!
水栓につなげ、電源は家の中から取っています。外壁の塗り直しの際にウッドデッキが邪魔なので、ばらして置いておいたのですが、組み立て直す前に木がかなり汚れてしまったので洗浄することに。
塗装の塗り直しが必要な状態なので色がまばらですが、表面の汚れはあっという間に取れました。これをデッキブラシで磨いたら、絶対筋肉痛になっていたと思います(笑)。
こちらはもっとはっきりわかります。コンクリートや石畳は、高圧洗浄機が特に得意とするもの。
プシューっとかけると、みるみる色が変わってきます!
本来の色は、こんな色だったのね~! とびっくり。面白いように汚れが取れてくるので、達成感もありますよ(笑)。
ただ……水が勢いよく出ているので、足元は濡れます。長靴をはくとか、サンダルをはくとかした方がいいかもしれませんね。
窓や網戸を洗い流すのは本当に楽です。手で拭くのは大変なので、年末の大掃除では高圧洗浄機に頑張ってもらわないと終わりません。毎日毎日使うものではありませんが、あるととっても便利なのが高圧洗浄機です。
まとめ
高圧の水で汚れを洗い流す高圧洗浄機。メリット・デメリットを知って、自分に合った機種を選ぶことが大切です。労力や時間の短縮ができ、実は節水できてお財布にも優しいので、もっと簡単に楽に汚れを落としたいと思われている方は、試してみてはどうでしょう。
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