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2018年12月22日 20:30 更新

こたつの電気代を調査! もっと節約するための工夫とは

こたつは電気代が安いことで知られていますが、実はさらに電気代を節約する方法があるのをご存知ですか? 今回はこたつの電気代の目安を、他の暖房器具と比べて解説。電気代をよりいっそう節約する方法とあわせてご紹介します。

こたつの電気代ってどれくらい?

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こたつの電気代の目安

こたつは、熱源として電気ヒーターを使用します。電気ヒーターは、スイッチを入れた途端に暖かくなるかわりに電気代が高いイメージがありますが、敷布団や掛布団などを使えば密封度の高い空間を作り出すことができます。そのため、こたつは暖房効率がとてもよく、他の暖房器具と比べても電気代が安いのが大きな特徴といえるでしょう。

メーカーカタログを見ると、こたつの消費電力は、4人以上で使える大型タイプで500~600Wが一般的です。思ったより高く感じますが、実はこれは電源を入れてからこたつ内が設定した温度になるまでの消費電力を指しています。一定温度に達した後は、それほどの電力を必要としませんから、実際には「弱」設定で100W、「強」設定でも200Wから300Wほどといったところ。仮に、1kWh当たりの電気代を25円とした場合、「強」設定で使用したとしても200Wで、1時間当たりの電気代はおよそ5.0円ということになります。

他の暖房器具と比べてみると?

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他の暖房器具と比べると、いかにこたつの電気代が安く省エネであるかがわかります。

エアコン

7畳から10畳向けのエアコンので暖房を使用すると、1時間当たりの消費電力量はおよそ602kWh。1kWh当たりの電気代を25円とした場合、約15円になります。こたつの消費電力量の3倍ということになりますね。

ホットカーペット

ホットカーペットは、部屋全体を暖かくするのには不向きですが、体が直接触れている部分を暖かくするには十分です。安全性が高いこともあり取り入れやすい暖房器具の一つですが、一般に電気代が高いのが特徴。例えば、あるメーカーカタログによると、3畳用で消費電力量は450W。つまり、1時間当たりの消費電力量は450Wとなり、1kWh当たりの電気代を25円とした場合の電気代は、およそ11.25円となります。こたつの消費電力量の2倍強といったところですね。

こたつは他の暖房器具がなくとも暖をとることができますが、ホットカーペットは布団をかけるなどしない限り、エアコン併用などほかの暖房器具が必須。そう考えると、いかにこたつの暖房効率がよいかがわかりますね。

こたつの電気代をもっと節約するには?

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断熱シートを敷く

電気代が安いこたつですが、こたつの保温力をアップすれば、さらに電気代を節約することができます。こたつは一般的に敷布団の上に設置しますが、とくにフローリングのお部屋の場合は多くの熱を床下に逃してしまうことにもなりかねません。そこで、敷布団の下に断熱シートを重ねて、こたつの保温力を大幅にアップさせましょう。断熱シートは熱を逃しにくくするだけでなく、床下から冷気が侵入するのを防ぐ作用もあります。

サーモスタット機能が付いたこたつを選ぶ

サーモスタット機能が付いたものを選ぶのも、電気代を安くするのに役立ちます。サーモスタット機能とは、いわゆる温度制御装置のこと。温度がある一定の高さに達すると一時的に電気を切り、こたつ内の気温が下がると自動で電源を入れるという具合に温度調節してくれます。

人が温度を調整しようとすると、必要以上に温度が下がってしまい適温に戻すのに大きな電力が必要になるなど、電気代が高くなってしまう傾向があります。サーモスタット機能で自動設定をしておけば、つけっぱなしにしておいても快適かつ安い電気代で過ごすことができるでしょう。

こたつの設定温度を見直す

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設定温度も見直してみましょう。こたつだけではなく、暖房器具の多くは温度を調節することによって電気代をある程度コントロールすることができます。こたつの場合、温度設定を「中」「弱」に下げることで、消費電力を削減することができるのです。

例えば「強」設定だと200~300Wほど消費電力がかかりますが、「弱」設定にすると100Wに。消費電力を半分から3分の1にまでおさえることができます。

まとめ

電源を入れるとすぐに暖かくなり、暖房効率がよく、電気代も安いこたつ。家族団らんの時間を過ごせる、まさにいいことずくめの暖房器具です。ぜひ使い方を工夫して電気代をさらに節約しながら、冬の快適な室内環境作りにお役立てください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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